20年前も雨でした・・・

今日埼玉は雨の朝です。
丁度20年前の7月1日も雨でした。
と言っても埼玉ではなく、香港の話ですが・・・
日本では余り取り上げられませんが、丁度20年前の今日は、1842年の南京条約から続いた、香港のイギリス統治が終わり、香港が中国に返還された日です。
生憎の雨でしたが、この日は色々なセレモニーが行われ、日本からも多くの観光客が、香港を訪れていました。



20年前のこの日、私たち家族は私の仕事の関係で、香港に住んでいました。
我が家とはヴィクトリア・ハーバーの対岸、尖沙咀まで出かけましたが、生憎の雨と凄い人出で、セレモニーを1時間ほど見て、地下鉄で対岸の香港島の太古城の自宅に帰りました。
その後返還を終えて、船でイギリスへと帰国する香港最後の総督、パッテン総督の船を自宅の窓から見ていました。

兎に角日本からの観光客も多かったですが、数日前に日本のTVクルーが大勢やってきました。
次々訪れる日本からの観光客を取材していましたが、某局のインタビューに答えた一人の日本人。
実はこの方、香港に来たのではなく、この日日本へ帰って行ったのです。
この方会社の先輩で、私より数か月先に香港へ赴任しましたが、ちょっと仕事で失敗があり、責任を問われて1年足らずでの日本への帰任でした。
そんな帰国の際に、TVのインタビューを受けてしまった訳です。

もうあれから20年
そんなに時間が経過したなんて、全く思っていませんでした。
私は家族より2か月ほど先に、娘の誕生日の翌日、一人で香港へ旅たちました。
成田へ向かうスカイライナーの中で、MDプレイヤーで聞いた曲まで覚えています。
そして娘の卒園と、息子が小学2年生を終えて春休みになるのを待って、家族は3月末に香港にやってきました。
その日は午後から休暇を取って、あの世界一危険と言われた、啓徳空港へ家族を迎えに行き、自宅へ連れ帰ると、26階からの景色に子供たちが驚いていたのを思い出します。
と言う事は、私はあの時41歳だったんだ・・・
その息子は、海外勤務を希望して、今はL.A.で研修中

色々あって、あっという間の20年でした。