
マツダ車に乗っていると、どうしても足を運ぶイベントはマツダ系に偏ってしまうんですが、たまには違うところへ行ってみようかと思い立ち、ハチマルミーティング2016にエントリーしてみました。
芸文社の自動車専門誌「ハチマルヒーロ」が主催するこのイベント、雑誌のコンセプトを踏襲している通り主役は日本車が最も輝いていたであろう1980〜1990年代を中心とした車両が集まります。
参加費を払えば誰でも即応募完了とはいかない人気イベントだから、応募車両は事前審査が必要だけれど、マイナーなユーノス500は比較的ラクにパスできたようです(^^
会場となった場所はニューイヤーミーティングで馴染みのある
東京・お台場のレインボータウン。
一度、イベントでこの場所にユーノス500を並べてみたかったというのも
応募した理由の一つだけれど、会場に到着した時点で、
ぶっちゃけ、ちょっと想像と違ったかなぁ…という気も無きにしもあらず?(^_^;
いち出版社が主催するコアなイベントだから仕方がない部分はありますが、
ニューイヤーミーティングとは違い、ちょっとばかり閑散としています。
参加車両も確かに“ちょい懐”ではあるけれど、
現役時代から慣れ親しんだ世代としては、ちょっと前までよく見かけたよね?的な、
それほど古さを感じていない錯覚に陥っているとも言えるんですが、
いずれにしても、あまり特別感が感じられなかったかな? と(^_^;
また、ちょっといただけなかったのが、ステージ上で、仮面を被ったワケのわからない
見たことも聞いたこともない、いわゆる地下アイドルが歌っていたところ。
イベントの趣旨を考えたら、懐かし系の人を招いてトークなり歌って欲しかったなと。
CATVの歌謡ポップスチャンネルでやっている「
懐メロ♪ドライブミュージック」
のような選曲、あるいは当時の忘れかけたアイドルやアーティストなどを招いて、
当時を思い出させるような人がステージで歌えば、
参加者はもっと楽しめたのではないかな? と思います。
この辺り、かなり一考の余地アリですねぇ。
とは言っても、楽しめた部分も少なからずありますよ。
貴重な車両も来ていましたし、ゼロヨン兄的に気になった車両をあげると…
イベントの企画の一つの柱となっているのが西部警察の車両。
ど真ん中世代的には泣けますね。
しかし、ここに並んでいる車両、撮影車両そのものではなく、
熱い熱い熱心なファンの方が個人的に精密に作り上げてしまった
レプリカ車両というのだからすごい。
全くもって忠実に再現されているので見分けがつかないくらいです。
さて、サファリとマシンXも…と思いきや、
サファリは当時の撮影車両そのものでした‼︎ これはとっても嬉しかった!
西部警察の撮影で使われた車両のほとんどは
北海道・小樽の石原裕次郎記念館に展示されているのだけれど、
サファリだけは紆余曲折があって都内に残っていたようです。
小学生の頃、発売されていたプラモデルを組んだなぁ〜とか思いつつ、
思いがけず実車が間近で見られたので、色々と細かくみてみることに。
リアの司令室には色々な計器類やモニターなど所狭しと整然と並んでおります。
実際にはテレビ的な演出をしているだけであって、
機能としてはほとんど意味をなしていないようなボタンばかりだったんですが、いいんです(^_^;
当時の子供達はとても夢があったように思います。
カメラは今でもキチンと撮影が可能なんですが、
放水ノズルの先端を外さないと上空に伸ばせない⁉︎ようで、
石原プロのスタッフの方が、ノズルをグリグリ外して、カメラを伸ばした後に
再びノズルを差し込む作業をやっておりました。
こんなところもテレビ的ではありますね(^_^;
カメラからの映像を映し出すモニターも今なお健在。
モノクロってのも時代を感じます。
これでも当時、最先端だったんでしょうねぇ。
周りのボタンは何のための物なのかは結局分からず(^_^;
ま、ナイトライダーも似たようなものだったんでしょうけど(笑)
よく見るとリア周りはロールケージが張り巡らされていたんですね。
で、先ほどのノズルへと繋がるメッシュホースが張り巡らされています。
実際の撮影時は結構水漏れをしていたようですが(^_^;
前周りも放水ノズルがあったので、配管はどうなっているんだろ?
と下回りを覗いたら、ご覧のようになっております。
リアから伸びる排水管は狭い下回りを縫うようにフロントまで取り回されていて、
フロントアクスルの上を跨いだり、結構苦労して配管してありました。
作り込みはかなりのものですねぇ。
マフラーはサイド排気だったんですねぇ。
初めて間近で見ることができたこのサファリ、
車両製作には当時の金額で5000万円もかかったということですが、
テレビドラマでこの金のかけようは今では考えられないことです。
昔のドラマは夢ありましたねぇ。
さて、西部警察の車両以外でゼロヨン兄的に、
おー!これは‼︎って車両は…
ダイハツ/アプローズ
セダンなんだけど、リアゲートがバックり開くハッチバックという
とても珍しいスタイルで、当時でもあまり見かけなかったクルマです。
とても綺麗に乗られていますね。
こんなに綺麗で鮮やかな赤色のボディカラーあったんですね?
日産/ローレル
手前がC32、奥がC31、
C32は今思えば、ムダなくらい色々なエンジンが搭載されていました。
V6ガソリン、直6ガソリン、直4ガソリン、直6ディーゼル
何でV6と直6が同時にあったのかが今なお不思議なクルマです(^_^;
実は当時、父がC32のローレルのセダン、
しかも少数派だったLD28のディーゼルに乗っていまして、
とても思い入れのあるクルマです。
高校3年生の夏休みには運転免許が取れて、よく借りて走っていました。
ドライビングの基本を覚えたのも実はこのC32のローレルでして、
箱根で初スピンしてビビったのもいい思い出です⁉︎(笑)
で、このC32、驚いたことに最上級のメダリスト エミネンス!
当時でも滅多に見かけない希少グレードでした。
専用アルミホイールだったら完璧でしたが、社外品に換えられていました。
日産/Y31セドリック
2L系のブロアムでしょうか。最近、滅多に見かけなくなりました。
坂本龍一がCMをやっていたのを覚えています(^^)
今見てもいいデザインと思えるセドリックです。
トヨタ/ソアラ エアロキャビン
今でいうバリオルーフの先駆けみたいなものでしょうか。
これだけ凝った機構で、外板も大幅に変えているのに、わずか500台の限定のために作ったというのも、
バブル真っ盛りの時代ならではのクルマです。
日産/Z31 フェアレディZ
このZ31は日産創立50周年を記念して北米だけで発売された限定車です。
つまるところ、左ハンドルの逆輸入車です。
当時の日本の法規では許されない
オーバーフェンダー、50扁平タイヤがカッコよくて
とっても憧れた1台でした。今見てもとてもいいですねぇ。
え? お前はマツダ贔屓だったじゃないかって?
実は父親が日産系の部品会社にいた影響で、
当時は日産派だったんですよ(^_^;
あの当時の日産車はとても名作が多かったですよね。
今は…。。。皆さんご存じの通りとても残念な状況ですが。。。
さて、会場に着くなり、ちょっと懐かしいクルマを見学しても
けっこう時間を持て余していたので、
乗ってきたユーノス500の汚れが気になる部分を掃除して掃除して掃除して…
それでもまだ昼前…。う〜ん…夕方まではかなり時間が余る状況に。。。
いい加減飽きてきたので、会場を離れてアクアシティの
東京ラーメン国技館へ行ってラーメンを食べたり、それでも時間があったので、
レインボーブリッジが見えるお店で夕方まで長々とお茶をして時間をつぶしたり…。
そう、ほとんど会場には居ませんでした(^_^;
イベントが終わる夕方頃に会場へ戻ると、隣には他の参加者の方のユーノス500が
わざわざ横に来てくださって、待っていてくれました(^^)
イベント会場の離れたところにフルオリジナルの
ユーノス500が並んでいたことは分かっていたのですが、
なかなかそのオーナーさんとお会いできなかったから願ったり叶ったり。
聞けばお父様が新車から乗り続けているとのことで、
クラブにも関わらない普通のユーノス500のオーナーさんでした。
最近、こういった方の出会いが続いて嬉しいですね。
色々と情報交換ができてよかったですよ。
とまぁ、初めて参加したハチマルミーティング。
これで参加費7000円は駐車場代と考えても、ちと高いなぁ…といった印象です。
次回は…ないかな(^_^;