諏訪原城

牧之原台地の突端にある諏訪原城の特徴は、旧東海道沿いにある、武田流築城術典型の城跡です。攻撃のために備えられた三日月堀と曲輪がセットになった「丸馬出」が残っています。「丸馬出」は、武田流築城術の特徴で防御するだけでなく、味方が出撃するときの拠点になる作りとなっています。
天正元年（1573）、武田勝頼が遠江攻略のために馬場信春に命じて築いた城で、高天神城攻略のための陣城でした。城内に諏訪大明神を祀ったことから、諏訪原城の名が付いたといわれています。天正3年（1575）、徳川家康によって陥落した後は牧野城と改名され大規模な改修が加えられました。
本曲輪から見える島田市街地は、地形を活かした「後ろ堅固」の城であることがよくわかります。

○諏訪原城ビジターセンター
開館時間：10：00～16：00
休館日：月曜日、休日の場合は翌日。年末年始（12/29～1/3）
入館料：無料
駐車場：あり
住所: 静岡県島田市菊川1174