ひろ＠ＸＣ６０のブログ一覧

今回の北海道探鳥旅行の日程、コース等まとめてみました

【日程】

６／１７　　自宅出発、東名高速－首都高－常磐道を経て仙台港、太平洋フェリー苫小牧行き乗船

６／１８　　苫小牧港着、北大苫小牧研究林散策　　札幌にて車中泊

６／１９　　野幌森林公園にて探鳥　道央道にて帯広、釧路を経て厚岸にて車中泊

６／２０　　午前中は霧多布湿原、午後納沙布岬まで　　根室にて車中泊

６／２１　　根室、野付半島にて探鳥　羅臼の民宿泊

６／２２　　午前中は知床峠、午後は知床観光、夜は鷲の宿にてシマフクロウ撮影　羅臼にて車中泊

６／２３　　午前中は神の子池、摩周湖等観光、午後はサロマ湖にて探鳥　湧別にて車中泊

６／２４　　コムケ湖、オムサロ原生花園、ベニヤ原生花園、宗谷岬、メグマ沼、サロベツ原野　天塩にて車中泊

６／２５　　サロベツ原野にて探鳥　　旭川のホテル泊

６／２６　　午前中　旭岳、午後は美瑛観光　　占冠にて車中泊

６／２７　　苫小牧（皮膚科通院）、洞爺湖等観光　　ニセコ五色温泉泊

６／２８　　ニセコ、神仏沼、積丹半島（カムイ岬）等観光、八雲温泉に入り函館にて車中泊

６／２９　　早朝函館観光、津軽海峡フェリーにて青森へ、不老不死温泉に入り十二湖にて車中泊

６／３０　　午前中、十二湖にて探鳥　秋田道－東北道－圏央道－東名高速を走り帰宅


【走行距離、燃費】

全走行距離　４６９８．２ｋｍ

燃費　　１６．１ｋｍ／Ｌ（軽油）


【撮影した野鳥】

（初見初撮り）

ヤマゲラ、エゾアカゲラ、エゾオオアカゲラ、クマゲラ
シマセンニュウ、ツメナガセキレイ、シマアオジ
タンチョウ、オジロワシ、シマフクロウ
オオジシギ、ギンザンマシコ、フルマカモメ

計　１３種

（その他）

アオバト、ヤブサメ、カヤクグリ
トラツグミ、アカハラ、オオジュリン
ノゴマ、ホオアカ、ノビタキ
カッコウ、ニュウナイスズメ、ベニマシコ
コヨシキリ、カケス、アカショウビン

【特記事項】

今年の北海道は俗にいう「蝦夷梅雨」、雨の日が続き気温も低く真冬のような寒さでした
それでもほぼ予定通り探鳥出来、クマゲラ、ギンザンマシコ等の難関をクリアー出来ました
尿管結石やマダニなど体調面でのトラブルも有りましたがなんとか探鳥を継続できたのも運が良かったと思います

クマゲラに会えないことを想定して利尻島や空知川沿いのポイントをいくつか予備コースに用意していましたが早めにクマゲラに会えたことで行かずに済みました

同様にエゾライチョウは浮島峠を予備に予定していましたが他のカメラマンの情報から会える確率は低いと判断、諦めました

いよい今回の北海道旅行も最終回です

旭岳を下りて向かったのは美瑛、美瑛といえばパッチワークが綺麗なパノラマロードが有名だが今回はパス









青い池はアジア系観光客で何故か賑わっていました



その後近くの温泉で温まったのだが、この時マダニにやられていることに気がつく
病院を探したが見つからずやむなく翌日苫小牧の病院に行くことに．．．

美瑛で道の駅を探したが適当なところが見つからず占冠まで走った

翌日苫小牧の病院でマダニを除去してもらいその足で洞爺湖まで、雨がひどく殆どノンストップ

洞爺湖版で証拠写真（行ったという証）



洞爺湖のウィンザーホテル（洞爺湖サミット会場）



ロビーからの洞爺湖の眺め



お昼はここでケーキセット



宿泊地、ニセコ温泉に到着



温泉に浸かりゆっくり温まりました



翌朝神仏沼に行くも小雨と霧で何も見えず





そのまま再び日本海の積丹半島へ



神威岬からの眺めです



そこから一気に函館に向かい

翌朝函館到着、函館山からの夜景は雨と霧で全く見えず
証拠写真を赤レンガ倉庫前で



朝市を見て回ったり、五稜郭周辺を散策して



早朝だったので五稜郭タワーからの眺めも見ることが出来ず夜景もダメで函館らしい写真は一切無し（汗）

青森に渡るため津軽海峡フェリー乗り場へ到着



これで今回の北海道探鳥旅行は終了しました

いろいろありましたが充実した二週間でした

おまけは青森、十二湖でのアカショウビン撮影です

６／２６、旭川のホテルで目覚めると天気は快晴

知床峠でギンザンマシコに会えたので旭岳に登るのはどうしようかと思っていたが滅多にない好天気なので登ることに．．．








ロープウェイ駐車場に到着



ロープウェイから見る旭岳



姿見駅が見えてきました



第一展望台に到着



雄大な景色をパノラマで



更に登って夫婦池に到着、美しい！



こちらもパノラマで



第五展望台に到着、ここからはＤ７２００に標準レンズ（２４－７０ｍｍ）をつけて、ＡＰＳ－Ｃなので換算３６ｍｍの画角ですが．．．



あちこちから火山ガスが吹き出していました



姿見の池を見下ろす



大雪山山系の山々



避難小屋が見えます



雪渓に鳥の姿が見えます



サンヨンに交換して見ると



雪渓をバックに囀るノゴマでした



カヤクグリにも会えました



ギンザンマシコは遠くに雌の姿を何度か見ることは出来ましたが写真には撮らず

雨が振り始めたので下山するとミズバショウや



エゾノリュウキンカが咲いていました



旭岳では少し前までサロベツにいたというカメラマンが数人いましたがシマアオジに会えなかったらしい

私が会えたというと、「え、シマアオジはいたんですか？」と驚いた様子、それほど既に居なくなったと信じていたそうです

そして雨が降りはじめる直前、昨日サロベツでご一緒したカメラマンが登ってきて、「あのあとどうなった？」と聞くので正直に「会えました」と報告すると悔しがっていました

しかも、この好天気なのに何故今頃登ってきたのか？と聞くと．．．

エゾライチョウを探しに浮島峠の林道を走ってきたとか、しかも林道は荒れていてエゾライチョウの姿は見ることが出来なかったらしい

私達も旭岳のあとに浮島峠にエゾライチョウを探しに行くかどうか悩んでいましたが、この情報を聞いて諦めることにしました

それにしてもこの岡山からやってきたというカメラマン、つくづく運が無い、北海道にやってきて一週間近いけど殆ど野鳥を撮ってないとか．．．

今回の探鳥コース、クマゲラに会えなかったことを想定して空知川沿いの探鳥スポットを回ったり、エゾライチョウを探しに浮島峠へ行ったり、いろいろなオプションコースを用意していましたが全てキャンセル、これにて北海道内での探鳥は終了となりました

あとは函館まで観光しながら走り、青森でアカショウビンに会って帰るのみです

シマアオジがなかなか現れないので諦めて帰るカメラマンが多くなるなか、天気に少し変化が出てきました

それまでずっと曇っていて気温も１０度前後と寒かったのですが青空が見え始め気温も上がり始めました






遠く湿原の向こうに利尻富士が見え始めて



本来ならこの広い湿原がエゾカンゾウの黄色い花でお花畑になるのですがご覧のように花は全くありません



小鳥たちも動き始めました

ホオアカがコバイケイソウの上に乗って囀り始め









ノビタキも飛び回るようになり





ふと見ると、そのノビタキの横に茶色と黄色のツートンカラーの鳥が現れました



これが待ちに待ったシマアオジ



でも、気温が上がったせいかピンが来ない



マニュアルフォーカスに切り替えてもピンが．．．



何処にもピンが来てないことから空気のゆらぎのせいか？



それでも必死にシャッターを切って



シマアオジとの距離は７１．６Ｍでした、少し遠いけど．．．



なんとか証拠写真だけは撮ることが出来ました



シマアオジは希少野生動物種にも指定された絶滅危惧種、かつては北海道のどこでも見られたそうですが今ではこのサロベツ原野でしか見られず、しかも数個体しかいないとか．．．



来年はもう会えないかもしれないと思うと



貴重な一枚です



この時残っていたカメラマンはわずか五人ほど、３日間シマアオジを待っていた数十人のカメラマンの姿は既にありませんでした

これが鳥撮りの怖いところ、まさに運任せです

しかも翌日、旭岳でシマアオジに会えずに帰ったカメラマンの一人と再び会うことになろうとは．．．

何はともあれ難関のシマアオジが撮れたことで今回の探鳥旅行の目的はほぼ達成しました
この日は旭川のホテルを予約してゆっくり休むことにしました。

稚内でウニ丼を食べ、サロベツ原野に到着したのは６／２４午後３：００頃

この日は様子見のため手持ちカメラを持って湿原の木道を歩いてみたのだが．．．

お目当てのシマアオジはここ数日殆ど現れず、現れても遥か数百メートル先で写真にはならないとのこと



それでも少し探してみるとここでもツメナガセキレイが．．．









天気も悪く、サロベツ原野から見える利尻富士も雲に隠れて



翌６／２５日は早朝からサロベツ原野へ、今度はゴーヨン＋Ｄ８５０で．．．

相変わらずシマアオジは出現せず、オオジシギがディスプレイフライト（求愛飛行）を繰り返していたので暇つぶしに撮影





























ここサロベツではオオジシギが一日中ディスプレイフライトを行っている
地元、富士山周辺でも見られるのだが早朝しか行われないので撮影は大変

これだけ撮影チャンスがあるのだがサロベツでオオジシギを撮影する人は殆どいない

それだけこの場所ではシマアオジが人気なのだ、希少野生動物、絶滅危惧種でもありここ数年、わずか数個体しか見られないということだから．．．

シマアオジ目当てにサロベツ原野に来ているカメラマンの中には３日以上も通って未だに会えない人も多いのだそうだ

午前９：００を過ぎこの日もダメかなと帰り始めたカメラマンが多くなった．．．