
リフレッシュ整備のために長期入院をしているユーノス500ですが、午前中に東京のMメカから連絡が入りました。
昨日、足回りの組み付けが終わり、外注に出していたアライメントの調整が完了して戻ってきたとのことでした。
で、引き取りに行ってきたMメカ、開口一発「500だいぶイイ感じに仕上がってる
ね~」
という嬉しいヒトコトを言っておりました。
ホッとしたと同時に嬉しかったですね。早く乗ってみたいところであります。
で、Mメカが連絡してきたのは他でもなく、ちょっと報告があってのことでした。
重く口を開いた彼曰く「エアフロとO2センサーがダメになってる…」
いやぁ…参りましたね。
前回のエンジン整備後もアイドリングなどが安定せず、完調とは言えなかったため、
この入院を機にもう一度重点的に観てもらってたんですね。
まずエアフロに関しては、
エアフロの空気流量を測定しているフラップのバネがヘタって反力が弱まり、
正確な流量を計測できていないようなんですね。
つまり、通常よりたくさんフラップが開いているというコトは、
空気が多く入っているコトになるワケで、
実際にドライバーのアクセル開度よりもたくさん空気が入ってしまったため、
常に濃いガソリンを噴射していたのでした。
ちなみに、Kシリーズエンジン全晩にはこのような症状が出るらしく、
距離にして6万km程度で頻発し、新品に交換しているのだとか…。
さて、O2センサーに関してはダイアグをかけたところ、何も応答がなかったそうな。
つまりO2センセー内の白金(ジルコニア素子)が破裂している可能性が…。
これに関しては、以前同じ500乗りの惰眠さんも報告していたし、
私自身もロードスターではありますが、
以前乗っていたNA6のSスペの時にも同じような症状を経験していたのでした。
本来O2センサーは、排気ガスの濃い、薄いを電流の差で判断して
エンジンECUにフィードバックさせて、ガソリン噴射量の補正をするのですが、
その判断ができずフィードバック固定となり、誤判断していたコトになります。
というようなダブルトラブルによって、濃いガスが噴射され続けていたため、
排気ガス濃度も自ずと濃くなるワケで、
7%以上という異常な数値を記録していたようです。
これまで燃費がずいぶんと悪かった、というのもうなずけますが、
徐々に悪化していたコトとはいえ、突然症状が出るワケではないので、
今年4月に構造変更を受けたとき、よくぞ通ったもんだと今さらながらに思うのでした…。
結局このままにしていても仕方ないし、後々の車検にも響いてくるため、
思い切って両方とも新品パーツに交換してみるコトにしました。
これがまた問題なのがパーツ代。分かっちゃいたけどとっても高いんですよ!!
V型エンジンなので、O2センサーは2本必要となり、1本2.5諭吉もします。
エアフローメーターに至っては6諭吉!!
いやぁ、参りましたね。すでに20諭吉を超えるリフレッシュ整備でしたが、
これで30諭吉超は確定となりました…。
ちなみに、今回保険を使ったとはいえ、リアバンパーの塗装と交換していたのですが、
別途20諭吉ほどを保険会社が支払っているワケで、
トータル50諭吉がこのディーラーに落ちたコトになりますねぇ…。
これまでにも4年半の間に500を買った金額以上のお金がかかっているワケで、
この営業所でこれほどまでに修理代につぎ込んだお客は他にはいないよ…
と主治医に言われちゃいました(^^;
これも分かっちゃいたけど、確かにこの4年半でボディや燃料タンクなどを除いて、
元からあるパーツは残っておらず、丸々1台を作り上げてしまったコトになります。
恐ろしいけれども、ヒマを見つけてトータル金額の計算してみようかしら…。
なんだかんだと手間ヒマかかった500、
複雑な気持ちを持ちつつ、明日引き取りに行ってきます…。