目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
無事にデフ本体が降りましたので、早速にも、内部の分解にかかります
自宅の万力では、ギリギリのサイズで、挟み込むが厳しいです
NA8時代は、余裕だったのに
って言うか、ND5はケースが総アルミなので、強度を稼ぐように少し、大きく成ってるのかな
それとも、NR-Aは2.0LのRFとデフサイズが一緒なので、その影響でしょうか(汗)
なにせ、万が一にも落として、ケースが割れたりしたら大変です
2
何とか、落とすことなく、無事にケースを開けることが出来ました(汗)
NDは、サイドベアリング押さえが、ケースと一体化してるので、NA8の頃のように、バックラッシュ測定をすることが出来ないです
しかも、バックラッシュ調整には、シムの調達が必要とか(汗)
こんなところも、NDがDIYユーザーのハードルを上げてる原因でもありますね
デフ玉を降ろす前に、左右のクリアランスを、大まかに計測します
あと、書き忘れましたが、デフやPPFを降ろすまえに、プロペラシャフトのボルトにダイヤルゲージを当てて、大まかなバックラッシュを図っておきました。
更には、ケースを開けただけの状態で、手でリングギアを揺さぶって、自分の手の感触として、バックラッシュを確認しておきます(案外、ゲージより正確だし、大事だとも言えます)
3
NR-Aのスーパートルーセンデフの最後の雄姿です(笑)
分離する前に、何度も何度も、動かして手の感覚記憶させる(これ重要)
デフ玉の分離は、結構固いです
なので、バールをデフ玉にかけて、ケースにはウエスで保護して、ゴリゴリして分離ですかね
4
新旧比較
やっと、ここまで来ました
アウターレースやバックラッシュ用のシムとか、カラーは再使用するので、ハマっていた場所や向きが変わらないよに、確認しつつ作業を進めます
本当は、OS技研の新品デフは、一旦分解して中身を見たい所ですが、今回は余裕が無くて(汗)
リングギアを外して、取付ボルトを清掃して、ネジロック剤を塗って、規定トルクで締め付けますが、これが結構、高トルクで大変です(汗)
5
でぇ、デフを組み付ける前に、ケースの当たり面を確認すると、何かが噛み込んだと思われる凹み等の跡形がいくつかありました
また、当たり面周辺部のバリも気に成りますので、オイルストーンで均してあげたうえで、やすりで面取りも
6
組み立て前のデフですが
実は、一旦、デフを組んで、ケースを閉めて、車体に乗せるところまで行ったのですが、何か、気になることが心の中にあったので、もう一度、分解してみました
サイドベアリングを組んだ時には無かったデフの軽い当たり傷のようなものが確認できます(汗)
どうやら、デフケース内の補強隔壁の一部に干渉してるようです(汗)
トルーセンに比べ、四角く出っ張ってるのが原因なようで、デフケースの個体差なのかも知れません
7
仕方ないので、ここも、ちまちまと、やすりで削って、デフ玉との離隔を確保してあげることに
少しでもキリ粉が、ドリブンギアやベアリングに入り込まないよう、ウエスでガードして、あとで、パーツクリーナーを駆使して、丁寧にお掃除しました
離隔は、約2mm確保できたので、これで良しとします
自宅でゆっくりした作業だからこそ、発見、リペアできた部分でもありますが、プロでも気が付かないのではとも思われますので、今後、作業される方は、要注意ですね
8
最後は、液体パッキンを丁寧に塗って、組み立てします。ピロりんさんからのアドバイスで、プロでもオイル漏れを気にするとの話を聞いてましたので、可能な限り丁寧に脱脂とシールの塗りこみをしました
あと、シム等の組込みが、結構、難しいですが、クリアランスが適正でしっかりしていれば、案外、簡単に組み込めることも判明しました
その辺りが、NDのデフ交換の肝でもあるのでは無いでしょうか
ちなみに、シムは無交換で、バックラッシュも分解前と変わらない感じでした
あと、重要なのが、サイドベアリングの打ち込み加減でしょうか
少しでも、甘いと、ベアリングにも負担がかかりますし、組付けも固くて、大変です
最後に、ケースを閉めてから、ドライブシャフトのオイルシールを打ち込みます
外面に液体パッキンを、内面にはギアオイルを塗って、ドライブシャフトにもしっかりオイルを垂らしてあげるのが吉かと
全ての作業を、バラした逆の手順で組付けてあげれば、作業はすべて完了です
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