
さて、2013年の清里ミーティング当日。天気はまずまず。
11月の清里にしては朝からとても気温が高くて暖かく、真冬のコートなど不要なくらい。
こう言っちゃなんですが、キモチ悪いくらいの気温!? と言ったら贅沢かも!? 清里らしい寒さとは無縁な中での開催となりました。
今年はしかも雲が多い晴れのような曇りのような、どっちともつかずの天気なのに、終日富士山がよく見えるなど、これまた24年続けてきた中でも初めてのことかもしれません。
さて、イベントそのものについては、すでに参加いただいた方の
詳細なブログなりレポートがありますので、スタッフ的なお話でもしましょうか。
今年ゲストとしてお招きしたのは、
マツダデザイントップのデザイン本部長 前田育男さん。
ゲストのキャスティングについては
実は去年(2012年)の清里ミーティング開催前日から話が始まっていました。
いつもERFCと強力!? な協力関係にあるJ58G広島のS会長に、
「来年(2013年)のゲストは前田さんで行きたいので話をつなげてもらえませんか?」
と言ったのが事の始まり。
当初の私の目論みとしては2013年の東京モーターショーには
なんらかの新型ロードスターに関わる物が発表されるかもしれない!?
といった半ば、ヤマを張ったワケで、
そうなった場合は若干フライング気味で次期ロードスターの話が聞けるかもしれない!?
といった甘い期待を抱いていたものの、その後状況が変わり…。
みなさんご存知のように次期ロードスターの開発スケジュールが
当初の予定より1年ほど後にズレてきたワケで、
残念ながら2013年講演会の当初の目標というか狙いがズレてしまいました。
しかし、今年は東京モーターショー開催直前の超がつくほど忙しい最中、
時間を割いて来ていただけるのですから、講演会の内容は軌道修正して、
「前田さんの人と成りが分かるようなお話」をお願いしました。
これが結果的に大正解。
講演会の前日に(というか、ほぼ当日深夜0時過ぎに…)
清里の講演会用にと、2時間かけてご自分で画像などを集めて作った
という“前田ヒストリー”がとても面白しろかった!!
原動機がない自転車時代のお話から始まり、特に中年のオヤジ…失礼!!
ミドル世代には懐かしいフラッシャー付き自転車を買ってもらった
「あるある」話などはガッツリハートをワシ掴みにしておりました(笑)。
それからも画像を交えつつバイクや、好きなクルマ、名車、
好きなデザインのクルマ…etc。
何を考え何を思っているのかがとても分かりやすく、
司会進行をしている私も仕事を忘れて、聞き入ってしまうほどでした。
これまでにも「サイドブレーキを引くデザイナー」として知る人ぞ知るお方ですが、
学生時代のSA22Cでのラリー参加や、数年前にスウェーデンで開催された
NCの氷上レース参戦のお話(↓動画がその時の様子)などもしていただき、
“武闘派デザイナー”の一面もある根っからの走り屋のエピソードトークも楽しめました。
このごろのマツダデザインテーマ「鼓動」はアテンザやアクセラなどのように
抑揚を全面に押し出した魅力的なデザインとなっているけれど、
前田さんがグッとくる数々の世界の好きな名車の話を聞いたら
今のマツダデザインの有り様はしごく納得!!
毎年会場にも来られている元マツダ デザイン本部長の福田さんが
掲げていたデザインテーマ「ときめきのデザイン」の再来、
あるいはそれ以上!? の魅力あるデザインのクルマ造りに力を入れて行くとのこと。
今回の講演会を通して感じたのは「期待感と安心感」。
これだけクルマ好きのデザイントップが携わっているマツダは
次期ロードスターを含めて今後、かなり期待できるのではないでしょうか。
早ければ1年後にはその姿が見られるであろう
次期ロードスターがかなり楽しみになってきました。
午前中の講演会は想像以上に素晴らしいお話を聞くことができ、
午後はいつものように、じゃんけん大会でひと盛り上がり。
終わりと同時に会場撤収がメインホールと駐車場、同時に行われます。
駐車場のテント降ろしも例年のことですから手慣れたもの!?
以前は全ての組み付けや解体なども全てやっていたけれど、
この頃は清泉寮側が予めその辺りの事はやってくれるようになったので、
今では上げ下ろしだけで済んで助かっています。
というワケで2013年の清里も無事終わりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
来年もきっと同じ頃に開催するか? と思いますが、
もし気に入っていただけたら、またご参加ください。
さて、清里ミーティングとしてのお話はこれでおしまい。
ここから先は…スタッフ側からのお小言というか、苦言というかマナーのお話。
ちょっと書かずにはいられない問題行動をされた方がいるもので…。
気分を害するような内容になるかもしれません。
読み飛ばしていただいて結構です。
駐車場でテントの片付けを始めた頃、
取材を終えて帰ろうとしていたロードスター専門誌「ROADSTER BROS」の
ブンコさんと立ち話をしていた時に、駐車場にフト目を向けた時のこと…。
ブンコさん曰く「あんな人居たっけ?」。
取材で全車両をチェックしてますから、さすがブンコさん鋭い。
エントリーしてない車両が何の断りもなく
勝手に牧草地の駐車場に入ってきているばかりか、ちゃっかり並べています。
確かにイベントは終わったので牧草地の駐車スペースはフリーになるワケですが、
そうは言っても勝手に入ってきて良いなんて事は当然ありません。
そもそも、普段は一般車の牧草地の進入は禁止されています。
これまでにも毎年のように再三お話していますが、
清里ミーティングは事前エントリー制の
貸し切り有料イベントです。
無料の駐車場などに集まる無料のオフ会とは異なります。
事前のエントリーなく同じような感覚でフラリと来られるのはとても困ります。
予め行けるなり、来る予定を立てている場合は正式にエントリーして欲しいのです。
本来この牧草地はカンティーフェアーや、
ERFCなどの貸し切りイベントの時のみ車両が踏み入ることができます。
もちろん、それは正式なエントリーをした参加者だけのお話。
こう言ってはナンですが、ERFCの清里ミーティングでは
24年にも渡る長い長い信頼関係を築いているからこそ、
普段はクルマで立ち入れない牧草地を特別に開放してくれてますし、
心ばかりにはなりますが、参加費から1名1000円ほどを清泉寮に寄付しております。
実はこの問題行動をされた方の2台のうちの1台はイベント当日の朝突然来て、
入れてくれと言っていた現場を確認しているのだけれど、
もちろん事前エントリー制なので飛び込み参加はお断りしている関係で
お引き取りいただきました。
夕方までこの辺りをウロついていたのか、
はたまたドサクサに紛れて会場に入り込んでいたのかまでは分からないものの、
このような行動をとったのも知り合いとか仲間が参加者として居るからのようですが、
だからといって許される行為ではありません。
そればかりか駐車場スタッフによれば、すぐに気付いた時点で注意したにも関わらず、
忠告を無視して居座り続けていたのだとか。それが画像の状態です。
常識外れも甚だしいことです(怒)。
このところ参加者でない方が見学のみ来るばかりか、
スワップミートの商品までちゃっかり購入して帰ったり、
ここ数年、みんカラはじめSNSが普及してからというものの、
かつてはなかったような問題行動をされる方が増え続けスタッフも頭を悩ませています。
私のブログでもお願いをしていますが、問題行動をとられる方が後をたちません。
清里ミーティングではイベント当日に配布するお弁当の数の問題や
事務処理上など諸々の事情により、当日の飛び込み参加はお断りしています。
そもそも、正式エントリーされる方は開催1ヶ月前頃から締め切り期日までの間に
少々面倒なエントリーを事務局側と経てから来られていますし、
エントリー費の関係などもありますが、
それよりも正規に参加される方との公平性が保てないという理由も一つあります。
もう一つは、フラッと来る方を全部受け入れていてはメインホールや駐車場、
それ以上にスタッフのキャパオーバーとなってしまいます。
例年100台限定としているのは、少ないスタッフで運営しているためで、
現状でもギリギリのラインです。
これ以上増えてしまうと、とても管理しきれない事があります。
とはいっておきながら矛盾することではありますが、
たとえ締め切り期日が過ぎていたとしても、
その場合は一度事務局側へメールで相談してみてください。
エントリーの状況により確約はできませんが、
事前にアクセスされた方の場合、なるべく善処しようと思っています。
(もちろん前日になって…とかギリギリのタイミングではダメですよ)
そうであれば、当日お互い嫌な気分にならずに済みますし。
今回のような問題行動をされると、また規制なり約束事を設けなければならず、
正式にエントリーした参加者さんへの縛りが増えてしまいます。
結果的に気軽に楽しめる状況でなくなり、
参加者さんもスタッフも負担が増えてしまう結果になり、
今年のこの件からも来年は何かしらの対策を講じなくてはいけないことは確かです。
いくらマッタリムードがあるとはいえ、
そこは大人の常識が求められる場です。
クルマが運転できる年齢ですから立派な大人なはずです。
分別がついて当たり前ですから、常識ある行動とマナーを守ってほしいものです。
もちろん、この問題行動を起こされた方の場合、
あまりにも行き過ぎの部分が多いため、
今後、正式エントリーがあったとしても出入り禁止の措置を取りたいと考えています。