中国メディア・今日頭条は2日、「日本の街を行く自動車を見た中国人は、みんな恥ずかしい思いをすることだろう」とする記事を掲載した。一体どのような点から恥ずかしさを覚えるというのだろうか。
記事は「中国の街では日系車を至るところで見かける一方、国産車はそれほど多くない。多くの家庭はマイカーを購入する際、低燃費でしっかりしている日系車を第一の選択肢にする」と紹介。一方で、日本の街で見られる自動車は基本的に日系車であると説明するとともに「多くの人が、日本人は愛国的感情から日系車を選ぶと思っているが、実はそうではない。単に日系車の品質が本当に優れており、コストパフォーマンスが高いからに過ぎないのだ」としている。
そして、「日本人は1人あたりのGDPがわが国よりも高いにも関わらず、その大多数がエコノミーな自動車を選ぶ。かたや中国では、にわか成金たちはみな豪華なスーパーカーに乗っている。これは認めざるを得ない事実だ」と伝えた。記事によれば、日本人が経済的な自動車を好むのは決して高級車に興味がないからではなく、金融危機を経て実用性を重んじるようになったからとのことである。
記事はまた、日本では排気量が少なく経済的な軽自動車が販売ランキングで上位に並ぶとともに、販売台数のトップ30は日本車で占められていると紹介。一方で中国国内では国産車の割合がわずかに25%程度であるとし「これは、よくよく考えるに値することだ」とした。
中国も日本のように、国産車のシェアを高めるべきだという記事の論調に対し、中国のネットユーザーは「国産車の質が良ければ、われわれだって国産車を買っている」、「国産品はニセモノや低品質なものが多い。市民が質のいいものを買うのは当然のこと。国産車は、市民に選ばれる理由を出せるのか」、「日系車を買わずに後悔した」といった感想を寄せている。また、あるユーザーは「考える必要があるのはクルマを買う側ではなく、クルマを売る側である」と指摘した。
愛国心だけでは自動車の安全や快適さを手に入れることはできない。自身の生命にかかわりかねない自動車を選ぶ時にはやはり、自分が安心できるかどうかが大きなポイントになるべきだろう。現在の中国の市場シェアは、消費者が安全性や品質などから判断した結果だ。中国メーカーは、さまざまな点からより国内の消費者に選んでももらい、愛されるクルマ作りが求められているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) サーチナ 2017-05-08 09:12
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2018/02/22 01:54:37