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昭和の走り屋のブログ一覧

2018年12月28日 イイね!

ステアリングの頂点マーク再考



先週、久しぶりに総本山に行ってきた。ショールームには大好きな往年の日産ラリーカー3台が展示されていた。

1970年のサファリラリーで優勝したハーマン/シュラ―組の510型ブルーバード1600SSS。1977年 のオーストラリアで開催されたサザンクロスラリーで優勝した710型バイオレットSSS。そして1992年のイギリス、RACラリーに出場したパルサーGTI-R。

この中で、もっとも昭和の走り屋のハートを掴んでいるのがバイオレットだ。アルトーネン/ビューム組のマシンで、グループ4というカテゴリーのマシン。



改造範囲としては後のグループAとグループNの間ぐらいだろうか。ほぼほぼ生産車の状態で、今のラリーカーとは大きく異なる。

サスペンションも純正の形式だし、ブッシュ類も強化ゴム程度だった。外観ではオーバーフェンダーが装着されているが、モノコックは生産ベース。

これが当時のラリー界のトップカテゴリーだったのだから、「オレの乗っているクルマが強い!」という親近感も沸いたわけだ。

たぶん、今どきのチューニングカーの方が余程改造度合が高いのではないかと思う。今見ればノーマルっぽいけど、当時は憧れのワークスマシンだったのだ。

ちなみにエンジンは、LZ18という4バルブDOHCヘッドのエンジン。ベースは4気筒のL型エンジンだけど、モータースポーツ専用ヘッドが許されていた。



LZ18なんだけど、排気量は2000㏄で200ps以上を絞り出していた。この当時の日産は、排ガス対策で非力なL型エンジンしか市販されていない。

トヨタは2バルブDOHCを温存していたので、SOHCしか手に入らない日産ファンはかなり悔しい思いをしていた。

GT-Rに搭載していた4バルブDOHCのS20は強化された排ガス対策をクリアできないために生産が終わっていた。だから、このバイオレットのDOHCの市販は望まれていた。

結局はかなわぬ夢だったけど、当時は悔しい思いをしたものだった。やっぱDOHCって高性能エンジンの代名詞だったからね。



ところで、このバイオレットのステアリングを見て欲しい。以前、ブログにも書いたけど、やはりアルトーネンだったのだ。

たぶん、日本で最初にハンドルの頂点テープを知らしめたのはアルトーネンだったという、昭和の走り屋の記憶は正しかった。

アルトーネンが何のために頂点テープを貼っていたのかは不明だけど、少なくとも当時のラリー愛好家の間では流行したものであった。

当時はカウンターを当てたりハンドルを回している時の目印とおもっていたけど、そんなモノが目に入るわけでもなく、今はレッキでペースノートを作る時のものかな?と思う。

それがいつしかMOMOやナルディなどのハンドルメーカーが採用するようになっていった。そして今やNISMOシリーズのハンドルにも採用されている。

日産のデザイナーや企画した連中は、この頂点マークの紀元をしっているのだろうか。まさかアルトーネン、それもラリーカーが原点とは知らないだろうな!
Posted at 2018/12/28 01:45:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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