
用事があって山梨県の大月まで往復することになったけれど、折しも帰省ラッシュ真っただ中。
自宅から大月を目指すのであれば、圏央道経由の中央道が一番ラクなルートのハズなんですが…。これがまたボトルネック渋滞が酷くて、ハッキリ言って週末や連休にはまったく使い物にならないルートなんですねぇ。。。
てなワケで、金を払ってまで渋滞してるルートを通るのであれば、下道で行った方がマシてなわけで、自宅から厚木→宮ヶ瀬湖→道志道→山梨県道24号都留道志線→都留→大月という、峠越えルートを使って往復することにしました。
で、混雑状況を鑑みて、ほとんど思いつきとナビとの相談で決めたルート。
道中、ほとんど通ったこともないルートだから、
何があるかも分からず走り出したわけですが、ここで思わぬ看板を発見。
「リニア見学センター」???
あぁ、なあるほど。
ごくごくたまに、中央道の河口湖線を通るたびに
リニア新幹線の実験線が走っていることは分かっていたけれど、
下道を走ってみて見学施設があることを初めて知りました。
というわけで、せっかくだから寄り道することにしました。
な〜んの予備知識も持たずに「どきどきリニア館」に入ると…
ど〜んとリニア試験車両の実車そのものが鎮座しておりました(^^
この迫力に思わず、おー! と言ってしまったけれど、私は鉄ではありません?
つーか、これって鉄という表現は合ってるのでしょうか?(^^;
案内板を見たところ。2003年に世界最高速度、時速581km/hを記録した
「MLX01−2」という車両そのものだそうで、
2011年までこの実験線で活躍していたのだそうです。
リニアの要である磁石もカットモデルが展示されておりました。
左は宮崎の実験線で使われていた「MLU001」の超電導磁石の実物、
右は2005年から山梨の実験線で使われている高温超電導磁石の模型なんだとか。
MLX01−2には中に乗る事もできます。
跳ね上げ式のドアはいかにも試験車両といった雰囲気です。
この施設、JR東海ではなく山梨県が開設する展示館なので、
山梨県におけるリニアの関わりに力を入れた展示物が多かったです。
これはリニア中央新幹線のルート図や断面図を模型で解説しているもので、
ボタンを押すと模型が左右に往復してくれます。
息子くんがこれまた大喜びでナカナカ次にいけず…(^^;
3階はリニア中央新幹線開通後の山梨を舞台にした巨大なジオラマが鎮座しております。
この手のジオラマってよく有りがちな物ですが、
かなりデフォルメしてあることが多いものの、
リニアジオラマは位置関係がバッチリで見入ってしまいました。
ちなみにこの画像の位置は、手前の道路が中央道、富士山に向かっているのが河口湖線。
左中央が大月の街で、左の山の奥には富士急ハイランドもきちんと再現してあり、
なかなか見応えあり。
で、ジオラマをよ〜く見ていたらこんなお茶目な作り込みも(^^
デパート屋上の遊園地らしきクルマの乗り物がホンダS800になっていました(笑)。
他にも事故って横転している車両があったり、 モデラーの遊び心満点でした。
さてぇ。肝心要のリニア新幹線の試験車両が目の前を走る光景が見られる施設なんですが…。
残念ながらお盆中の1週間はなんとお休みで、走行風景は見られませんでした(^^;
こんなところが計画性がない行き当たりバッダリのダメなところです。。。
というわけで、本来であれば、こんな走行風景が見られますよ…的な動画をご覧ください(^^;
リニア新幹線、長らくこの山梨の実験線を踏まえて、
東京〜名古屋間のルートへと“昇格”され、11年後の2027年に開通とされています。
名古屋〜大阪にいたっては29年後の2045年の開通!?
その頃、息子君は30代。私は…やめときましょう(^^;
前倒しで…とは言ってるけれど、私が生きているうちに開通するのでしょうか?(失笑)。
息子君のおみやげは、同じ施設内にある「わくわくやまなし館」の売店で買った
L01の靴下ならぬ、“てちゅした”(笑)。
オトーさんは3足1000円の靴下で頑張ってるのに、
息子君はこの1足で600円もする上等な靴下を履いとります(^^;
実は江の電くつ下なんてのも買い与えていたりするので、
クルマ以外にもなんだか“鉄化”してもいたりします(^^;
息子君の将来はクルマが好きなのか、
はたまた電車が好きになるのかは、まだまだ分からない情勢です?(笑)。