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ジャガーのイベントをやっていたので，小型SUVとして発売が開始となったJAGUAR E-PACEに試乗させてもらいました。大型SUVとしてのF-PACEの成功を受けた意欲作で，せっかくだからとF-PACEも一緒に乗りました。

E-PACE（4410×1900×1650）は2Lディーゼルターボ（180ps）・2Lターボ（250ps）・２Lターボ（300ps）の３つのエンジンでのラインナップで4,510,000円～7,640,000円。全長4.5m未満のコンパクトぶりで，BABY JAGUARの愛称をつけて，かわいらしいマークがフロントガラス下部にもあります。

普段セダンやクーペにしか乗らない私にとってSUVは異次元の高さですが，それより幅が気になります。最近の小型SUVは，小型とはいえ，デザインのためか幅が大きめですよね。1900mmという幅は，まあ日常でも別になんとかすることは可能ですが，お出かけ先の駐車場が狭いと大変だなあという印象でした。

インテリアはこれまでのF-PACEと同様のテイスト。First Editionという高額グレードだったこともあり，本革シートにフル液晶のメーター，ヘッドアップディスプレイと装備も満載で，これがジャガーか？というくらいのハイテクぶりでした。後部座席は4410mmの全長もあって座った感じは少し狭いと思いますが，ターゲットになるのはファミリーだとすれば，子供中心だと案外この程度がいいのかもしれません。

試乗したのは2L・4気筒ターボ（250ps）でした。エンジンは基本的に静かで，９速ATもあいまってスーっと加速していきます。思っていたよりもスムーズでストレスのない走りで好感触なんですが，裏返すとジャガーらしさ（？）みたいなものはあまり感じません。

以前XFに試乗したときは，結構マフラーを響かせて走っていたのが驚きだったのですが，そういう感じもなく，「う～ん，いいクルマだな」と素直に思います。味付けは薄めですが…。

エクステリアは結構かっこいいと思いました。最新のジャガー流のヘッドライトイメージを用いたフロントは高級車がたくさん走る中でも目立つでしょうし，リアのデザインも他と統の一デザインを用いたブレーキランプになっています。見方を変えれば，最近のクルマに多い，相似形のデザインと言えます。全長が短いので横から見るとどうしてもリアの部分が伸びやかさに欠けますが，写真は斜めからが多く，その角度で見るとうまく処理されています。

乗り心地は特に文句ありませんでした。基本的には穏やかな乗り心地だと思います。市街地での低速中心の試乗でしたから高速での乗り心地はわかりません。道路状況によっては軽く上下にゆすられるかな，という程度ですが快適でした。まあ運転に慣れなくてあんまりわかっていないですけど。

展示＆試乗のイベントは東急田園都市線の二子玉川駅前の広場で今日４月１日までやっているそうです！