
子供の頃、テレビにかじり付いて見ていた刑事ドラマ「西部警察」がもうすぐスペシャル版として、21世紀に復活します。
例の撮影中の一件がひと段落したのでしょう。放送される目処がたったようですね。
で、それに伴って、テレビ朝日系列では、1979年~1984年まで放送された西部警察PART1~3の再放送がはじまっています。
もう25年以上前だったし子供の頃だったから、
ストーリー自体はまったく覚えていません(笑)。
しかし、子供ながらに派手なカーアクションを夢中で見ていたコトだけは覚えています。
特に記憶が強烈だった第1回目の放送「無防備都市」の
前編・後編を25年経ってオトナの目で見たらどう写ったか?
確かにあり得ないドラマの世界だとは分かって見てはいるのですが、
すっかりオトナになった冷静な目で見ると、ハッキリ言ってストーリーがかなり粗く、
ちょっと破天荒な部分だらけにガッカリします(笑)。
例えばドラマ途中で犯人が逃走するクルマに向けて拳銃を発砲するも、
1発も当らないのに、最後では犯人に向けて発砲すると一発で命中するとか、
同僚のデカが捕まえようと格闘している前なのに、他の犯人に向けて拳銃を発砲して、
どう見ても流れ弾が当ってるハズ!? とか、かなりオカシイところだらけです(^^
そもそも街なかでドンパチやっている時点でオカシイんですが…(笑)。
子供心がなくなった大人のつまらない冷静な目なのかもしれませんが、
時代性を考えても、いくらなんでもちょっとな…っていうのはあります。
当時、父親が冷ややかな目で見ていたのも、今になってよ~く分かる気がしました(笑)。
しかし、逆に冷静なオトナの目で改めて見ても驚くところも多々あります。
撮影のためだけに公道を完全封鎖して、
装甲車(実はコマツ・ブルドーザーを撮影のためにわざわざ改造したモノなんですが…)
が国会議事堂の前や銀座通りを走ったりして、
今では考えられないロケ現場には驚きすら感じます。
これは偉業としか言い様がありません。
昔と違って今では治安が格段に悪かったり、
テロなどが予想されるでしょうから到底できないことですし、
そんなところだけは感心して見ていました。
さて、そんな21世紀に復活した西部警察のスペシャル版
ちょっとばかり不安を感じています。
あのまんま古い時代のストーリーの粗い同じようなものを作っていては、
ハッキリいって現代では通用しません。
これまたドラマの中だけのあり得ない話ですが、
180度方向が違うCXの刑事ドラマ「踊る大捜査線」シリーズは
あれはあれで現代にマッチしたモノで、
緻密なストーリーのある大変面白いものです。
今どきの子供達はマセていますから、昔の西部警察よろしく、
あのまんまドンパチやっていてはバカにするでしょうし、
西部警察に慣れ親しんだ世代にしたって、
すでにオトナとなっているから自ずと見る目は厳しいハズです。
それに西部警察といえば大門軍団。
大門こと渡 哲也は最終回では殉職しているのに、
スペシャル版では別人とはいえ復活している時点で、
慣れ親しんだ世代としては、ちょっとトンチンカンな感じです。
まあ、覆面車にTVRやらエリーゼやらを使っている時点で、
(ボディがFRPなのにパトライトはどうやって固定してんだ?)
嫌な予感はしているのですが、
そんなところは無駄な心配に終わればイイな…と思っています。
ほら、よくある話しで初恋の人に何十年かぶりに会ったら、
とってもガッカリしたというようなコト!? があるように…(^^
古き良き時代のモノは、思い出だけに留めておいた方がいい…
そう思っているのは、私だけでしょうか?
Posted at 2004/10/15 03:32:38 | |
クルマ関連 | クルマ