
現行型の後期型ロードスターが発売されたことで、車台番号上の改変表記も変わったハズ…と思って調べ始めたら意外な事態になってた!? ということは前回のブログの終わりに少し話しました。
結論を簡単に言いますと…変わっていませんでした!?
これって今までの改変の法則からすれば、とても不思議なことです。
では、その前にNCのこれまでの少々ややこしい改変を振り返ってみます。

●前期型/ソフトトップ
前期型・前期 NCEC-100000番台
前期型・後期
※ NCEC-150000番台

●前期型/RHT
前期型・前期 NCEC-200000番台
前期型・後期
※ NCEC-250000番台
※前期型 後期はスピードメーターのスケールが200km/h表記
など小改良を受けた時のものです。

●中期型/ソフトトップおよびRHT
NCEC-300013〜304864

●後期型/ソフトトップおよびRHT
NCEC-304865〜
…となっています。
NCの型違いには一般的なロードスター乗りの間での総称は
最初が「NC1」、最初のフェイスリフトが「NC2」、
現行型が「NC3」とされています。
しかし、私としては以前からNCに関しては車台番号の表記を見る限り
総称と改変番号が符合しない関係からNBのような法則が当てはまらないため、
混乱を避けるために改変期は「前期」「中期」「後期」と分類しています。
もっと細かくややこしく言うとポイントは3つ。
①前期型はソフトトップ(10万番台)とRHT(20万番台)では改変番号が別々。
②そこからさらにソフトップ、RHTそれぞれで最初の小改良を受けたときに
それぞれに改変番号(15万番台、25万番台)が与えられて前期後期に分かれる。
③中期型からはソフトトップ、RHTの改変番号が統合されて一つ(※30万番台)に。
などなど。細かく分類すると私も混乱するくらいです(^^;
さて、この7月から生産が始まった後期型ロードスター、
本来であればNCEC-400000〜あるいは、
前期型・後期のような意匠変更程度の小改良でもあるので、
NCEC-350000〜になるかと思われました。
ところが今回の改良ではこれまでの法則がナゼか適用されず、
よく調べてみたら中期型から1台すら間が開かず連番で続けて生産している!?
という意外なことが分かりました。
そうなんです。こと後期型だけに限っては改変番号が存在しません!!
なお、現行型の後期型NCの生産開始番号はNCEC-304865〜となります。
どーりで最新のオプションパーツカタログの背表紙に
適合車台番号の範囲が記載されてないワケだと。
一つ考えられる可能性としては、次期型ロードスターが登場するまでの間に
生産するであろう後期型の生産台数がそれほど伸びないことを見越して、
あえて改変番号を与えなかったのかもしれません。
実際、2012年7月から生産が立ち上がった後期型は
9月上旬までの約2ヶ月半ほどの間に200台ほどが生産されていました。
このペースでいくと最終的には2000台前後に届くかどうか?
といった生産台数を考えた場合、新たに改変番号を与えるまでもない!?
とマツダは判断したのかもしれません?
今となっては予算が多く割けないロードスターですから、
国交省や自工会へ提出するでろう届け出書類の手続きや手間が省けるなど
諸々の手続きをカットしたことでコストカットが出来た!?
という狙いもあったのでは? とも考えられそうです。
いずれにしても、この辺りの事実関係については、今後の研究課題としておきます。
かなりややこしい、かつ細かくて分かりますかね?
まぁ、ややこしくしてるのは私だけかもしれませんが、
細かく分類していくと、こうなることだけは確かです。
一般的にはまったく必要もないし関係もないことですから、
普通にNC3とか言ってる方がスンナリしてていいのかもしれませんけどね(失笑)。