
さて、今日は500の作業最終日の予定です。
という前にNCロードスターのATのお話。
非常に前評判の高かった、NCの6速AT。
やっとマトモな距離を試乗が出来たワケですが、
評判に漏れず、今度のATはかなり良く出来てますね。
これまでのNA&NBロードスターは、
変速ショックの大きさや、走りの楽しさは二の次…
みたいなところがありましたが、今度はそこまで妥協せずに、積極的に選んでもイイかも? という仕上げになっていました。
実はこの試乗車にはすぐ乗っていたのですが、
最初の印象はあまり良くありませんでした。
ATそのものではなく、足回りのセッティングに…です。
初期の馴染みが十分済んでいなかったからでしょうか?
RSのビルシュタインよりも、ガチガチに硬い荒さが気になっていたのです。
しかし、あれから距離が進んだことで馴染みが進んで、
それほど気にならない硬さまで、しなやかになっていました。
ATそのものについてはDレンジで走っていれば変速ショックが少なくて、
非常にスムーズに走ってくれるところに関心しました。
ただ、マニュアルモードにした場合、
「繊細」なドライブを心掛けられるところは気になりましたが…。
少しでも回転が合っていない場合、かなりのショックを覚えるし、
そもそもステアリングから生えるパドルの操作性がイマイチかな…と。
ウィンカーなどの操作を優先させているせいか?
シフトアップのパドルの長さは足りておらず、
慣れていないコトもあって、パドルと間違えて
パッシングしてしまったコトもあったくらいでした(^^;
まあ、実際マニュアルモードにして走るコトは始めくらいであって、
おそらく、ほとんどはDレンジのまんまで走るであろうから、
そんなコトは気にならないかも? なのでイイとしましょうか。
とまあ、せっかくの記念なので、私のNCと並べて記念撮影。
こうやって並べて撮ることも、おそらくあまりないカモ?
なのでイイ記念にはなりましたけどネ。
さて、クラッチペダルのない快適なNCで渋滞を抜けつつ、ディーラーに到着。
500の作業最終日を迎え、早々にセキュリティ装着が完了。
お次は懸案事項の燃料タンクの交換と、
フロントのドリルドブレーキローターの移植です。
ところがです。ココで問題が発生。
手に入れた燃料タンク、見比べてみたところコンディションがイマイチだったのです。
現在ついているモノは凹みはあるけれど、錆びが少なく、
散々考えたあげく、今回の作業は先送りとするコトにしました。
で、お次のドリルドブレーキロータの交換作業も待ったがかかってしまったのです。
我が家の500にはランティス用のフロントブレーキキャリパーを移植してあるのですが、
ドリルドローターに換える場合、キャリパーを500用に戻さなくてはいけないのです。
ところが、以前付けていた500用のキャリパー、
ちゃんと保管しておいたつもりなのに、ナゼか欠品パーツが多く、
しかもブレーキパッドの残りが僅かというコトもすっかり忘れていて、
結局のところ、作業はこれまた先送りとなりました(^^;
突然の作業終了に、すっかりヤル気になっていたMメカと二人で
脱力となったことは言うまでもありません(^^;
まあ、こんなコトもあるよねぇ…などと話していた時、思わぬモノを発見!!
作業をするためにリフトで上げていたので、ついでに下回りを見ていたら、
フロント方向からリアに向かってオイルらしき漏れの流れを見つけたのです。
で、その流れの方向を辿って見て行ったら、なんとATのオイルパンからのオイル漏れ!!
さらによくよく見てみたら、なんとボルトが1本脱落しているではありませんか!?
いったい、いつから脱落していたんだろ??? 皆目検討もつきません。
ついでに他のボルトを見てみたら締め付けも弱い始末。
1本脱落したがために他も緩んだ可能性もありますが、
いずれにしても、この発見で大事には至らずに済んでよかったですよねぇ。
古いクルマはやっぱり、定期的なチェックを怠ってはならない…
そんなコトを肝に銘じたのでした…。
というワケで、燃料タンクの交換については、
コンディションがイイものが見つかり次第、改めて作業をすることにして、
ドリルドブレーキローターについては、
近々キャリパーをOHしつつ、作業を再開する予定です。
いささか尻切れとんぼで終わった感のある今回の作業、
結局のところセキュリティの装着と、
スピードリミッターカッターの装着の二つで終わるコトになりました。
楽しみは一度で終わるよりも、少しずつわけた方がもっと楽しいので、
まあ、ヨシとしましょうかネ。
しっかし、ココ連日、最新のクルマに乗っていたおかげで、
500のステアリングを握ると、改めて古さを痛いほど感じてしまいます。
ネオヒストリックの領域に差し掛かりつつある500だけれど、
最新のクルマにはない、手を入れる喜びがあるのも事実だと思うので、
クルマ好き(バカ?)には格好のイイ材料だとも思います。
イロイロと不出来で、至らないところばかりですが、
きっと、新しいクルマよりも、楽しいカーライフを送れているのだろうと思います。
まあ、これは出来が悪いほどカワイイみたいなところなんでしょうネ。
500といつまで過ごすか分からないけれど、
きっとしばらくは一緒にいることは間違いないと思えるのは、
そんなところがあるからなのかも? そんなコトを改めて思うのでありました。