前回の記事で、私の “血管年齢” は “CAVI検査” を受け、実年齢より老化が進んでいるという判定結果が出たことを書きました。
さらには医師から
「右足と大動脈に動脈硬化の疑い」という所見をもらいました。メタボ体型でもないし、血圧も高くはないので、この所見には納得がいかないまま5か月の月日が経ちました。
本日、ネットの信頼できそうな医療・健康情報サイトから「私の “血管年齢” が老化した原因はこれらしい」と合点がいく情報を見つけました。
まずは、その情報を引用します。
【 カルシウム・パラドックスが血圧を上昇させる 】
カルシウム・パラドックス(逆説)という言葉を聞いたことがありますか。カルシウムが不足すると、血液中のカルシウムが増えるという不思議な現象のことです。
なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。
体内のカルシウムの大半は、骨に貯蔵されています。残りのわずか約1%程度が、血管などの細胞で使われます。
骨以外の細胞で使われるカルシウムは微量ですが、心臓の筋肉や脳の神経細胞の働きをコントロールするなど、生命にかかわる非常に重要な役割をしています。そのためカルシウム摂取量が不足すると、体が危機感をおぼえ、副甲状腺ホルモンを分泌させて骨からカルシウムを取り出し、体内(細胞)に補給します。カルシウム不足が続くと骨からの補給量がどんどん増加し、その結果、血液中のカルシウム濃度が高くなってしまうのです。
つまりカルシウム・パラドックスは生命維持に欠かせない現象なのですが、注目されるのはそのあとで生じるマイナス要因です。
血液中のカルシウム濃度が高くなると、カルシウムは血管壁に取り込まれ、壁を収縮させます。すると血液の流れが悪くなるので、心臓はより強い力で血液を送り出そうとします。その結果、血圧が上昇し、高血圧になりやすいのです。
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)
さらには、
【 カルシウム不足は血管系疾患の引き金 】
(中略)
カルシウム不足はさらに、動脈硬化を招く原因ともなります。血液中のカルシウムが増えると血管壁が硬くなり、血管の内側が傷つきやすくなります。傷ができると、そこにコレステロールなどが付着するため血液の流れが悪化し、また血管そのものももろくなってしまう(動脈硬化の状態)からです。
カルシウム不足は、高血圧や動脈硬化といった血管系疾患の引きがねともいえるでしょう。
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)
とあります。検査結果をもう一度振り返り比較します。
【 骨密度及び血圧の検査結果を比較してわかったこと 】
これまでに骨密度の検査を受けたのは2回だけです。測定部位が異なったためあまり気にせずにいましたが、改めて比較してみると・・・
■ 2010年9月24日の検査結果(於:横浜市スポーツ医学センター)
年 齢:53歳
身 長:164 cm
体 重:53.5 kg
B M I :19.92 kg/㎡
骨量評価:成人若年者平均の79%(同年齢の平均の83%)
血 圧:104/68 mmHg
■ 2016年7月29日の検査結果(於:某整形外科クリニック)
年 齢:58歳
身 長:164 cm
体 重:57.0 kg
B M I :21.02 kg/㎡
骨量評価:成人若年者平均の70%(同年齢の平均の76%)
血 圧:未測定
5年間の経過とともに骨量は確実に減っている(“骨年齢” の老化が進んでいる)ことがわかります。さらには昨日家電量販店で血圧を測ったところ『
120/70 mmHg』の計測値でした。正常血圧の範囲であるものの5年前に比べると明らかに高い数値を示しています。
このことから次のことが推定できます。
必要なカルシウムが不足していた。➡︎カラダが持っている自己防衛機能にスイッチが入り、骨に蓄えているカルシウムが血液中に溶け出した。➡︎その一部が酸化して血管内に沈着した。➡︎この繰り返しにより徐々に血管が硬くなり血流が阻害されるようになった。
ということなのでしょう。
【 カラダに必要なカルシウム補給と骨密度を維持するための対策 -- 3種のミネラル摂取 】
運動により骨に適度な衝撃を与えることも対策となりますが、最も手っ取り早いのは不足したカルシウムをサプリメントで補うことです。ただし、効果的に摂取するには知っておくべきことがあります。
骨を健康に保つために必要な栄養素は?
骨を丈夫に保つために、カルシウムが必要だとよく言われます。先に述べたとおり、カルシウムはリン酸と結びつくことによってコンクリートのようなものをつくります。また、鉄筋にあたる骨基質たんぱく質は、コラーゲンに加えてオステオカルシンというたんぱく質で構成されています。つまり、カルシウムはもちろん必要ですが、ほかにもいろいろな栄養素が欠かせないのです。
例えばマグネシウムやリンは、骨の形成に欠かせない成分です。カルシウムとマグネシウムは2:1の摂取比率が理想とされ、カルシウムとリンに関しては2:1から1:2の摂取比率が適切であるとされています。亜鉛はたんぱく質の生成に関わるほか、破骨細胞と骨芽細胞の働きを助けて骨の成長をサポートしています。
また、ビタミンDも骨の健康に欠かせない成分です。ビタミンDは小腸でカルシウムの吸収をサポートし、血中カルシウムが低下した時には骨からカルシウムを溶かし、肝臓からカルシウムの再吸収を促進することで、私たちの体がカルシウム不足にならないようにしてくれます。
(以下略)
出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.153(2016.03.10)
市販のサプリメントを当たってみると、まず目をひくのは3種類のミネラルが配合されている製品です。
▼ NatureMadeは1日3錠でCa(500 mg) / Mg(250 mg) / Zn(7 mg)。LIFE STYLEは1日1錠でCa(333 mg) / Mg(133 mg) / Zn(5 mg)。
カルシウムとマグネシウムの比率は2対1が理想的とされているはずなので、その基準からすれば NatureMade を選ぶべきですが・・・どうなんでしょう? この他にもたくさんのメーカーから発売されており、選ぶのに迷ってしまいます。
次にマグネシウム単体製品を探しましたが、LIFE STYLE の一択でした。
さらに亜鉛のみの製品を探して目にとまったのは、
▼ NatureMade 10 mg、LIFE STYLE 30 mg の2製品。
とある医師の情報によれば、亜鉛は特に「カラダに吸収されにくいミネラルなので、効果的に取り入れようとするなら1日複数回に分けた方が良い」というお話でした。
そこで最終的に選んだのは次の3つの製品です。
▼ NatureMade “Super Calcium with Vitamin D”。LIFE STYLE “NATURAL MAGNESIUM”。NatureMade “亜鉛”。
選択の決め手となった理由は次のとおりです。
・複合製品はコストパフォーマンスが良さそうだが、亜鉛を増やしたい時に増量が難しい。
・NatureMade のカルシウムは微量だがビタミンDが配合されている。
・LIFE STYLE の “NATURAL MAGNESIUM” は一錠あたりの価格が最も高価だが、吸収率を高める技術 “キレート加工” は他社製品にはみられないポイント。アマゾン等カスタマーレビューの評価も高い。またそもそも日本で手に入るマグネシウム単体の製品はこれしか見当たらない。
・亜鉛は1日30mg くらい摂取したいが複数回に分けようとすると LIFE STYLE では錠剤を粉砕するしかなく面倒。
【 最後にちょっと 】
記事で紹介しているミネラル製品はこれから摂取する予定なので、効果がどの程度あるのかはまだわかりません。私は自己責任で実施です。
できることなら医師に相談の上摂取されることをオススメします。
Posted at 2017/01/20 18:43:14 | |
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