
海外の現地のマツダサイトをウロウロしてると、たまに日本仕様にはない、おっ!と思う車種や仕様に出くわすことが少なくありません。たまたたまUKマツダのサイトを見ていたら、ご覧のように日本仕様にはないNCがありました。
どこが違うのかって? ロードスターマニアあるいはNCオーナーしか気付かないかもですが、日本仕様には存在しない水色のボディカラー「アイス・ブルー・メタリック」が最大の特徴です。NB2にもごくわずかな期間存在していた「クリスタルブルー」に近い色合いですが、ナカナカ似合ってますねぇ。
この水色のNCは現地の限定車のようで、その名は「NISEKO」(笑)。
そうです。色のイメージからか?
北海道のニセコから由来しているネーミングなんだそうな。
過去にも北米仕様の限定車で「SINSEN」(新鮮)があったりするけど、
漢字名はジンガイさんにとってインパクトがあるみたいですねぇ。
彼らに漢字はとても新鮮に映るらしいけれど、
なかにはシャレ? いやいや悪意? が効いたモノもあるワケで
誰か意味教えたれヨ!! てのも中にはあります(^^;
それはさておき、、、、。
以前もお話しましたが、残念ながら日本ではブルー系のロードスターって不人気です。
過去にマリナーブルー(NA6)、ラグナブルー(NA8 Sスペ)、
クリスタルブルー(NB2)、ウイニングブルー(NC)
など歴代ロードスターで果敢に!? ブルー系のボディカラーにチャレンジするも、
これがことごとく不人気でスグにカタログ落ちしてしまう歴史? があるくらいです(^^;
ただ、北米、欧州などの海外では人気というか、需要があるようなので、
いまでもウイニングブルーのNCは北米仕様のカタログモデルだから、
日本にはなくても海外にはあるという現象が起きています。
以前、広島でカラーデザイナーの野村さんにお話を伺う機会があって、
彼女自身、NCロードスターで個人的に試してみたかった色が、
通称「ポカリブルー」、つまりマリナーブルーだったと言っておりました。
ただ前途の通り、こと日本でのロードスターの歴史の中で
ブルーのボディカラーは「不吉な色」とまでは言わないまでも、
設定しても需要が見込めないという理由でお蔵入りしている関係で、
社内でも強行に? 反対されてしまったのだとか。
個人的には好きなんですけどね。ブルーは。
特に今あらためて思うのは、NAのキレイなマリナーブルーを見るとハッとするし、
暗い色ばかりがもてはやされる日本でたまに見かけると、
とても新鮮にうつる色なので悪くはないと思うんですけどねぇ。
お国が変われば価値観も色も変わる…
そこに向けたモノ作りというのは、ホントに難しいものだと思います。
Posted at 2008/05/09 16:06:57 | |
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