なんだ？　なんだ？

男は仕事での買い物をすませ、クルマに乗り込んだ･･･

エンジンを掛け、ジグザグのゲート沿いにシフトレバーを操作する。

ＦＭラジオからは、明るいく軽快な音楽が流れてくる。

ここはホームセンターの駐車場だ。

時間は１６時ごろ

いつもは空いているが、今日は若葉でないマークをつけたクルマがやたら走っている。

「今日はなんかの特売日か？」

男のクルマは、流れの悪い駐車場のなかで、もがいていた…


なんとか駐車場を脱出し、次の目的地に向け、クルマを走らせる。

しばらくして・･･･

『ピー！　ピー！　ピー！』

っとなにかの警告音が！


「なんだ？　なんだ？」　と　男はメーターパネルをのぞきこむ。

「なんなんだ？」　　　　メーターパネルには何の異常も表示されていない。

「どこでなってんだ？」　男は音の発信源を探していた…

















「あっ　こいつかぁ」




「んっ　まてよ」

そう　これはパッセンジャーシートのシートベルト警告灯である。

「なんで？　クルマに乗ってるの俺ひとりだぞ！？」


男の背中に冷たいものが走る…




男はそのままクルマを走らせ続けた…

警告音が徐々に間隔を狭めていく

しかし、男は恐怖で助手席を見ることができない！

とうとう警告音は『ピ！ピ！ピ！ピ！ピ！』とかなりうるさくなった！



意を決して　男は助手席に目をやった！

　

























さっきホームセンターで購入した除草剤が少しずつずれて、座面の真ん中にきていいたのである。

「へぇ～　こんなもんで反応するんだぁ」

男は冷や汗を拭いながら、関心していた。

そして次の目的地･･･

それは日産のＤラーさんである。

男の今日の相棒は、カローラフィルダーであった（爆