
ちょっと前まで、でんこが「電気は大切にね!!」な~んて省エネのCMをやってたのがウソみたいに、世の中クルマを含めて電気電気と騒いどります。
夏場は電力が足りないから節電しろだの、原子力発電所の問題もあるっつーのに、オール電化促進なんて矛盾したこともやってるし、世のなか電気電気と言っていて、果たして、それに耐えられるほど供給できるんかいな? なんて疑問をもってたりもします。。。
え? その前に「でんこ」が分からない!? そーですよね。でんこは東京電力の省エネキャンペーンのキャラクターですもの。関東圏以外の地域では分かりませんもんね。という方は
コチラをご覧くださいませ。
ちなみに、でんこの声は乙葉が、
ダンナの「盤太(ぱんた)」は八嶋智人がやってるんですが、
そんなコトはどうでもイイですね(^^;
てなワケで今日のお題目はでんこ…じゃなかった、EVのお話。
いつも地元で給油しているガソリンスタンドに行ってみたら、あれまビックリ!!
いつの間にやら電気自動車用の急速充電スペースが
新たに設置されてるじゃないですか!!
よくよく考えてみると、ガソリンスタンドなのに、電気を充電するって変なコトが、
ついに身近で現実のモノとなってきているのですねぇ。
これって「電気スタンド」ってコトか!? でも、
これだとなんだか、警察の取調室の机の上にありそうな、
裸電球照明みたいな感じがしちゃいますよね…(^^;
それはさておき(脱線しっぱなしですな)、、、
この急速充電スペース、まだ設置したばかりで
試験的な要素が強いように思えますが、
こうしたインフラが整備されてきているというコトは、
いよいよもって、電気自動車が本腰を入れ始めている証でしょう。
電気自動車の歴史は化石燃料を燃やす内燃機関と共に歩んできた
と言ってもイイくらいに、今に始まったワケではなく、
とても古くからあった技術であり、
自動車の黎明期から存在していたコトは意外に知られていません。
日本の電気自動車の歴史もとても古く、
戦後すぐの1940年代半ばにはすでに存在しており、
後に日産自動車に吸収されるプリンス自動車の前身
立川飛行機を独立させた自動車部門「東京電気自動車」が製作した
「たま」などが知られています。
その後も1970年代のオイルショックの時など、
事あるごとに電気自動車が脚光を浴びては下火になり…
の歴史を繰り返してきたけれど、
そのどれもが、いわゆる石油危機の時でした。
戦後は燃料となるガソリンが輸入禁止の措置がとられており、
その代替えとして致し方なく、電気以外にも木炭車なんてのもあった時代であり、
燃料がないから仕方なしに…といった状況でした。
どの時代でもリーダーとなるコトがなかったのは、
蓄電池、つまりはバッテリーの蓄電の問題から航続距離が
内燃機関以上にならないというコト以上に、
こういった急速充電のインフラの課題がクリアできなかったコトが
とても大きかったのでした。
ただ、過去の電気自動車の普及以上に現在では
化石燃料依存への脱却に加えて環境問題に直面している時期というコトが、
これだけのインフラ整備を後押ししているとも言えます。
私自身も今後、旧態然とした「クルマ」に乗り続けるコトが
果たしてイイのかどうかが、かなり考えさせられています。
この50年、いやもしかすると、この10年で
クルマの世界も大幅に変わっていくのだろうなと思っているところです。
というコトを考えると、いつまでもグルグルとローターが回って、
そこに水素燃料を吹き付けるエンジンなんてのを意地はって、
いつまでも開発しつづけている、某メーカーは考えてほしいと思ってるのです。
私個人としては現代の目で見た場合、ロータリーは
すでに過去の終わってる技術と思っています。
ただ、誤解がないように言えば私自身、
この希有な回転系のエンジンはとても魅力があり、
一度は所有してみたいと思っているほどです。
しかし、いま新たにそこに拘ることで開発費などが膨大にかかるし、
第一それが出来たとしても会社を救うほどの利益にはならない、
ましてはそれが引き金となって、会社が潰れてしまっては元も子もありませんからネ。
たとえEVになっても私はロードスターに乗っていたいと思っているので、
すでに遅すぎる今からでも水素以外の開発にも本腰入れてほしいもんです。。。
Posted at 2009/03/19 04:56:44 | |
トラックバック(0) |
クルマ関連 | クルマ