もう4年連続ですが、親戚に不幸があったので新年の挨拶は出来ませんが、今年も宜しくお願いします。
だからというわけではありませんが、新年早々元日とは関係ない日記ですw
“え、ポルノ雑誌?”スズキの新車名「ハスラー」、海外から失笑
(ピカピカニュース2ch、2013年12月29日)
ま、そりゃそうでしょうな。
これだけ数えきれないほどの車種が発売されており、又それが世界中で展開されているのであれば、海外のどこかの国の言語では、全く異なる意味となる名前があるのは、特段珍しい事象ではありません。
外車の名称も然り。
ネイティヴスピーカーにすれば直接理解しているものの、日本人などそれを母国語としない民族にすれば、場合によっては頓珍漢な意味や語感になるものだってあります。
かの
モーモー・ギャギャーン氏のようにw
このハスラーの場合、命名に際しては社内アンケートで決めたといいます。
恐らく理由はそれだけでなく、登録商標というものは長年使っていないと失効してしまい、他社に特許使用料を支払う羽目になりかねないから、まだ死蔵させまいとする思惑も働いたのではないでしょうかね。
絶版となった車やバイクから名前を流用することが稀にあるのは、そういう事情もあるのでしょうし。
本田技研工業の「インテグラ」も、二輪と四輪の間を何度となく輪廻転生を繰り返しています。
僕も軽く調べてみたら、「ハスラー」という名称は、実に多彩なものに名付けられていたことを知りました。
> ハッスル(hustle)に由来。「ハッスルする者」の意。
>
> ・賭け事において実力を隠し相手から大金をせしめる者のこと。詐欺師。
> ・売春婦、娼婦、男娼を意味する俗語。
> ・ハスラー(男性誌) - アメリカ合衆国で発行されている男性向けポルノ雑誌。
> ・ハスラー(映画) - 1961年制作のアメリカ映画。ポール・ニューマン主演。1986年に続編が製作、公開された。
> ・ハスラー(競走馬) - 1970年代の日本の競走馬で、ハスラー事件の原因となった。
この他にも1999年生まれ(サンデーサイレンス産駒)、2008年生まれ(シンボリクリスエス産駒)の「ハスラー」が存在する。
> ・ハスラー(ギャング) - ギャングの構成員の内、麻薬の売人、売春などの元締め(これを特にピンプと呼ぶ事もある)などで資金集めを行う者。
> ・ハスラー(二輪車) - スズキがかつて生産・販売していた2ストロークオフロードバイクシリーズの名称。
> ・ハスラー(軽自動車) - スズキが発売しているクロスオーバー型の軽自動車。
> ・ハスラー(軽三輪トラック) - 日野自動車がかつて販売していた三井精機工業製三輪トラックの名称。
> ・B-58 - アメリカ空軍の爆撃機の愛称。
> ・ハスラー(芸能事務所) - 日本のAV事務所。
> ・ハスラー(会社) - ドイツのラベル用品関連メーカー。現在の大手機械メーカー「アスコム・オーテルカ」の一部。
> ・ハスラー(Hasler) - 郵便料金計器(メータースタンプを印字する機械)の別名。
ううむ、こんなにあったとは…。
しかも、その殆どは、どちらかというとネガティヴな意味合いのようで。
日本車はもはや日本だけで売る時代ではありません。
今や世界戦略車として世界中の人々が顧客です。
なのでこういった問題は昔からありましたし、これからも続くでしょう。
それを避ける為に、当初は英語が主流だった日本の車名は、今では造語が中心になったのです。
しかしそれでも避けられず、結局は仕向け国ごとに違う命名をしています。
一例として、
日本→エクストレイル
北米→ローグ
欧州→キャシュカイ
中国→奇骏(クィジュン)
それも流石に手間らしく、最近では欧州車のように数字とアルファベットの組み合わせという、無難な着地点に落ち着きつつあります。
いっそ純和風の命名にしてはどうかという声もありますが、それとて結局は同じことだろうと思います。
・
外人 「なんで日本の車は英語の名前を付けたがるんだ?」 飛燕とか黒竜とかあったらかっこいいのにな
(乗り物速報、2013年11月7日)
バイクの刀、隼、忍者…。アスカ、キザシ、サイ、光岡自動車は言うに及ばず、雄(TAKERI)や鏑(KABURA)や風籟(FURAI)といったマツダの今世紀のコンセプトカー、センチュリーの外装色…。
英語を中心とした名称が氾濫する中にあって、和名は異質で中二病的な格好良さがあるので、もっと見たい気もありますがね。
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装備、付加価値 | クルマ
Posted at
2014/01/01 18:49:46