
ゼロヨン兄家にとっても年1イベントとして定着している富士スピードウェイで開催しているマツダファンフェスタに今年も行ってきました。
前日夜遅くまでユーノス500のセキュリティの付け替えやら洗車やら準備をしていたので、かなり寝不足ではありましたが、なんとか間に合ってヨカッタ。。。
今年の開催日は土曜日と日曜日に渡る2day開催へと拡大され、参加者の予定にもゆとりが持てたところが良かったですね。実際我が家としても土曜日は息子くんの運動会と重なっていたから、イベントが多いこの時期のこの開催はとても有り難かったです。
また、これだけ大規模なマツダイベントですから関東や東海地域のマツダのディーラー網である各地の販社も臨時休業にして参加していたとのこと。販社の社員さんも行きたくても行けなかったことが解消されたようで、実際いつものMメカも土曜日にお店の同僚と来ていたとのことでした。

さて、マツダファンフェスタでの一番の目的は息子くんのキッズコンテンツです。中でも今年こそは!と意気込んでいたのがデザイナー体験(お絵描き体験)です。
この体験会は当日受付の抽選なのですが、これがナカナカ当選せず毎年悔しい思いをしていたのだけれど、今年は運良く当選! やっと体験できました。

で、何をしたのかと言うとNDロードスターが描かれた用紙に陰影やイラストなど、思い思いのスタイルで書き込むもので、現役のエクステリアデザイナーが直接指導してくれました。
普段からよくクルマのイラストを書いている息子くんなので、とても喜んで作業していました。この様子を嫁さんと一緒に見ていて学校の勉強でもこれくらい集中してくれんかな…と、ボヤいてもいたんですけどね。。。(笑)。まぁ、好きなことがあるというのは良いことだと思います。

エクステリアデザイングループの伊藤さんが直接アドバイスをしてくれました。また、どうしたらカーデザイナーになれるのか? という突っ込んだ質問をしたところ、子供の頃からたくさんイラストを描いてきたり、色々なクルマを見てきたとのことでした。
かなり色々とお話ができて有意義な時間でありました。

45分ほどのデザイナー体験で完成したイラストがコレ。伊藤先生にも上手!と褒めていただきました。だけどカーデザイナーを目指したいなら、もうちょっと学校の勉強を頑張らないとネ(笑)。息子くん。

デザイナー体験の時間帯には同時並行で歴代レーシングマシンが本コースを走っており、ちょうどそのピットが真下にあるので、そっちにも気もそぞろになってしまいます。
これまた偶然787Bが真下! Nさんのお仕事ぶりも拝見できました。後ほど伺います。

今年はとてもクジ運が良くて、お次はKIDSなりきりエンジニアの体験ができました。見慣れたディーラーツナギに着替えて作業です。

これがけっこう本格的で、NDロードスターを使った整備は私が見ていてもかなり参考になったほどです。
これはMMDSを使った故障探求の様子。。。
具体的には4番シリンダーのインジェクターからガソリンが噴射していない疑似トラブル状態を作り出し、どのような症状になってMMDSにログが出るのかといった、大人でも少々難しくかなりマニアックな体験でした。まぁ、子供達にはどれだけ伝わってるのかは正直不明ですが(^^;

お次はジャッキで車両を持ち上げウマを噛ませてから潜り込み、ロアレインフォースメントの締め付け作業をしていました。

ところで、教材となったこのNDロードスター、いつものように車台番号をチェックしたらこれが思わぬことが判明。なんとND(幌)の生産1号車が現存しておりました!!
市場には出回らない量産試作車ですからEPC2には反映されていない車両で、日本仕様のNDの1号車はジェットブラックマイカ(41W)のSレザーパッケージだったことが分かりました。まさかこんな形で実車にお目にかかれるとは!

マツダファンフェスタに行くからにはパレードランは欠かせません。今年も運良くチケットが購入できたのですが、わずか10分足らずで完売という早さでした。開催日が2日間になったにも関わらずこの狭き門です。なんか年々、入手困難度が上がっているような気がします。
パレードランに参加される方々の車両を見ていると、当たり前ですが現役ラインアップの車両やRX-7、ロードスターなどが多いように感じます。バブル期のマツダ車はかなり少ないように感じたし、実際ユーノス500は私1台だけでした。

さて、そのパレードランですが…これが過去最悪と言っていいほど速度がかなり遅くて…。コースイン後はほとんど渋滞を走っているような状態で、決して快適とは言えない状況でした。
正直、台数の入れ過ぎが原因ではありますが、できるだけ多くの人に走ってもらいたいという気持ちも分からないでもないので、ここは難しいところですね。
この時の様子は公式映像としてYouTubeにも上がっていて、私のユーノス500は8:01辺りで映っています。

今回のイベントでの注目の一つがNDロードスターの35周年記念車が発表されたことでしょう。
個人的にはNDロードスターは似たような色の特別仕様車ばかりで“華”があるものが少なくとても残念に感じていました。その点で言えばこの35周年記念車のボルドー/タンは特別感が高く、なおかつとても良い組み合わせと思っています。
ロードスター乗りならとても馴染みがある組み合わせであるし、実際、歴代ロードスターに採用されてきた言わば伝統カラーでもあります。NDは10年目にして待望の組み合わせが実現したと言ってもいいでしょう。
NAロードスターは700台限定のVRリミテッド コンビネーションA(1995年)、NBは私も乗っていた500台限定のNRリミテッド(2000年)、NCの場合はそれに近い仕様としてはブレイズエディション(2006年 非公式ながら284台)がありました。
日本仕様の35周年記念車の販売台数はこれまで通り期間受注生産とし、1000台を上限に予定しているとのこと。ただ、実売台数はそこまではいかないでしょうから歴代限定車/特別仕様車と同程度に落ち着くのではないかと予想しています。
同様の仕様は日本国内のみならず北米、欧州、オセアニアを中心として世界各地へも送り出すのが慣例だから、広い視点で見れば少なくともトータルでは1000台どころの生産ではないのは確かです。これを日本国内の目先だけの素人考えで単純に売れてないと錯覚しているのであれば、それはあまりにも視野が狭く愚劣ではないでしょうか。

2024年はベリーサにとって丸20周年の記念すべき年です。ベリーサ部の方々も多くが集結して華やかだったと思います。イベントの合間を見て少しばかり顔を出しましたが、みなさんとてもベリーサ愛に富んでいる方々ばかりでした。

コースを見ていると、ちょっとアクシデント?があったようで、ベリーサ部が全車揃ってパレードランとはいかなかったようですね。とても残念でした。
それにしても、みんカラグループのA.M.O.A(全マツダ車オーナーズクラブ連合)のパレードランは走りやすそうで何よりです。台数が多すぎず適度にサーキットを走れる楽しさはコチラの方が良いのかもしれません。

帰りがてら最後の最後にMSのNさんに会いに行って雑談をしていたら偶然、貴島さんにも遭遇! これはチャンス!とばかりに息子くんと記念撮影。
息子くんも貴島さんのことはクルマのテレビ番組などで見て知っていたレジェンドだから、本人とても興奮してました(^^

去年はどうにもならないくらい暑かったけれど、今年は例年と比べて1ヶ月ほど遅かったこともあり基本的には程よい気候で良かったと思います。ただ、午前中の小雨の時は冬物のコートでちょうど良いくらいの寒さだったので、この時期の服装の難しさを感じました。
とは言え来年も9月ではなく、同じくらいの時期に開催してくれたら有り難いなぁ〜と思うのでありました。