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2025年07月01日

フラッグシップとしてはもう一捻り-スバル・レイバックに乗った。

フラッグシップとしてはもう一捻り-スバル・レイバックに乗った。
レビュー情報
メーカー/モデル名 スバル / レイバック リミテッドEX_AWD(CVT_1.8) (2023年)
乗車人数 1人
使用目的 その他
乗車形式 レンタカー
総合評価
おすすめ度
4
満足している点 1. スバルならではの、運転視界の良さ。
2. 静かなパワートレイン、滑らかな乗り心地。
3. 頼りがいのある、運転支援装置。
4. 使いやすいリアシートと荷室。
5. 革巻きステアリングの握り心地。
不満な点 1. 昔のレガシィTWの面影もない、地味なスタイル。
2. スポーティにしたいのか、カジュアルにしたいのか、良くわからないインテリア。
3. フロントシートの座り心地はもう少し引き上げたい。
4. 今一つ反応が悪いタッチパネルと、まともに使えないボイスコントロール。
総評 今日は会社の休日だったので、レイバックを半日借りて150kmほど走ってみた。

丁度2年前にレヴォーグを借りて、高速道路での走りやすさに感銘を受けたのだが、このレイバックも勿論その美点を継承している。
車線の位置取り、ステアリングを切るタイミングなど、自分のイメージ通りに動いてくれるので、本当に運転が楽である。ウチの自家用車(V60)よりも上手いと思う。

レイバックはレヴォーグに対して最低地上高を145mm→200mmに上げ、サスペンションもレヴォーグのような地面に体固めを掛けているような安定感ではなく、ゆったりと脚を動かすようなセッティングに変えている。
それもあってか、運転していて上等なクルマに乗っているなぁ、と思う。クロストレックに乗った時もそうだが、スバルのクルマは本当に乗り心地が良い。

さて、昨年末をもってアウトバックが日本での販売を終了し、このレイバックが国内におけるスバルのフラッグシップとなったのだが、フラッグシップと言うことを考えると、内外装はもう少し華が欲しいと思う。さらに言うと、3時間乗ると腰が痛くなるシートも、もう少しグレードアップさせたいし、エンジンパワーももう少し欲しい。

このクルマに乗った後、実は自家用車でほぼ同じコースを走ったのだが、やはり疲労感が違うのだ。自分なりに理由を考えたのだが、やはりエンジンパワーの余裕とシートの座り心地の差が大きいと思った。これらが改善されたらレイバックはドイツ御三家のプレミアムDセグ辺りとタイマンが張れるのではないか。値段も上がりそうだけど。

とは言え、今や絶滅危惧種となりつつある国産ステーションワゴンとして、唯一無二の存在であることは間違いない。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 3
外装は☆2つ。

レヴォーグを55mmかさ上げし、樹脂のフェンダーモールを追加しているのだが、シルバーのカラーリングもあってか、とても地味なスタイルなのが残念。
昔のレガシィTWは途中でキックアップしたルーフとか、サッシレスドアとか、グリーンハウスが全周ガラスでぐるっと囲まれたように見せるデザインとか、ちょっと贅沢な乗り物と言うオーラが出ていたのだが、このクルマにはそう言うのが一切ない。

内装は☆3つ。

勿論基本はレヴォーグと同じなのだが、シート地に明るい色を採用したりして差別化を図っている。ただ、相変わらずトリムにはカーボン調やピアノブラックなど、雑多な素材が使われていて、スポーティに見せたいのか、カジュアルに見せたいのかが良くわからない。
なお、レヴォーグ同様に運転視界は抜群に良い。
水平対向エンジンが低重心なのかどうかはよく分からない(直列とは違ってエンジン下に排気を通す必要があるので、搭載位置は決して低くない)が、エンジン高さを抑えられる分、エンジンフードがとても低くて前が良く見えるし、サイドもリアもガラスエリアが大きくて視界が広い。
走行性能
☆☆☆☆☆ 3

エンジンはレヴォーグと同じCB18型1.8Lターボを搭載、177ps/300Nmを発揮する。トランスミッションはリニアトロニックと呼ばれる7段マニュアル変速モード付きCVT。

2年前に乗ったレヴォーグから改良が進んだのか、レヴォーグで気になった発進時の過敏さが影を潜め、静かで滑らかなパワートレインになっていた。実用的にはこれで十分だが、スバルのフラッグシップならもう少しパワーがあっても良いかとは思う。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
割と動きを抑える方向に躾けられているレヴォーグと比べて、ゆったりと脚を動かしている感があり。静かな室内と相まって、なかなかに快適。
ただ、フロントシートは身体を面で支えてくれないので、3時間も運転すると腰が痛くなるのが残念。

タイヤはファルケン・ジークスZE001 A/S 225/55R18 98V M/S(オールシーズンタイヤ)を履いていた。
積載性
☆☆☆☆☆ 4
荷室容量は、床上で492L。
後席は荷室からワンタッチで倒すことが可能。


さらに、床下に69Lのサブトランクがあって、リアのトノカバーもきれいに収納できる。使いやすそう。
燃費
☆☆☆☆☆無評価
今回平均燃費を計測したかったのだが、なぜか測ることができず、残念ながら割愛。
価格
☆☆☆☆☆ 5
レイバックは実質1グレード構成なので、今回乗ったグレード(リミテッドEX)はアイサイトX、ハーマン&カードンサウンドシステムも含めてフル装備。オプションと言ったら本革シートとサンルーフくらいしかない。
それでいて本体価格は399.3万円。ちょっと心配になるほど安い。
その他
故障経験 レンタカーだからもちろん故障などなかったが、今まで手荒く扱われたのか、20,000km強しか走っていないのにボディは傷だらけ。


ぶつからないクルマじゃなかったんかい。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2025/07/01 18:18:35

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この記事へのコメント

2025年7月1日 23:14
スバルの小型エンジンターボは車格に合ってないんですよね。
アレは5ナンバープラットフォーム専用で良いと思います。
是非、次回はストロングハイブリッドのフォレスターとクラウンエステートの乗り比べしてみて下さい。
フォレスターはコスパが目からウロコです。
コメントへの返答
2025年7月2日 11:13
レヴォーグ/レイバックは車重1.6tonクラスなので、テンハチターボは不足とは言いませんけど、2Lは欲しいところですね。インプレッサ/クロストレックであれば、このくらいが妥当と思います。

フォレスターの新型は良く出来ていると言いますね。旧型はカーシェアでは比較的ポピュラーな車種だったので、新型もいずれ出てくると期待しています。
2025年7月2日 7:55
フロントが傷だらけなのは、スバルだけフロントが近接センサーではなくカメラ仕様だからですね。普通はそんなの知らないから鳴ると思ってギリギリまで寄せてしまいます。
アイサイトと側方ミリ波レーダーは移動して近寄ってくる対象物にしか動作しません。車庫入れや狭い曲がり角など自ら近寄る場合はカメラの目視判断のみです。
2025年型だと低速時に自動でフロントカメラ表示する機能が追加されてます。
燃費規制でアウトバックが強制退場した格好なので、今年か来年のフルモデルチェンジでちゃんとしたフラッグシップにるはずです🤣
コメントへの返答
2025年7月2日 11:34
確かにフロントバンパー周りにセンサーはありませんでしたね。カメラで確認できない障害物については感知できない、と。なるほど…。
これまで何度もレンタカー&カーシェア乗りましたが、こんなにやられちゃっている個体は初めてでした。
アイサイトX自体はとても完成度が高いのですが、意外な盲点でしたね。

アウトバックの販売中止は残念でした。後期型はシートベンチレーションも付いたし、自分がV60CCを買ったタイミングに登場していたら、こっちにしていたかもしれません。

プロフィール

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6549450 やっと昨日観た。これが本当に演技なのかと思ったくらい、演者の気迫に圧倒された映画。歌舞伎に興味がなくても一度は観るべき。」
何シテル?   08/18 12:53
ヨーロッパの実用車が好きで、これまで ・ホンダアコード(2代目) ・マークⅡ(90系) ・メルセデスベンツC200(W202) ・VWゴルフ6 ・VW...
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