
これまでにも何度かユーノス500の生産詳細をしつこく調べてまとめて上げてきましたが、それはあくまでも新車の出荷台数のオハナシ。
発売から19年が経過した今、どれだけユーノス500が残っているのか? を知る手立てがなかったけれど、先日みんカラ内の検索で、たまたま辿り着いた
E33ASNGSさんのブログに大変興味深い記述がありました。
2010年12月末時点でのユーノス500の残存数は1378台なんだとか。生存率にして5.3%あまり。。。
かつてベストカーの記事では2006年12月末時点で
5992台を最後に
最新の情報が分からなかったけれど、この5年ほどで4614台もの仲間達が何らかの形で、
公道を走ることを止めてしまったことになります。
個人的にもとても興味があったのでイロイロとお話を伺ってみたところ、
1378台という台数は今なおナンバーが付いている状態のようで、
車両はあってもナンバーがない「一時抹消」の状態は含まれないから、
純粋に「現存数」として見れば、実際にはもう少し台数が多い可能性はあります。
同じユーノス500乗りの間でも「この頃めったに見かけなくなった」
という話題がしばしば上ることがあったけれど、この数字を見る限り納得がいきます。
ただ、同じクロノスファミリーは皆一様に現存台数が3ケタ前半を占めて
今後加速度的に絶滅への道を辿るような状態だから、
販売台数を考慮すればユーノス500は4ケタを維持しているのは立派と言えるかも?
決して褒められた数字じゃないけど(^^;
それだけコダワリを持って乗ってる方が多いというのも特長のようで、
このごろの補助金やエコカー減税の誘惑!? などに屈せず頑張っているのですから、
余程のことがないかぎり急激に減っていくことも少なそうです。
さて、最新の現存数が分かったところで登録台数に関しては “?” なところもあります。
というのも、私がEPC2を全車検索して集計した台数と若干誤差があるのです。
独自の調査結果「2万5920台」に対して
E33ASNGSさんの登録台数のデーターでは「2万6023台」。
誤差は103台にものぼっており、ナゼだ!? と首を捻っているところです。
生産範囲に関しては日本自動車工業会発行の「車台番号一覧表」で
各型式の車台番号の始まりと終わりを確認しており、
当然その範囲内しか生産台数がないことは確かです。
となると何なのか? これについて考えられる可能性としては、
EPC上での欠番車両が複数出ていることと関係があるのかもしれません。
欠番表記なのに実際には登録されているのかも???? ナゾです。。。
また、詳細グレードについては18Dは5203台に対して5201台なので
誤差といえば誤差の範囲ながら、20F(前期)はさらに過大な誤差が!?
1万1329台に対して1万3344台と、2000台以上もの誤差があるのだけれど、
これはどーやら20Fの他に「20F-S」や「20F-X」など、
他のグレードも含めた集計になってしまっているようです。
まぁ、それも確証が持てなくて、数字が近からず遠からず…で合っておらず、
これまた見直し含めて新たな課題が出来てしまいました。
いずれにしても来年は誕生20周年の節目を向かえるユーノス500。
絶滅とまではいかなそうな気配に一安心といったところでしょうか(^^
この記事は、
旧車の生存台数&生存率公開!【特別企画第3弾】忘却の彼方へ"消え去りそうな"車たちについて書いています。