
みんカラをやるようになって、かれこれ9年以上が経ちました。幸い、みんカラの前進だった「オートビレッジ」時代のWEBマスターさんなどとも親交があったコトや、ココでしか出会えないような方々ばかりが増えたり、公私ともに長い事イロイロとお世話になっています。
まだ「SNS」なる言葉がない時から、クルマ好きが集まるポータルサイトとして始まり、これだけ充実した場が無料で使えるというのは、メーカーやショップさんの広告があるからこそ成り立っているのは皆さんもご存知のコトかと思われます。
つい最近も右上の広告スペース拡大によるリニューアルがあったのは、しごく全うであるし、これについては無料で使わせてもらっている身としては、納得のいくコトです。
メディアと広告。このバランスはとても重要です。そのおかげで私も、そのような仕事に携わってきたワケで、このバランスが崩れると一気に崩壊を招く結果ともなります。
紙媒体の話をすれば「OPTION2」は、OPTION誌に
広告を入れたいショップやメーカーがあまりにも多くなり過ぎ
消化しきれなかったため、苦肉の策!? として誕生した裏事情がありました。
しかし、ただでさえ今どきクルマに興味がなく、
クルマ自体を買わない=チューニングなんてコトはしない…なんて現象が起きているから、
広告収入が激減し続けている状況だから、切迫した状況に違いはないようです。
それはOPTIONに限らず、バブル期以降ガイシャ離れが著しい昨今、
老舗エンスー雑誌として知られる「CAR GRAPHIC」誌を含めて、
どの自動車雑誌も同じコト。
本の厚みが薄くて軽くなったのは単に広告が少なくなって
編集費を抑える=編集ページの減少…となった証でもあります。
その煽りをうけて、つい最近になって15年以上に渡ってオンリー雑誌として存在した
マツダロードスター専門誌「Road & ster」も休刊の憂き目にあっています。
私もかなり深く関わっていた時期があったので、正直この休刊は残念でなりませんが、
逆に言えばよくぞここまで長く続いたとも言えます。
これも一つの時代の終焉を物語っているコトでしょう。。。
話がかなり脱線しましたが、みんカラのお話。
そんなワケで、みんカラが存続するのも、この広告のおかげであり、
それが今まで以上に強くなったともいえます。
ただ、今月になって右上に登場するようになった画像の広告、
ものすごく違和感を覚えます。というか異を唱えたい。
確かに広告は大事だけれども、
クルマの基本原則「走り・曲がり・止まる」に直結するタイヤがブランド関係なく
「安さだけ」が求められているという風潮を煽るのはいかがなものかと。
少なくともクルマにコダワリのある方々がいる
自動車SNSで掲げるものではないと思うのです。
確かに一般ユーザがクルマに費やすお金は、年々減少傾向にあるのは分かります。
しかし、世の中の常で「安いものには必ずワケがある」のと同時に
裏を返せば「高いモノにはワケがある」なのです。
つい最近だって身近な食の問題で中国産の冷凍食品や、
北朝鮮産のアサリなどで懲りたばかりではないかと。
タイヤは合成ゴムとワイヤーの塊です。それゆえに分からないコトも多いです。
そういう私も、なんだかんだ言って分かるコトは少ないです。
もっと言ってしまえば自動車ジャーナリストのセンセーの中でも、
まともに評価できる人はあまり多くないとも言われます。
タイヤの性能を引き出せない、あるいは分からず、
クルマにまったく関心や興味のない人だからこそ、
そんな溝があって「タイヤの形をしているだけのタイヤ」より、
高度な生産技術でユニフォミティーが高くて転がり抵抗が少なく、
キチンとしたコンパウンドを使ったブランドものを選ぶべきだと思うのです。
食品同様にタイヤも命に関わる重要なパーツです。
ことタイヤに関しては「安かろう悪かろう」はそのまま当てはまります。
身の安全は自らが守りたいのであれば、タイヤをケチるのはやめましょう。
Posted at 2009/05/02 05:39:48 | |
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