ほらな。

こんばんは〜

そもそも、戦闘機屋上がりの富士重工に流麗なデザインとか美しいシルエットとかを求めてはいかんのでは？無骨最高です！

過去には突然変異的に外国人に任せたらたまたま歴史に遺るようなビューティフルなデザインはありました。僕のマイカーのR2&R1ブラザーズやアルシオーネＳＶＸとか。(アルシオーネも初代はペキペキのヘンテコだったし)

そんな歴史を振り返ると最近のレヴォーグやインプはそこそこ及第点取れてませんか？デザインが酷くて購入見送りにまでいかない気がしますが。如何に？

いらっしゃいませ。

まず、ベストカーの当該記事を読んでみて頂きたいですね。それに、私の過去のスバルデザインをこき下ろした内容も合わせて見て頂ければ。

軍用機屋上がりでデザインは…という声も多いのは事実です。しかし今年、戦後何年経ちますか？初代レガシィのデザイン統括者・杉本清氏も
「スムースな面とラインを使って流行りを追うのはウチの目指す所ではない。一見無骨でも、タフで力のあるデザインを狙いました。カッコ悪いと言われれば、それはそれでこたえますが」
と述べられています。しかし、機能を詰めた結果「無骨さ」が現れたデザインと、テイストを混ぜこぜにした「迷い」がそのまま放置されたデザインでは全く着地点が違う訳です。レヴォーグはまさに「クーペとワゴンの融合」という無理難題の上に、インプレッサベースの宿命から〜ホイールベースが短すぎる反面キャビンは長過ぎ、ルーフ後端を下げてどうにかマスを削り〜という具合にフォルム創りを縛られ、結果的に落とし所を見失った「迷い」が露呈しています。
今回のインプレッサも「ウェッジシェイプとフラットデッキ、どちらか決めかねて」両方のプレスラインを引いたままのモデルを設計に渡してしまったかのよう。だから水野さんに「ラインや面の構成が整理されてない割りに、どの線にも力がない。面のハイライトもきちんと出ていない」と喝破されているのです。
難波治氏が残したハイブリッド・ツアラー・コンセプトにはこんな迷いはない。まぁ、7年前の作品の構成要素をそのまま今の市販車に反映できるかは不明ですが、その息吹の欠片も感じられないのはどうしたことなのだろう。外部から招請したなら、その人から盗み取りたいものがあるから呼ぶのでしょうが、ブーレイにせよザパティナスにせよ、呼ぶだけ呼んで残るものなし。次はVWを辞めたワルター・マリア・デ・シルヴァ氏でも呼んだらどうでしょうかと。