いよいよ4月に入りました。毎年、年度の初めは色々と忙しいのですが、今年はここ10年で一番忙しいです。おかげで車に乗る暇がありません。それでは、前回の続きです。
今回のblogですが、この通りに配線すると、何かの拍子にアクセサリ電源に繋がっている装置の電源がすべて落ちてしまう現象が発生します。絶対に真似しないでください。
前の週、電装関係の取付が一通り終わったのですが、後から考えてみるとアクセサリ電源の取り方がイマイチだったのでは無いかと思いはじめました。
当初、配線して失敗した配線です。
これだと、ACC電源を分岐したときに電圧降下が起きてナビが起動しませんでした。
それならば、アクセサリ電源は入力側をカットして、リレーに繋ぎ、リレーからの出力をナビに繋げばよかったのです。そうすればOBD2から余計な電源を取る必要がありませんでした。
また、常時電源もわざわざナビから分岐しないで、これこそヒューズボックスから取ればよかったのです。ちょうど運転席のヒューズボックスにシガー用のヒューズがあるので、そこから取るのが一番良さそうです。絵で描くとこうなります。
気になり始めると我慢できません。折角配線をまとめて、内装まで元に戻しましたが、再度配線をやり直すことにしました。 内装のばらしは一度やっているのでスムーズに進みました。ナビを取り外して、配線のやり直しです。
ナビの配線は、常時電源とアクセサリ電源の端末をギボシ加工してあったので、常時電源側は分岐ケーブルを外して直に繋いで元に戻しました。
アクセサリ電源側は、車体側から来ている方に配線を延長して、リレーまで持っていきます。助手席の下はカーペットをめくると、すでに配線が這わせてあり、ここにアースポイントまであるので、ここにリレーや電源分岐端子等を配置します。
センターコンソールからの配線をするのには、グローブボックスの下の内装をはがした方がやりやすいですが、ネジ回しで大きなクリップのようなものを外す必要があります。これを外すのに助手席のフロアに寝そべる必要があるので結構面倒です。今まで、こんなところに遮音材のある車に乗ったことないので高級車なんだなと実感しました。
まず、アクセサリ電源をリレーに引き、リレーからナビのアクセサリ電源へ配線と行って来いになるので、配線は2本一緒にしました。黒い線がアクセサリの引き込みで黄色い線がナビへの配線です。
それが終わった時点で、今度は常時電源の引き込みです。今回はシガーソケットのヒューズから取ることにしました。シガーソケットのヒューズは運転席足元にあり、一番下の段の右端3個になります。そのうち一番右はグローブボックス内のシガーとなっていましたが、ここには配線されていません。今回は、助手席足元のシガーのヒューズから取ることにしました。
助手席のリレーから運転席にSSTの針金ハンガーを利用して配線を通します。そして、ヒューズボックスの内装を外して気づきました。何だかヒューズが大きい。そうなんです。今どきの国産車のヒューズが殆どミニ平型が低背型なのですが、ボクスターは今どき普通のサイズの平型ヒューズでした。どちらかだろうと勝手に判断して、モノタロウで手配してあったものが使えません。ガックリ。しょうがないので近所のホームセンターに買いに行きましたが、平型のものが15Aしかありませんでした。まいりました。次に近いオートバックスに行ったところ、20A電源ヒューズの在庫があったので、これを購入してきました。
今回、電源を取り出すヒューズは20Aです。ここから10Aの電源を取り出しますが、大した電装品は取り付けないので大丈夫でしょう。
ヒューズからの取り出しのためには、ヒューズのプラス側を確認する必要があるので、テスターで確認します。
下側がプラスのようです。
下側に取り出しの配線が出るようにヒューズを設置します。以前に配線してある、OBD2ケーブルと同じルートで助手席から取り出したリレーへの配線と接続しました。
後は、助手席に戻って、リレーから電装品へ配電するための分岐端子を取り付け、そこにナビへのアクセサリ電源、増設シガーソケットへの配線をしました。アースは足元のアース用のネジを外してそこに共締めです。 今回はドライブレコーダー用の増設ソケットとして、シガーソケット+USB充電端子の付いたこの商品を使いました。
増設ソケット本体は助手席足元に隠して、そこにドライブレコーダーの電源を差し込み配線し、更にUSB端子に新たに導入したNexus5x用のUSB Type-cのケーブルを接続しました。USBは助手席の網になっている物入れに丸めておき、充電するときに引き出して利用します。なぜ、Nexusがいるのかは後日書きます。
とりあえずここまで完成したら、ナビに仮に電源を戻して、バッテリーを繋いでアクセサリON。無事にすべての装置が起動しました。動きも安定しています。これなら問題なく使えそうです。 この後、バッテリー端子を外して、配線をきれいにまとめて、カーペットと内装を戻して完成です。パッと見配線がすべて隠れて後付感なく仕上げられました。いつもならすぐに終わる作業ですが、今回はかなり苦戦しました。みんからをはじめ、ネットでいろいろ調べたのですが、ポルシェのような車は自分でこんな作業をする人も少ないようで、中々情報が無かったので試行錯誤しながらのチャレンジとなりました。同じような作業をする人はあまりいないかもしれませんが、参考になればと思います。
ときれいにまとまったと思ったらこの後、悲惨なことになりました。ナビへの配線は純粋なアクセサリ電源では無かったようです。これを真似して取り付けると悲惨なことになるので、決して真似しないでください。
詳細は次回。
Posted at 2016/04/03 12:41:15 | |
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