
最初のマイナーチェンジを受けたNCが9日に発表されたのは、みなさまご存知の通りです。
詳細は
マツダの公式HPにてご覧いただくとして、これをさかのぼるコト1ヶ月前、清里ミーティングでは欧州仕様ながら、最新のNCの実車を持ち込んでいただけたコトで、参加者の方々に実際に見て、車内に乗り込めるなど、直に触れられる機会に恵まれておりました。
マツダならびに貴島主査からは「12月10日までは内密に…」と念を押されていたのですが(NAVIは当日取材に来ていた&広報部の許可がおりていたので例外)、きのう国内で公式発表となったので、今日やっと解禁となりました。
清里MTGを開催した11月9日は、
すでにパリサロンでマイナーチェンジの公式発表後であったし、
海外サイトなどで情報が流れてはいましたから、
情報に鋭い一般の方々でも承知の事実であったでしょう。
しかし、あれはあくまでもマツダからの広報写真による発表、
そしてショー会場での情報による頃であり、
日本国内ではそれ以上の情報どころか、実車が拝める時期では到底ありませんでした。
今日まで情報規制を設けていたのは主にマスコミへ対する配慮のためで、
一般の方への情報流出を危惧されたコトではありません。
やっと先週になって報道各社向けへの撮影会が終わったばかりだったのですから、
それより先に一般ユーザーへ実車を見せるのは、それ相応の覚悟がいるコトです。
今回の実車の持ち込みおよび、展示につきましては、
主査である貴島さんが直接、上層部にかけあって、
かなりムリにお願いをして実現できたとのことでした。
本当に本当に、ありがとうございました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。
さて、やっと解禁となったので、少しだけネタばらし的にお話しましょう。
すでに初期の段階から広島の某御大様経由で、
チーフデザイナーの中牟田さんがゲストにお招きできるコトにはなっていたのですが、
マツダの協力が得られたコトで話がさらに突如トントン拍子に進み、
主査の貴島さんが都合がつき、お越しになるコトで実車展示に拍車がかかりました。

このマイナーチェンジのNCを持ち込むとの第一報を受けたのが
開催ギリギリの1週間前のコト。
最初のうちは、それこそ完全シャットアウトの囲いなど作るか!?
などとスタッフ側でも、あまりの事態に困惑したトコロでしたが、
フタを開けてみれば広島→名古屋を経由し、
積載車に乗せられて到着したRHT RSの姿にスタッフ一同あぜん(^^;
いくら欧州仕様とはいえ、カバーもかけず素っ裸の状態!?!?!?
こりゃまた、ずいぶんと大胆というか
大らかなトコロはなんともマツダらしいコトではあります!?(^^;
「貴島は分かりにくいところに金をかける」
などと上層部に言われてるようで、その最たるものはこの
「ISE(インダクション・サウンド・エンハンサー」でしょう。
NCマイスターである某開発者の方が、某輸入車で使われているアイデアをヒントに、
プライベート所有のNCに苦労して移植したコトによって、
採用となった経緯があるようです。
よりスポーツカーらしさの演出のためにコダワルところは
なんともマツダらしいし、エンジニア魂そのものと言っていいコトでしょう。
今年の清里MTG開催にあたっては実車の展示以上よりも、
中牟田さんと心行くまでイロイロなお話ができたことが個人的には大収穫でした。
彼とはここ数年、東京モーターショーのマツダブースで、
毎回一緒にお昼ご飯を食べつつ、近況を話すのが恒例となっているのだけれど、
今年は横浜から清里まで3rdに乗って会場入りする機会に恵まれました。
あーだこーだと、それこそかなりのオフレコトークをしつつ、
あまりの楽しさに3時間弱の移動がアッという間に感じたくらいでした。
長い事ロードスターと共に公私ともにイロイロと費やしてきたけれど、
こうした機会があるのは、何事にも代え難い歓びです。
NCのデザインをまとめ上げ、
なおかつ3rdジェネにコダワリまくって仕上げた中牟田さんですが、
製品となり公道で乗れたコトを逆に喜んでいただけたのは、
オーナーとしても、とても嬉しいコトでありました。
最後に乗車記念にトランク内部にサインをしてもらったのは
言うまでもありません(^^
今年は個人的には例年以上に充実した清里でした。
来年もまた都合がつけば、中牟田さんはゼヒ参加されたいとのことですから、
他にも20周年に相応しいスペシャルゲストをお招きできる予定なので、
またイロイロなお話が聞けるコトを今から愉しみにさせてもらいます(^^
今年の移動は残念ながら雨だったからオープンに出来なかったけれど、
来年は天気が良かったらオープンで会場入りしましょうネ(^^