今日のニュウス。1984年に封切られ大人気になった映画、”フットルース”。その撮影現場だったユータ州の學校が取り壊される事になり、その前に主人公のケヴィン・ベイコン氏を数年がかりで招待するのに成功。色々なイヴェントが開催されたそうです。
イリノイ州から転校してきた高校生が封建的な街の制度と対立し成長していくと言う設定の映画でしたが、厳格で保守派のモーモン教が多数のユータ州は、実際お酒類を買い求めるのも沢山の規制があるだけではなく、彼らはキャフェインが成分のコーラやコーフィーも飲まない掟があるのに、この映画の監督は、わざわざそのユータ州で撮影をしたのですから、地元論に問う映画の脚本と同調していて、当時としてはかなり勇気のある決断だったと思います。
フットルースで彼の愛用者はVWのビートルでした。
以前仕事で自動車、長距離を運転していた際、一日中運転してたまたま一泊した街がユータ州のウェンドーヴァーと言う街で、ここは面白い事に街のど真ん中を州境がズンと跨いでいて、通りを越せばユータ州、こちら側はネヴァダ州でした。ネヴァダ州と言えばギャンブルから売春まで(場所によって)合法の、何でもござれの不夜城で、通りの向かいのユータ州は酒類もそう簡単には買えない筋金入りの保守は宗教。そのコントラストが興味深かった次第です。
その砂漠のど真ん中のウェンドーヴァーには昔、軍事基地がありまして、第二次世界大戦当時、日本に原爆を落としたB29がその為の訓練を行なっていた基地だったそうで、厳しい気候に耐えて今だに当時の建造物が建っています。
ウェンドーヴァーのフィアット850クープ。リヤエンジンのちっちゃな車。今で言うホンダのCR~Xみたいですね。
ぼくが乗ってきたのは荷物満載のダッジ・キャラヴァン。
ケヴィン・ベイコンさんはその後慈善事業にも力を入れていて、今回のフットルース撮影現場訪問には一つの条件が付いていたそうで、それは彼の慈善団体に寄付をしてくれる事だったそうでした。
映画撮影時、彼のスタント・ダブルは数人いて、その内の何人かは体操選手って読みました。数十年ぶりに見てみると、そうですよね、空から宙吊りのロープで舞ったり、激しいダンスを踊ったり。ありゃ絶対保険屋が許可してくれなかったでしょう。
その足取りで思い出したんですが。。。
以前英国製のコミューター機で、ブリテイッシュエアロスペース社製のジェットストリームと言うプロペラ機がありまして、我が国でも一定の数が飛んだ程ポピュラーだった時期がありました。
ただ英国製のヒコーキと言うのは常にどこか、ど肝を抜くへんちくりんな仕組みを平然と製造する癖があるようで、この機の変な特徴は、前後に走る細い廊下、その機体中央辺りにズンと翼桁の構造材がいく手を阻む如く左右に走っているのでした。これに足を引っ掛けて転んで座席の肘掛けなどにしこたま頭部をぶつける乗客が続出したので、航空会社で赤白のストライプを貼って注意を促したり対策を取ったんですが。
ある会社は機体が地上に降りている間、頭上に点滅する足元注意の警告灯を付けたんです。しかし結果は逆効果で、乗ってくるお客さん、皆、点滅する頭上の表示に気を取られまんまと足元の翼桁に足を引っ掛けすっ転ぶのでした。。。。まさにフットルース。
Posted at 2024/04/26 16:25:00 | |
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