ブレーキキャリパーオーバーホール

スイスポのウィークポイント
熱でダストシールが破れやすい
前回 破れた時は 中古キャリパー自体を購入してアセンブリー交換したんだけど・・・
また破れたので とりあえず 前に破れたやつのＯＨ実施
ブレーキホース外して キャリパー裏側からエア圧かけてシリンダーを出すんですが、結構圧力が必要です。 ５Ｋくらいは要ると思うし残ったフルード飛び散り対策を念入りにしておく必要があります。
ピストンが抜ける瞬間 パンッと結構な音がするので心の準備も必要。

抜けたらこんな感じ
ダストシールが溶けてシリンダーに固着してます。

キャリパーのインナーシールも交換します。
ピックツールで簡単に外れます。
外したら パーツクリーナーで綺麗にしておきます。

ピストンをきれいに磨きます。
ゴムが溶けてこびりついたとこは ４００番のペーパーで擦って落としました。

ほんまはピストンも交換しようと思ってたんだけど 届かなかった（ＴＴ）
まあ 磨けばいい感じなんで むちゃくちゃ錆びて無い限り交換用ピストンは要らないかなあ・・

今回使用したＯＨキットはミヤコ製TP-117

赤いのはラバーグリスになります。

インナーシールは素手で簡単に入ります。
問題はピストンのダストシール。

まずは写真のような状態でダストシールを入れるんですが ラバーグリスをしっかりと塗っておきます。
インナースールの摺動面にもラバーグリスを忘れずに塗っておきます。

ピストンのダストシールはこんな感じに

その状態でキャリパー側の溝にダストシールを入れていくのですがピストンが奥に行くと入らないので写真の状態くらいでダストシールをキャリパー側の溝にしっかり入れます。
入ったらそ〜〜っとピストンを押し込んでいくとちゃんとセットできていれば奥まで軽い力で入っていきます。
ピストンが入ったらキャリパー組み立てて終了。
慣れれば ＯＨだけだったら１時間かからない作業だと思います。