
ついに構造変更の現車確認の日(車検)が来ました。
検査予約はこの日の午後からだったのですが、念のため午前中から早めに行くことに。後々この予想は的中するのでした…。
それはさておき、とりもなおさず、まずは陸運支局へと行き、先日提出した構造変更の書類を受け取りに行くことに。
受け取った書類に再度目を通すものの、特に変わった様子はありません。書類の説明は十分だったようで、O2センサーの位置がマークされていた程度でした。
さて、この書類を持って近所の代書屋さんへと行き、
構造変更および車検の書類を作成してもらうことに。
しかるべき後に今度はテスター屋さんへ向かい、
サイドスリップと光軸の調整をしてもらいました。
サイドスリップはやはり、かなりずれていたようで調整。
ステアリングのセンターがズレるほど。。。
さて、ここで大問題が発生。
またしてもハイビーム側の輝度が足りないことが判明しました。
2年前の車検でも輝度は懸案事項だったのですが、再びその問題にブチ当りました。
測定の結果、右がギリギリの1万3000カンデラ、
左にいたっては、たったの7000カンデラという始末…。
車検の基準では1万2000カンデラ以上がデッドラインであり、
現状ではまったく基準に達していません。
もちろん、このまま持ち込んだのでは車検にはパスしません…。
これは困ったということで、
陸運支局のそばのマツダディーラーへと飛び込んでみることに。
ところが情けないことに、このマツダディーラーでもなんともできないとのこと…。
をいをいマツダのクルマだろうに!!
古いクルマだから仕方ないだの、なんだのかんだの、
言い訳ばかりでボンネットすら開けようともしない。ハッキリいって呆れました。
しかも駆け込んだディーラー、元ユーノス店です(怒)。
なんていうか、ほんと近頃のディーラーには「職人」がいなくなったように思います。
悪くなったらただ部品を交換するだけ…そんなことをやってばかりいるから、
こんなことすら対応できない、そう思いました。
午後のラウンドまで時間が刻々と迫りこんなコトではラチがあかないので、
このマツダディーラーが車検でいつも出しているという、
予備検屋さんを紹介してもらい、そちらに行ってみることにしました。
着くなり予備検屋のオヤジさん
「マツダさん何もしてくれなかったの?」と(失笑)。
「まったくしょーがねぇなぁ。自分のところのクルマだろーに。
うちも(車検)回してくれるから強くは言えないけど困ったもんだよなぁ」
と、ボヤくように、私もオヤジさんも呆れた気持ちでいっぱいになったとさ…。
それはさておき、ひとまず測定後、足りない輝度はどうするのかなぁ?
と、ジッと見ていたら新しいバルブを出してきて、おもむろに付け替えはじめました。
すると半分しかなかった輝度が倍以上の2万カンデラ以上に!?
聞けばアフター品の青いバルブとやらは白いだけで
実際には基準値には満たないほど暗いのだそうです。この辺りは職人の勘なんでしょうね。
本当にお見事! としか言いようがありません。
ロクに見もしないで減らず口叩かず、少しは見習え!! と
湘○マツダ 平塚店の某メーカー系ディーラーに言いたいところでありました。
さて、そーこーしているうちに午後のラウンドの時間が迫っていたので、
慌てて陸運支局へと戻りギリギリセーフ!! ほんと早めに出ておいて正解でした。。。
とりもなおさず窓口に書類を提出し、書類に不備がなかったので現車の確認となります。
ひとまず0番コースへと向かい、前軸、後軸の重量を測定。
お次はボンネットを開けて車台番号とエンジン形式のチェック。
そしてO2センサーの位置確認(画像)しました。
はじめに書類の相談に行った時の検査官がチェックしていたのですが、
「ほんとにキレイに積めるもんですねぇ」だなんて感心していました(笑)。
雑談もそこそこに今度は通常の車検ラインへと入り、
サイドスリップ→前ブレーキ→スピードメーター→リアブレーキ→サイドブレーキ→
→CO HC(排ガス)検査→ハイビーム検査→下回り検査などなどをこなしイッパツ合格。
トータルでも15分程度だったのでアッサリ終了しました。
現車の検査が終わって検査の結果を窓口へと書類を提出し、
無事新しい車検証が発行されました。
そう、これで構造変更(公認取得)が完全に受理されたという瞬間でした。やれやれ。
ふたたび500のところへと戻り、4年間お世話になった5ナンバーともここでお別れ。
外したナンバーを窓口に持っていって新しい3ナンバーを受け取り、
付け替えたらすべてが終了しました。
正直、困難かと思えた構造変更への道。
イロイロな方々のご協力やアドバイスにより
想像以上に簡単に終わることができました。
ひとりでやっていたら、
きっとこれほどスンナリとはいっていなかったことでしょう。
それと費用の面でも。通常、公認取得を引き受けるショップなどでは、
今回のケースでは、ほぼ10万円前後は手数料を取ります。
それは“ほとんどを費やす手間”だというのは分るのですが、
やってみて思ったことは内容を考えたら高いということと、
自分でやってみたら、それほど難しいことではないというコトがわかりました。
費用の面でいったら実際私の場合、車検費用程度で終わりましたしネ。
結局のところ回りに協力してくれる方々と
本人のヤル気次第ということになるのでしょう。
ほんとネットワークは大事です。
いずれにしても公認取得でお世話になったみなさまには、
この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。