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2021年10月30日 イイね!

インドネシア風ザグレを作る(1/14 RC) #3 明暗中華クオリティ

最近は秋が通過駅の特急列車のごとき速さで去っていく気がします。
紅葉が始まったと思ったらもうスタッドレスの季節が…


さて、AmazonとAliexpressに注文から約2か月が過ぎ、待ちに待った主役が到着しました。





KingHobbyの3Dプリンタ製 1/14ザグレ4期キャブと、同じくFAW J4キャブ。
中国を出た後はシンガポールを経由してきたので、このくらいかかってしまいました。
Aliexpressの日本向け便は、Standard Shippingではシンガポールのセンターに集積後、一定量以上になると日本へ向かうそうです。





こちらはザグレ4期。とりあえず仮組してシャーシに乗っけてみました。
ムネトラさんでも一時期ありましたが、もうとっくに廃盤なんですよね…まぁ自分がまだ学生だったくらいには昔だしなぁ。それでこれを探してきました。

ムネトラさんはウレタン樹脂ですが、こちらは3Dプリンタ製。なので積層痕はあるものの、プロポーションやパーツ構成はかなりいい感じです。
シュノーケルは残念ながらオミットされていますが、グリルが本体とメッシュが別体だったり、内装まで再現されていたりとインジェクションモデル並み。取り付けサポートのパーツがセットなのも親切。
今回はMFCを載せるので内装は使いませんが…安全窓付きの国内ドアで右ハンドル方向のワイパー、でも左ハンドル内装で角目4灯…というちょっと変わった輸出仕様です。

なお、インドネシアに居るザグレ4期はほぼ日本仕様のプロジェクタランプのようなので、それだけは加工する必要がありそうです。
あとはどっち向きでシュノーケルを作るかなぁ…やっぱりツインターボ仕様でダブルでしょうか。
それともV10のつもりでシングルか。





そしてこちらがFAW J4。
最初にこれを注文して、当初はこれをザグレに先祖返りさせようと思っていました。
ですが直後に本家ザグレ4期を同じショップで見つけて追加発注したので、プリント時間を余計にとらせてしまいました。

FAWこと中国第一汽車のJシリーズ4代目がJ4です。ザグレにそっくりなのもそのはずで、正式にふそうから技術提供された現地メーカー車です。
丸目4灯から国内ザグレ同様の角目になり、J4でこのモデルのオリジナル顔に。時期不明ですが、初代スパグレの顔をそのまま移植した仕様になっていた時もあったようです。ザグレ顔のスパグレなら国内デコトラにも居ますが、逆というのはまた深セン。じゃない新鮮。
なお、現在はJ7まで進化しており、J5以降は完全にオリジナルデザインとなったようです。J6、J7は個人的にかなりかっこいいと思います。

で、そのJ3とJ4がザグレ・ファイターベースだったようですが、内訳は結構不思議な感じで…
多分GVWとかのモデル区別と年式によるものと思うのですが、まんまファイターとかザグレのバッジ違いというものもあれば、ファイター幅(2本ワイパー)で大型シャーシ…つまり増トン仕様とか、ザグレ幅(3本ワイパー、速度灯付き)にファイター風ルーフ(ザグレは後ろ下がり)とファイターフェンダー(幅狭ステップ)の大型車というのもあったようです。
正直、この辺のモデル一覧とか命名規則とかの情報が少なく、また中国語とロシア語が多くよくわからず仕舞い。
ただ、ロシアではアルタイという名前でも展開されていたらしいです。
あとFAWのエンブレムがでかい。


さて、次の仕事はこの積層痕埋めですが、いくつか手法があるようです。
アセトン蒸気に触れさせて表面を溶かすヘッドライトスチーマー的なのとか、素直にパテ埋めするにもABS接着剤を塗ってからとか、ポリパテorラッカーパテとか。
考えた結果、手間と硬化後のヒケ防止を重視してポリパテ1本で行くことにしました。
10年物の手持ちポリパテは予想通り硬化しなかったので、新しく買いました。タミヤのポリパテでカボチャスープとか和え物を思い出すのは私だけでしょうか。
キャブ素材のABS樹脂は硬い上に粘りがあって、ペーパーでの足付けも結構面倒です。しかも積層なので元から凹凸はあります。
なので、脱脂だけでどれだけポリパテが食いつくかをフェンダー裏で実験してみました。



結果は良好。あとはひたすら塗って削ってを繰り返します…あぁこれが面倒(笑)

以上、良い意味での中華クオリティを感じた一品でした。
KingHobbyというAliexpressのストアでしたが、丁寧に写真付きでメッセージを送ってくれたりと対応も良かったです。
また同ストアでは、国産車のキャブはザグレの他、ドルフィン蜂の巣グリルやギガも売ってました。
でも…内容も送料も同じなのに、値段が倍くらい違う出品が同ストアで併存してるのはなぜだろう。


そして一方のAmazon発注分。こちらは国産車のJISホイールを模したアルミホイールとタイヤのセットでしたが…こちらも結局2か月ほどかかって届きました。
深セン発送のEMSなので本来は2週間ほどで届くはずが、運悪く深セン税関のピックアップにあたったらしく、いつ通関するか不明(ほぼ返送されるらしい)なので返金・再注文となり、時間がかかりました。
こちらもセラーさんのレスポンスも良く丁寧だったのですが…



この5品を頼んで商品写真通りだったのが1品というなかなかな引きの良さ。
また「新品を買うと不良品を引く程度の能力」が発動したようです。いや、意思に反してるから自律型スタンドなのかなぁ。
で、買ったのはフロントタイヤ2セットとリアタイヤ3セットだったのですが、リアの1セットだけが正常品でした。
結局は「返送送料が高額で返品手続きも大変なので、返品なしの返金でOK?」との返信がセラーさんからあり、一応儲かった形になりました。

それでは具体的に、どこがNGだったのか見ていきましょう。
なかなかフリーダムです(笑)





まずフロントホイール。ドラム・ハブとハブキャップまで分離できる、かなりスケール感の高いものです。これだけを見れば違和感は無いのですが…

実車なら同じホイールを前後に使うところですが、ラジコンでは幅が合わないのか、リアダブル用はフラットに、オフセットを抑えて作っているようです。
なので前後で見た目が若干異なるのですが…商品写真を見る限り、これはどう見てもリア用の裏側。商品写真のフロント用には、座面部とディスク部の間に段差があるのに、これにはありません。
僅かな違いとはいえ大事なディテールですのでNGです(というか商品写真と違う時点でねぇ…)。
なお、このホイールはINJORAというブランドのものらしいのですが、本家INJORAのサイト写真も、黒銀の2色のうち銀はこの間違いの状態で撮影されています。

そしてリアその1。
ホイールは正しいのですが、タイヤが何かおかしい。



片方はOK。もう片方には…欧州車用26mmタイヤが強引に付いています。
いうなれば逆引っ張りタイヤ?
明らかに間違ってるのでNG。製造時のミスでしょうが、これくらい違うとうまくはまらないし、気づくんじゃないのかなぁ。

最後にリアその2。



右側上下2個がそれですが、もはや何も言うまい。
タイヤパターン・ホイールデザインとも全く違う別商品。なのに袋のラベルは一緒でしたので、これも製造時のミスでしょう。
更にこの「間違いセット」も、一方はフロント用ホイールを2個合わせてダブルにしたらしく、並べるとダブルタイヤ間のクリアランスが違うという間違いのマトリョーシカ状態。
リアその1はタイヤを替える(独特の刺激臭があるのも理由)とかして使えるとしても、このセットだけはどうにもならなさそう…数合わせできる同じ商品が見つかれば良いのですが。
というかこのホイール、INJORAのサイトに載ってないんですが…タイヤはあったけど。

以上、こちらは良く言われる用法での中華クオリティでした。
ただし組み合わせのクオリティの話で、部品の仕上げとか出来という意味ではかなりいい感じです。それだけに一層残念。
後から調べると本来INJORAのショップではタイヤは別売りらしく、これは別のセラーから購入したので、セラー側でタイヤと合わせたのでしょう。その時にホイールやタイヤが色々混ざったものと思われます(足りないホイールはAliexpressのINJORA公式ストアに注文したところなので、ぜひそうであってほしい…)。
でもタイヤのゴム臭がかなり強烈で…おいておくと部屋中にうっすら充満するくらいには臭い…。


今回は個人輸入のお話でした。
そして、次回からしばらくはキャブ製作編となりそうです。
パテ埋めも進めますが、前2軸でキャブも前方へオフセットする関係上、メカデッキも前出しする必要がありそうです。
Posted at 2021/10/30 18:27:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「ホイールマッチングとボディ再生準備、グッズ到着 http://cvw.jp/b/2115746/47717655/
何シテル?   05/12 22:28
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