スイッチボックスからスロットルホルダーを分離! Vol.1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ハンドル周りのパーツをいろいろ装着しようとしていた時に結構困ったこと。
スロットルケーブルの取り回しとスイッチボックスの角度合わせが丁度良いところで合わない、ということが度々ありました。
そこでスイッチボックスをスッキリさせる事も兼ねて、既存の一体型スイッチボックスを外して独立したスロットルホルダーとスイッチボックスに分離させることに。
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スロットルホルダーはアクティブのアルミスロットホルダー 「タイプ3」というものをチョイス。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0037JYZKM
しかし取り付ける段になって下調べ不足が露呈。
このスロットルホルダーに取り付けるワイヤー(ケーブル)のボルトサイズは引き・戻しともにφ10です。
CT125の純正ワイヤーは引きはφ10でそのまま取り付けられるのですが、戻しの方はさらに太い径で取り付けることができません…(^^;;
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なのでφ10穴に適合する戻し用のワイヤーを別途購入しなくてはなりませんでした。
用意したのは同じアクティブの「アジャスタブルスロットルワイヤー」というものです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0057SRTUE/
サイズが数種あるのですが、「900mm」のものを購入しています。
この「900mm」がワイヤー長なのか、ワイヤーの全長なのかが今ひとつはっきりしなかったのですが、どうやら「アウター長」を指しているようです。(なのでワイヤー全長はこれよりも長い)
戻しの方だけACTIVEのものにしてもチグハグなので、あわせて引きの方も交換することにしました。
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順番が少し逆になりますが、ワイヤーを購入する前に純正のワイヤーを取り外して、長さのチェックをしています。
スロットル本体にアクセスするために、まずは黄丸箇所のプッシュリベットを外して樹脂の黒いカバーを外します。
※作業を楽に行うため、左のカウルは取り外し、右のカウルはめくってスペースを確保しています。
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続いて黄丸箇所の六角ボルトを外すと、スロットルを覆っている樹脂の黒以カバーを取りはずことができます。
(写真は六角穴付きボルトですが、交換してあるものです)
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ロックナットを緩めてワイヤーをホルダーから外し、引き・戻しのタイコを取り外すとフリーになるので、ハンドル側から抜きとることができます。
(写真は既に交換した後のものですが、純正は引きと戻しでナットの形状が違っています)
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純正の引き側のワイヤー長はざっくり計測して約103cmでした。
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ACTIVEのステンワイヤーのワイヤー長はこちらもざっくりで約106cmです。
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うまくワイヤーの端を揃えることができないので正確な計測はできないのですが、ACTIVEの方が3〜4cmほど全長が長かったです。
この程度の差ならば、「900mm」サイズを選択して間違いないようです。(その下のサイズは800mm、上は1050mmなので)
ちなみに純正の戻し側のワイヤーは引き側に比べて5cmほど短くなっていますので、2本購入したワイヤーの内1本は短く加工する必要がありそうです。
※実際の長さは取り回し方によって決まりますので、あくまでも参考値としてください
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短く加工する前に、アウターエンドからワイヤーが最大に吐出する長さを測っておきます。
計測値は約110mmでした。
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戻し用のために5cmほど短くするので、まずはアウターチューブを5cmカットします。
アウターチューブにテープであたりをつけておきますが、先にカットするのはインナーワイヤー先端のタイコです。
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ここをカットしないとアウターからワイヤーを拭き取れないので^^;
ワイヤーカッターを使って切断すると、ほつれもなく綺麗にカットできます。
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ワイヤーをアウターから引き抜いたあと、印をつけていた箇所でカットします。
今回はボルトカッターでカットしましたが、少し切断面が荒れたのでヤスリで整えました。
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抜き取ったワイヤーを戻してみて、変なフリクションなどがないか滑りを確認します。問題なし!
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カットしたアウターチューブ先端にアジャスター金具(スロットル本体側の金具です)をセットし、プライヤーでかしめて固定します。
ナットの6面体にあわせて3箇所かしめて、抜けないかをチェック。 一応OK!
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続いて戻したインナーワイヤーを最大限引き延ばし、吐出長が110mmになるようにタイコの場所決めをしてイモネジで固定します。
固定した後は不要なワイヤーをカットし、面倒ですが一度スロットルにセットしてハンドルまでワイヤーを通します。
スロットルホルダーに取り付けて動きに問題がないかをチェックし、問題がなければもう一度ワイヤーを取り外してタイコを本固定します。
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固定のために用意したのはコレ。
板金用のハンダと手持ちのフラックスと使わないでしまっていたたこ焼きプレート。
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フラックスで表面処理をして、バーナーで炙って溶かしたハンダの中にタイコを漬け込みます。
たこ焼きならぬタイコ焼きですね💦
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炙る・漬け込む、で両手が塞がっていたので写真はなし。
たこ焼きプレート内に浮かぶ銀色のハンダ池に漬け込まれるタイコ、ってちょっとシュールな絵面だったので少し惜しい😅
冷めた後に余分なハンダをヤスリで削って整え、出来上がりの図です。
あとは外した順番の逆で組み戻し、遊びの調整を念入りにやって終了です。
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遊びの調整はスロットル取り付け部とワイヤーの中間にあるアジャスターで行っておけば、手元のアジャスターでは最小限の調整で済みます。
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でもアジャスターがゴツいのでケーブルガイドを通すのが一苦労なのが唯一の難点でしょうか。
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スロットルホルダーが独立したことで、ワイヤーの取り回しの自由度がアップします。
今回は下に取り回したのでハンドルバーから上部がさらにスッキリしました。
ちなみにスロットルホルダーは見えている2本の六角穴つきボルトで締め付けるだけですが、しっかり固定されています。
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悪くないゾ。
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いい感じになったと自画自賛^^
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