HAMER「GSPS/FM(AGC)」('97)

私のヘイマー押しを決定付けることになった一本！

メイプルトップ＆マホガニーバックなボディに22Fのセットネックでチューンオーマチックに2ハムPU、という完全なレスポール系のスペックなのですがHAMERのHAMERらしいところがパッと見でレスポールとの違いが分かるダブルカッタウェイなボディシェイプ。

実はこのダブルカッタウェイが演奏性に於いては普通のレスポールと比べると雲泥の差で、私がレスポール型のギターを1本も所有したことがない最大の理由だったりします。
レスポールって15Fあたりから「（ネックの厚み）＝（ボディの厚み）」になっちゃってて激しく演奏性が悪いんですよね（ノД｀）

それがダブルカッタウェイだとネックの厚みは19Fくらいまでは大丈夫！という寸法です♪（｀・ω・´）

で、このGSPS/FMというモデルに話を戻すと、HAMERのラインナップからいくとSTUDIO系に代表されるようなアーチドトップなギターが一般的な中にあって、フラットトップとなっていて若干「廉価版」的な位置付けなんですかね。
実際の買値もSTUDIO系の相場からいくと10万円以上安かったんですが・・・

そんな廉価版？な、こいつではあるもののその最たる強みが圧倒的な音の良さ！
出音に含まれる倍音成分が非常に豊かでキレイで濃密な質が良い「本物」の音がするんです。
これはレギュラーラインのSTUDIOモデルと比べても全く遜色ないレベル。この辺がヘイマークオリティなんだと勝手に思ってます。

購入時、同じ値段くらいのギブソンと弾き比べをしたんですが
もう一聴瞭然でギブソンの音はオモチャでしたわｗ
ギブソンで同じレベルの音を出そうと思ったらあと20～30万は積まないとでしょうね。
（普通の20万程度のレスポールではこのクオリティの音は出ません！）
（ちなみにこのギターの買値は20万までいってないです。セールで17万弱だった記憶）

ちなみにPUは純正でダンカンのJBリアと'59フロント。
どちらも個人的にイマイチ好きではない銘柄ではあるものの
あまりにも音が良すぎてそこから弄ろうという気が全く起きなかったギターです。

ただ、音は圧倒的に良いのですがその他の部分での好みというか
使い勝手というか、演る題材の関係というか、そういった辺りの事情で
イマイチ活躍させきれぬままに手放してしまうことになったのですが
まぁ、持っていても使わないなら手放した方が良いというのが私流です♪（´・∀・｀）

＜見た目＞　　　　★★★★☆
＜スペック＞　　　★★★☆☆
＜弾きやすさ＞　　★★☆☆☆
＜音の良さ＞　　　★★★★★彡
＜弾いた度＞　　　★★☆☆☆
＜お気に入り度＞　★★★☆☆

TOTAL→★19彡

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