さて、スペイド ウェルキャブ仕様です。
福祉車両とは、「高齢者・障害者の乗り降りや運転がしやすいように工夫された自動車。高齢者や障害者が介助者に乗り降りさせてもらう「介護車」と、障害者が自ら運転する「自操車」の2種類がある。」という定義で、介護車は座席が回転・昇降したり、車いすのまま乗り降りしたり、車椅子を格納するリフトが付います。
メーカーで販売しているものは型式認定とってるから改造車には該当しない普通の5ナンバー車。
ちなみに消費税が非課税ですよ。
ま、我が家にとっては年寄りが乗り降りしやすいクルマであって、設備の前に
①助手席に座れること・・・後席だと気になって運転中もチラチラみるので運転が危険
②使うドアがスライド・ドアであること・・・ドアの開け閉めができない、風に煽られた時に危ない
という条件で探すと、実はトヨタのポルテ/スペイド一択になってしまいます。
それ以外にもサイドシルが無く低い床面、高い天井で腰を折らずに座れる、広い足元など、車の基本デザインのレベルでお年寄りに優しいクルマです。
この低床(30cm)ゆえかハイブリッド化ができず、既に販売中止が決まってるのは残念だけど。
乗降サポートは「助手席回転チルトシート」、これは手動で動かすシンプルなもの。
回転した後で、数センチ「座席を前傾できる」チルト機構がついていて、これで乗降の際に腰が高い位置に保持でき、「よっこらしょ」とならないスグレモノ(影の感じで前傾がわかるかな?)。
実は10年ほど前にも福祉車両を使ってた、トヨタのラウム。ポルテの先代にあたるモデルで当時はユニバーサルデザインを標ぼうして、ピラーレスでリアドアがスライドするものでした。
この時は「助手席リフトアップ機構」という、電動で社外にせり出してくる立派なものがだったけど、乗降に30秒以上かかるのと、けっこう外にはみ出すので使うには場所を選びましたね。
スペイドの回転チルトシートは2016年に登場した機構であるが、動かすのに3秒ほどですみ、はみ出しも少なく以前のリフトアップに比べると気楽に使えます。また電動ではないのでコスト、メンテナンス費用も安いかな。
福祉車両として、良くできたクルマです!
Posted at 2019/02/11 09:23:11 | |
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