GWも残り2日となったこの日、タミヤ掛川サーキットにて開催されたFutabaエポックGPに、スタッフ兼で参加してきました。
このレースは、息子がRCチームに所属させて頂いているショップの最も大きなイベントの1つで、共催のプロポメーカーFutabaさんを始め、数多くのスポンサーさんの協力の元、44回目の開催を迎えた歴史あるレースです。
今回はFutabaワークスで国内トップクラスのドライバー北澤さんも参加、トリプルホイールクラスとGPWグランプリクラスに参戦しました。マシンはチームメイト"掛川の主"さんが完璧に仕上げて準備してありますが、本人は当日のぶっつけドライブになります。
北澤さんは、息子が愛用している7PXなどのプロポ開発者でもあり、レース参加中も色々アドバイスやソフトウェアのアップデートなどもしてくれました。
7PX、これを手にしてからの息子は絶好調状態(笑)。昨年秋以降、タミヤの主要ビッグレース4つで表彰台に登れたのも、このプロポのお陰と思っています。
またトリプルホイールクラスには、今回もダンシングライダー開発者のタミヤHさんも参加してくれています。当初より完成されたマシンと思っていても、毎回アップデートにより進化させてくるので、大変参考になります。
今回息子が参加したクラスは、タミチャレMクラス、トリプルホイールクラス、GPWグランプリクラスの3エントリー。タミチャレGTにもエントリーしたいのですが、自分も息子もスタッフ兼だと3つが限界です(笑)。
Mは先日のMフリーク2位の状態からほぼ同じセット、トリプルホイールはアップデート(してもらった)でいい感じ、1番不安なのが最近余り走れていないGPWです。
今回のコースレイアウト
GPWはいつも通りフルコース、Mはタミヤレースではほとんど使わない両サイドも使うロングレイアウトです。トリプルホイールも普段は本コースでは走れないので、これだけのロングレイアウトはレースだけです。
〈練習走行〉
それぞれのクラス、1回ずつ行います。
Mとトリプルホイールは、問題無く快調に走行しています。
ただGPWはリヤが若干巻き気味、しかもストレートで何度も意図的に減速している様子。どこか調子が悪いのかな?と思い、走行後に息子に尋ねると、速くて目が追い付いて行かないとのこと(笑)。10数年も走っているマシンなのに、最近ロースピードのクラスばかりだったのが、ここまで影響していたのかと驚きましたが、これはレース中に慣れるしかない。あとはセットも燃調もイマイチなので、見直す必要があります。
〈予選 4分〉
タミチャレMクラス。
1回目、スタート直後に、混戦の中でクシャクシャになり最下位に。追いかける展開となりますが、Mフリの時の安定感そのままに快調に前車をパスしていきます。中盤にトップに上がりそのままゴール。暫定ポールです。
2回目、今度はスタート直後にトップに立ち、順調に周回を重ねます。終盤にバックストレートに出るところのお皿に乗って派手に飛ぶお茶目な面も見せますが(笑)、それまでのマージンのお陰でトップゴール。総合でもポールポジション獲得です。
トリプルホイールクラス。
1回目、2回目ともに、序盤トップ集団に食らいつこうとしますが、コーナーリング性能の差もあり徐々に離されます。その後中段グループの中で一進一退を続けゴール。1回目は7位、2回目を終えて総合8位で決勝に進みます。
ポールはHさん、コーナーリングが別格です。北澤さんもダンシングライダー初挑戦で3位。流石です。
GPWグランプリクラス。
1回目、2回目ともに、スタート直後より4〜5台のトップ争いになりますが、マシンの調子が上がらず、後ろについていくのがやっとの状態。リヤの巻きも収まらず何とかコントロールし、ストレートの伸びも余り良くありません。結局5位で決勝へ。ただ速さにはだいぶ慣れてきたとのこと。感覚は戻ってきたみたいです。
ポールはチームメイトのken君、2番手は慣れないマシンで流石の北澤さんです。
GPWのマシンを決勝前に再び確認したら、ようやく巻きの原因判明。ダンパーの不具合が発覚。急いで直します。あと燃調も見直して決勝へ臨みます。
また友人にMが速すぎると、これを貼られてしまいました(笑)。
ウエイトハンデ、本当に積んだら前に進みません(笑)。
〈決勝〉
Mクラス(8分)。
スタートの混戦も無くトップを走行します。ストレートの伸びも良く、コーナーリングの失速感も全く感じられません。その後も快調に走行し、2位に半周程度差をつけゴール。優勝です。
トリプルホイールクラス(8分)。
スタート後、中段グループをとにかくミスの無いよう慎重に走行します。中々前車を抜くことが出来ませんが、粘っていると1台、また1台と転倒し少しずつ順位が上がっていきます。結局最後までミス無くゴールした結果、4位フィニッシュ。過去最高位となりました。しかも優勝Hさん、3位が北澤さんで賞典外となったので、繰り上げ2位。息子、めっちゃ喜んでいました。
GPWグランプリクラス(10分、給油あり)。
暖気運転でリヤの巻きが収まったことを確認でき、燃調もだいぶマシになってきたようです。ただ前回のFutabaエポックで優勝していたので、ルールにより5グリッド降格。最後尾スタートです。
スタート直後の混戦を抜け出し、いきなり4番手に立つことが出来ます。前は北澤さん、タミヤエンジンで年間タイトルを争ったNさん、そしてあっきーさん長男君です。予選の時と違い、充分について行くことが出来ています。その後北澤さんとNさんに軽い接触があった隙をついて、長男君と息子が前に出て、バトルが始まります。得意なコーナーで詰めるも長男君にも隙が無く、激しいバトルが展開されます。中盤に差し掛かった辺りで長男君がハーフスピン。ようやく前に出ることが出来ます。その後も僅差のレースが進み、「これはピット勝負になるかな?」と、自分も緊張感が出てきた6分過ぎ、先に息子をピットに入れます。すると長男君もピットイン。急いで給油行ない、何とか長男君よりも先に送り出し、少し目を離した直後、息子の「壊れた〜!」の声が…。「えっ?」と思って見ると、息子のマシンのペースが上がらず、後続車に次々と抜かれていきます。何とか1周回ってピットに戻ったマシンを見ると、前足(サスマウント)が折れていました。残念ながらリタイアです。
息子に何があったかを聞くと、自分が送り出したあと、ピット出口で他車(同時にピットアウトした)と接触し、反動で壁に激突したとのこと。タイミング的にも、どちらに非があるとも言えないレーシングアクシデントだったのですが、後味の悪い終わり方になってしまいました。
長男君とのバトルは、本人的にも久しぶりの熱い展開だったようで、最後までやりたかったと残念がっていました。
その後のレース展開は見れていませんでしたが、優勝はNさん、長男君が2位、北澤さんが3位(賞典外によりken君が繰り上がり)となりました。
GPWは残念でしたが、Mで優勝、トリプルホイールで2位は嬉しい結果でした。
Mについては、このまま今年の全日本選手権まで維持していきたいです。
GPWについても、今月末にレースを控えているので、これから修理と一緒に大メンテを行う予定です。
以上です。
Posted at 2018/05/06 17:29:26 | |
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