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４０年位前に、宝塚の先生のお宅で眠っていたブルーフレームを頂いて来た。
Ｈ４２２０１は、ヤナセが１９５７年に輸入した、最初のロットらしい。

もちろん安全装置は付いてない、丸いダイアルで、絵表示の油量計が付いていた。

１５年ほど前に仙台の専門店でオーバーホールして貰ったら、油焼けで見えなくなっていた油量計は、文字表示に交換され、四角いお皿が付いて来た。

我が家では居間の中心で、いつでもお湯が沸いている。

不要となった、折り畳みベッドを売りに行った。

三鷹は家具は扱わないとのことで、
小金井まで、出かけた。

言い値で置いて来たが・・・
　　　　　　　　せめて、三桁は・・・・！

家内が面白い扇風機を買いたいという。
名前はカモメファン、船のスクリューを作る会社が、羽根の設計をしたという。
それはきっと、「かもめプロペラ」だろう！
と言うと、どうも違うらしい
ともかく、日本の潜水艦の消音プロペラ技術が生かされているのであろう。
即、買いだ！

プロペラの最大手はナカシマプロペラだから、じゃあ、ナカシマだ！というと、
あっ、そうそう、その会社。
どうも解せない、ナカシマプロペラが扇風機を作ったら、何があっても商売敵の「カモメ」と名付けるはずが無い！

届いた扇風機は秀逸な設計である。まず音がしない！
スキューの大きい７扇のプロペラ、まさに、日本のスクリューだ！
僕は船舶、田宮研究室のＯＢなのだ！
形状はモーターの出っ張りが無く、とても軽い。
ジンバル機構で、風向きの調整が自由に出来る。
背中に自慢げに［ｋａｍｏｍｅ］のロゴが。

名付け親はナカシマプロペラではなく、販売元の、ドウシシャなのだろう。
販売元が「かもめ」と名付けても、羽根の設計を売ったナカシマは、発言権が無かったのかもしれない。
まぁ、ファンとして、他に無い程、絶妙の命名ではある。