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昨年日本公開決定から個人的には一番気になっていたんですが、ニッポン国内ではほとんど話題になってない『フォードvsフェラーリ』ですが、封切り翌日に観てきました。
(楽天ポイント溜まってるので実質タダだし)




20世紀フォックスからの日本配給はディズニージャパンっていう大会社リレーなのに、吹き替え版はおろか、TVの宣伝もほとんど無し。
Kinkiキッズ堂本光一がアンバサダー就任って言うことを年末に少し言ってただけですね。



クルマの映画ってそんな扱いですよね。

まぁ、それはそれとして(｡･ω･)ﾉﾞ


ネタバレってほどではないっていうか、ほぼ映画評論家が言ってることですが引き返すならここで。







僕が生まれる少し前の’66ルマンでフォードGTがその前にルマン６連勝してたフェラーリに勝つために色々頑張るってお話ですが・・・

大衆車の超巨大メーカーフォードが戦後ベビーブームの若者が車を買わない。
若者が車を買わないのはスポーツカーが無いからだ。
手っ取り早くレース勝つイメージを付けるのに金に物を言わせてフェラーリを買いに行ったけど、エンツォ・フェラーリにコケにされたことで、ボンボンのフォード２代目(と言っても孫)がキレて、金に糸目をつけないでフェラーリに勝て！
と、社内で檄を飛ばすも、レース屋がいないお利口な大衆車技術者さんだけでは勝てないので、手作りスポーツカー屋さんの元ルマン優勝ドライバーのキャロル・シェルビーに丸投げ。

ホントに丸投げしてくれたらいいものを、大企業の重役達が口出しをして邪魔をしたり、社内にライバルチームをたくさん作って来る。

ゴミ同然のカッコだけのマシンをルマンで勝てるマシンに仕上げたケン・マイルズを気に入らないって理由で初年度は連れて行かないで惨敗。
恥ずかしげもなく次年度から技術アドバイスさせてもギリギリまで参加させたくないフォード幹部。

それでも無理な条件をクリアして本戦に出場し、ぶっちぎりだったのにプロモーションのために３台並んでゴールしようと提案。
結局これもケン・マイルズをル・マン優勝ドライバーとしての名誉を与えたくなかっただけだった。(たぶん）


結局、フォードがフェラーリに対抗するためのクルマ作りがテーマではなく、

キャロル・シェルビーとケン・マイルズの下町技術者 と 超巨大企業フォードの役員たちの壮絶バトル

フォード(下請け) vs フォード(本社役員)


でしたね。

フェラーリとのバトルって特に無かったし、この年はフェラーリがマシントラブルで自滅しただけだし、
２倍以上の排気量のエンジンを投入して、持たないブレーキを途中交換する物量作戦に嫌気がさしてフェラーリも翌年から撤退
そんなフォードも敵なし状態で３勝してプロモーション終わったからってあっさり活動終了。

なんだか、ニッポンの巨大企業も似たような感じですよね。

外部技術者がイマイチ良く分かって無い巨大メーカーの偉い人に邪魔される。。。
僕のお仕事もそんな感じですから、凄い共感する！

50年経っても、ニッポンもアメリカも何にも変わってないな┐(ﾟ～ﾟ)┌

あと、この映画
CGがあまり使われて無くて、走行シーンは撮影用に作成した車を走らせたりぶつけたりしてるらしいですから、クラッシュ時のリアルな迫力もすごい！
運転シーンがあまりに雑なのはやっぱりクルマやレースにあまり興味のない人達が作る人間ドラマだからかな。

50年前の小さなタイヤ、巨大で重たいエンジンに、あまりにチープなフレームと安全装備なのに320km/hオーバーで走る当時の狂気
シートベルトはおろか、ドアが閉まらなくても走っちゃうルマン式スタートとスタート直後のクラッシュ！

モータースポーツを参加や運営側で長い間携わってるので、色んな意味でビビると同時に、昔のレーサーと今のレーサーに求められる能力が違い過ぎるな。



古き良きアメリカンな小ネタや言い回し、げんこつでけりをつけたがる男同士のぶつかり合い、クルマバカ亭主をい優しくも厳しく見守る妻と、アメリカンドラマの王道が詰まった良い映画でした。
(某太郎さんとさやさん夫婦のようでした）


あまり盛り上がってないですが、古くからレースを見てきたおじさんやおばさんは絶対見た方が良いと思います。

新春カツノ練でボンネット開けてふとフィルター見ると




オイルフィルターから漏れてる( ; ゜Д゜)

緩んでるかと思ったけど素手で締めた感じではガッチリだったんですょね┐(´д｀)┌
拭いてもしばらく経つと溜まってるのでオイル漏れてるのは明らかだけど、2億分の1の確率でフィルターが破損した可能性が無いとも言い切れないので


泣き寝入り覚悟でDラーへ。

『エンジン降ろすのにフィルターって外しました？ 』
『もし、外したとしても・・・再利用するはずない・・・ですょね？』

フロントのおじさんも、
エンジン降ろすのにフィルター外さないし、外したとしたら新品にするはずですからと。
(そりゃそーだろ)


で、担当部署に作業内容確認してもらったところ、メーター用センサーがついてたから外したと。

いゃいゃ！！
そしたらフィルター換えるでしょ！

フィルターとオイルブロックのＯリング新品にしますとのこと。
とりあえず社外のオイルブロックなので部品取れるか確認しますと。

で、帰ろうとしたら、

ショップさんでされてるなら費用はご請求いただければと言われたので、



本日スピリッツで修理です。

フィルター外そうとレンチ掛けると、ドームの部分がカタカタ動きます！
そして、レンチで回しても空回りしてます！


よく見てみると、確かにシール面じゃなくて、カシメのところから漏れてます。



巨大なプライヤーでカシメ部を回して取ってみると



Oリングシール面が膨らんでる！(;ﾟДﾟ)

おそらく、原因は

メーターセンサーついてるからエンジン降ろすのにオイルブロック取らなきゃなのでフィルター外す。
　　　　　　↓
赤い社外品が付いてるので、純正の黒いのだと換えたのバレる。
　　　　　　↓
換えるってのは標準作業になってないから報告や手続きが面倒なのでそのままつける。
　　　　　　↓
けど、フィルターには走行距離と日付が書いてある。
　　　　　　↓
普通に再利用すると、Oリングヘタってる分だけちょっと余分に回る。
　　　　　　↓
文字がナナメになると外したのバレる。
　　　　　　↓
もう一周無理やり回して（緩めるわけに行かないから）文字がまっすぐになるように付ける。
　　　　　　↓
ふ～～　やり切った！俺偉いっ！！


って流れなんでしょうね┐(ﾟ～ﾟ)┌

外して良いか聞くとか、やったらやったで報告するとか、作業後の確認とか・・・

７万kmも特に不具合ないものを、無理やり作業させられた挙句
リップは割られて（というか、お客のクルマクラッシュしといて）何の報告も無し
オイルフィルター再利用＆力ずくで証拠隠滅を謀る。

もう、呆れて何言って良いか分かりません。

何が怖いって、

そんな奴が一連の作業を一人でしてたってこと(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸ



これ以上何も起きていませんように