
倍率10倍とも言われた今年の東京マラソンに6年ぶり、2度目の参戦をしてきました。
前回は序盤で実力以上に飛ばし過ぎ+練習不足がたたって、ほとんど徒歩となった結果、ネットで6時間51分という関門ギリギリの中での完走だった屈辱を果たすリベンジなだけに、今回は気合が入ります。
今年から東京オリンピックを見越してか? 新コースへと改められ歓迎ムードの中、
私はどうも半信半疑のままでの参戦だけれども、どうなることやら?
さて、当日朝、午前6時に自宅を出てユーノス500を飛ばし、
ゴール近くの汐留の駐車場に止め、そこからは地下鉄でスタート地点の新宿を目指します。
午前7時半過ぎ、新宿の定められたゲート2へ到着(画像)。
ゲートは6か所もあるのに、ここだけでも人がごった返しています(^_^;
人をかき分けながら、なんとか着替えと支度をするスペースを見つけ、
8時30分までに荷物を預け、相変わらず出走前は慌ただしいです。
スタートブロックは、申し込み時の自己申告のゴール予測タイムを基準に
A〜Lまでの12ブロックが指定されるのですが、私はその中の一番最後のLブロック。
道路上の整列では足りず、Lブロックは公園内での待機からのスタートとなりました。
少々過少申告をしてしまったことが悔やまれます。。。
で、6年ぶりに参加しても相変わらず改善されてないなぁ…というのがトイレ問題。
3万6000人全員が…とは言わなくても、その大半が一斉にトイレに並ぶんですが、
ある程度は仕方がないとはいえ、あまりにも数が少な過ぎます。
私も並んでいたら結局、40分近く待たされるハメに。
ちなみにトイレはここだけではなくアチコチ設置はされているのに、
スタートブロックLの方々のだけで、このありさまです。
私が用を足し終えた時にはすでに、9時5分の車いすマラソンの部が
スタートしている時間になっていたほどです。
さぁ整列するかと振り返ると、後ろにはまだまだトイレ待ちの方々がこんなに…。
あと5分でスタートだというのにこの光景。。。
まぁ、最後尾くらいになると、実際には都庁前のスタートラインにたどり着くまで
20分は時間がかかるので、出遅れにはならないけれど、
それにしたってこれは明らかに少ない! この倍は設置する必要があると思います。
予想通りトップ選手のスタートから約20分後の9時30分過ぎ、
ようやく後続中の後続の選手が都庁前のスタート地点にたどり着き通過。
なんだか最近世間を賑わす都知事のオバさんが手を振る中だけれど、
大して興味がないのでロクに見ずに通過(^_^;
前回は初参戦ということもありペース配分もクソもなく、
序盤から飛ばし過ぎが祟り、15km地点ですでにバテる⁉︎
という大失敗をした反省を生かし、長丁場を乗り切るには
ペースを相当抑えたキロ7分前後をキープして淡々と走ることに。
スローペースだから結構抜かれたりはするけれど、
止まらず最後まで淡々と一定に走ることを考えれば、これくらいがちょうど良いかと。
5km地点通過中、早くもナゼか2名ほど、ぶっ倒れているランナーの姿が…。
いくらなんでも早過ぎやしないかい??? とか思いつつ、
神田、日本橋エリアを順調に通過。
途中、10km地点にたどり着いた頃には早くも対向車線側には
これから向かおうとしている浅草寺、門前仲町を折り返し
すでに28km地点をトップランナー達が続々駆け抜けていきます。。。
その中に猫ひろしの姿もあって、
実力の差をまざまざと見せつけられた瞬間です(^_^;
まぁ、そんなこんなで15km地点の浅草寺の雷門が見えたころには
スプリットタイムで2時間15分が経過。
はい、この頃トップランナー達はとっくにゴールしてる頃でした(^_^;
で、ここからが長いんですよ。。。
この墨田区、江東区の16〜25kmまでの門前仲町を折り返す下町区間、
個人的には景色がとても退屈でつまらないのです。。。
前回走った時も銀座を過ぎて浅草寺まで台東区の区間がとても退屈だったのだけれど、
やっぱり今回も同じで、下町の風景を見てもなぁ…てな具合。
コース自体もとても単調で長く、何より道幅が狭くて圧迫感があり、
気分的にもどうも好きになれない区間です。
退屈な区間を過ぎて銀座エリアへと戻るとやっと道幅が広がり、
いかにも東京! という街並みになると気分が晴れていいものです。
という悠長なことを言ってられないのが有楽町マリオンを通過した30km地点。
長距離ジョグの練習でも30kmまでしか経験していないので、これから先は未知の領域…。
やはり練習以上の距離に入ると、太ももが強く張る症状が現れ、
ヘタをすると足が釣ってしまいそう。。。そんなワケで徐々にペースダウン。
少しペースを落として意図的に太ももを上げるストレッチをしつつ、
ちょっと回復をすればペースを上げての繰り返しになってきます。
そしてようやく35km弱の品川の折り返し地点を通過。
残りあと6kmという終わりが見え始めたことでランナーズハイなのか⁉︎
ラストスパートをかけたはいいものの、
ちょっとばかりタイミングが早すぎて途中失速もありつつ(^_^;
そしてゴール‼︎ タイムはグロスで5時間14分38秒(暫定値)。
目標タイム5時間切りは次回への課題となりました。
さて、ここまではテレビ中継などでご存知かもしれませんが、
競技は終わっても、東京マラソンはまだ終わってないんですよ。。。
42.195km散々走ってきても、ゴール後は、まだまだ歩かされたのです。。。
どんなルートを辿ったか? は↑の画像の赤いラインの通り…。
あらかじめ、ゴール後は日比谷公園内に誘導されると聞いてはいたけれど、
その時点で遠すぎるだろ! と思っておりましたが。。。
で、実際歩かされて公園までたどり着くと、この時点で距離はすでに1.2km。。。
で、公園内に入って荷物を受け取った後も順路が決められており、
そう簡単に出ることができず延々公園内をグルグル回される始末。。。
やっと出られた時にはゴール後から約3km弱も歩かされるハメになりました。
これではフルマラソン以上の“45.195km”を走破したようなものです。
で、ようやく日比谷公園を出られたかと思えば、
今度は新橋駅方面へ向かう場合、コース上は競技中だから平面では横切れず、
地下鉄の通路を使って抜けろと…。
散々走った後の階段の上り下りはかなりキツイです。
それに、今回は天気が良く気温が高かったからまだいいものの、
これが雨だったら相当に悲惨だと。
そもそも天気が良くても走った後は体温が下がるので、露天ではとても寒い‼︎
そういう点では以前まではビッグサイト内がゴールだったので、
そのまま遠くまで歩かず室内に入るだけ。もちろん雨天でも心配なし。
何より室内だから空調が効いてて暖かい。この差はとても大きいのです。
ゴール後のホスピタリティという面で見れば、
以前より格段に酷くなったと言えるでしょう。
確かに新コースの方が後半の高低差がなくなり、
終盤のツラさは軽減したので良くなったともいえますが、
個人的には手放しで喜べない一人です。
ゴール後含めて、やっぱり以前のコースの方が好きだなぁと。
来年以降も同じコースになるのでしょうから、
少なくとも散々歩かせたあげく屋外というのは、要改善の重要課題であると思います。
3万6000人を収容するには足りなさそうとはいえ、
東京駅の近くには東京国際フォーラムという立派な施設(↑画像内の黒囲み)
があるのだから、そこを使う手はないのだろうか? と思ってしまいます。
とはいえ、なんとか前回のリベンジが果たせた2回目の東京マラソン、
大幅にタイムアップしてゴールできたので満足感はあります。
5時間が切れていたら文句なしでしたが、それは次回の課題とします。
次、当選して参戦できるのは、いったい何年後になるんでしょうねぇ(^_^