箱館奉行所

箱館奉行所の最初の設置は、享和3年（1803）。当初は函館山の山麓（現在の元町公園付近）にありました。その後、火災などを経て、江戸時代末期のペリー来航に伴って同じ場所に再設置されましたが、元治元年（1864）、防衛上の理由で、ヨーロッパの城塞都市を手本に蘭学者・武田斐三郎が設計した、星形の五稜郭へ新築移転しました。
江戸幕府の崩壊とともに明治新政府へ引き継がれますが、蝦夷地開拓をめざして上陸した榎本武揚率いる旧幕府軍が占拠。激戦の末に箱館を制圧した新政府軍は、艦砲射撃で被弾して使用不能となった奉行所を明治4年（1871）に解体します。その後、昭和後期になると、復元の待望論が持ち上がり、綿密な発掘調査、文献研究が進められた結果、 平成22年（2010）7月、見事によみがえりました。

■開館時間
9:00～18:00（4～10月）、9:00～17:00（11～3月）
※最終入館はいずれも閉館時間の15分前
■休館日
12月31日、臨時休館日（2018年は1月15日、2月19日）
■料金
大人 500円　小人 250円　未就学児 無料
■駐車場
周辺に有料駐車場あり


住所: 北海道函館市五稜郭町44番地