3歩進んで2歩下がる

新しいタイロッドエンドセパレーターで再度アタックした結果、
黒い跡が付いているここまで打ち込んで

ようやく外れました。

世間的によく言われている勘合が外れるときの大音響が、
思ったほどで無かったのは拍子抜けでした。
で、外れたタイロッドアウター側ですが、明らかに曲がっていますね。

これはもう要交換パーツです。
続いてイン側を外すんですが、ボディパネルに微妙に当たるので、
アッティパアームごと外すことにして、
ステアリングラックエンドを、外すことに。
こっちは案外簡単に勘合が外れてくれましたが、
ナイロンナットの抵抗でシャフトが共回りしてしまうので、

インパクトドライバーにユニバーサルジョイントをくっつけて一気に取り外し。
これでアッティバアームはフリーになるんですが、
今度はアッティバアームの取り付けボルトが抜けません。

ネジ部分は既に抜けているんでしょうが、
どこか微妙に引っかかっていて、抜けてこないのです。
まぁ、今晩じっくり考えて何か方法を見つけ出すことに。
で、とりあえず、ボロボロのブーツを取り去り、
中のグリスを綺麗にふき取った後です。

ナットと共回りするくらいで、さぞかしジョイント部分がユルユルなのかと思いきや、
案外ガタもキズも無く、このまま使えそうです。
元は黒いグリス（モリブデン系？）が塗って有りましたが、
手持ちのリチウムグリスをなるべく中に押し込むように

何度かシャフトをぐりぐりしながら

まぁまぁ入ったかなという所で、新しいブーツの登場。
純正品ではブーツだけの設定が無く、タイロッドごとの交換になるんですが、
マセの先達が調査し、ベンツW124用が使えることが判明。
当然ブーツ単体で買えるんですが、
ゴム製品ってやっぱ国産じゃないですか?
色々調べてみて、
3年前に買っておいた（っていうか買ってから放置状態でした）

大野工業製のDC2522。

上内径10mm、下内径25.5mm、高さ24mmはちょっと小さいようですが、
一応先のベンツ用とは同サイズのようなので、安心して
取り付けした結果です。

下側のブルーのリングを取り付けるのにちょっと苦労しましたが、
内面はもちろんブーツ表面にもグリスを塗ることで、滑らせながら
一番高い所を乗り越えれば、後は勝手に定位置に収まります。
と、ここまでやって今日は時間切れ。残りは明日とふと見ると

あーあっ、ラックエンドブーツもパックリ逝ってました。
水が入っていたのか赤錆が出てますが、
グリスも残っているようで、ジョイント部分の動きもさほど問題無さそうです。

これでまた一つ、車検合格への道が遠くなりましたねぇ。