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2021/12/30
走行距離1,820km

先日発見したシリンダーの偏摩耗。
きっとピストンの首振りだろうということで、シリンダーとピストンを交換。
加えて、スラッジコテコテだったので、スラッジ固着防止を狙ってピストントップと燃焼室を磨いてみた。

トップ画像上がクリッピングポインのボアアップキットつるしの状態。鋳物の肌そのままって感じ。
画像下が磨き中。ここからもう少し磨いてぼんやり自分のシルエットが映り込むくらいまで磨いた。

燃焼室も↓ここからもう少し磨いてこちらもぼんやり映り込むくらいのセミ鏡面って感じ。



初めてバルブもばらしたんだが、作業前に予想していた通り、バルブコッターがはまらなくて10分くらい苦戦したわー。

これだけ削ると多分それなりに圧縮落ちてるんだろうが、まぁいいや。

組み付けは今回、ワコーズの組み付けペーストも使って慎重に組み上げる。

まぁ何度目かの組み込みなので、磨き工程がなけりゃ2時間ほどで作業完了。無事にエンジンも始動。
今回はしっかり慣らしもしよう。5000回転までで100kmくらいやりゃいいかい？

最高速アタックはそれまでお預けって事で。

数ヶ月前からエンジン始動してすぐ、カタカタカタカタ・・・という気になる音。結構耳につく音。
冷間でも暖まっても変わらない。
タペット音はチチチチって感じだから違いそう。
ボアアップ直後はこんな音しなかったはず。そしてBボアアップ後の走行はまだ1,000km弱。

試しにタペット調整してもダメ。
カムチェーンテンショナーイジっても変化なし。
わざとテンショナー緩めてガラガラ言わせてみるが、件のカタカタ音とは違う音。
クラッチは見てないけど、シフトペダル踏んでも音は変わらないのできっと違う。

こうなるとあとはクランクベアリングか、はたまたピストンの首振りか？とあてをつける。

クランクはもっと酷い音になるだろうから原因ではない！と固く信じてみる。(腰下バラしたことないので自信なし)

んなわけで、まずは腰上のチェックをしようと思っていたが、面倒でしばらく放置していた。エンジン始動は問題ないし、駅まで乗る分にはなんの問題もなかったんで重い腰が上がらなかったのよねー。

しかし、最近とみに最高速が伸びなくなり、88ccなのに75kmくらいしか出なくなってきたので、いよいよ確認するためにバラしてみた。

予想していたものの、ショッキングな状態。

ピストンは目立った傷はなさそうだが、アホほどスラッジが張り付いている。
この画像の排気側バルブリセス上の台形部にある段差はスラッジがボコボコに張り付いて盛り上がってる状態。



ピストンピン抜くと、くっきり摩耗した筋。
まだ段差ができるほどじゃないが、走行距離からしたらやばい。


ヘッド側もこってりスラッジ。



極めつけがこれ。シリンダーをエンジン搭載した時に上下になる方向に摩耗あと。
こりゃしっかりピストンさんが首振ってるんじゃないかね。たった1,000km足らずでこんなんになるかね？オレの組み方が悪かったのかなぁ？



と、いうことでこのまま放置ってわけにもいかないので、シリンダーとピストンは交換を検討。

しかしこのスラッジまみれはなんだ？
燃料濃いってこと？それとも駅までの5分くらいの短距離しか乗らないのが悪いのか？
うーん、なんでだろ。

いずれにしても部品も無いし、一旦このまま組み直して、またカタカタ音とお友達。

いっそ、違うとこのボアアップキットに買い替えてみるかなぁ？

半年前にオーダーしていたRPMにマフラーが届いたのでさっそく取り付け。
クリッピングポイントのヘッドとの相性が心配だったが、フィッティングはバッチリ。

見た目はカッコええね。箱とのギャップ萌えって事で。

音量はクリッピングポイントと比べると、アイドリングはややうるさくなった。より低音が効いてる感じ。
しかし、吹かしても音量はさほど大きくならず、むしろクリッピングポイントより控えめかも？



しかししかし、走ってみると上でスッカスカな感じ。ダラーっと回ってるだけでパワー感なし。
薄い？のか？？
キャブセッティング見直して、
もうすっかり冬だしMJ90→95、ニードルクリップも一段下げて、濃い目にしてみた。
スローは38そのままで、エアスクリュ微調整のみ。

これで少し様子見ましょ。