2021年08月21日
コーナーで胸郭や頭が内外にブレないようにしろ。
そのために肘を張りっぱなしにしろ。そのためにグリップを外から握れ、と。
それができていれば、バイクが多少暴れても、フロントが多少あちこち向こうとしても遊ばせられる、と。
Jett Lawrence "I've never had arm pump in my life"
スタンディングからシッティングへの移行で前に移動するというのは、お尻のことであって、重心?である鳩尾あたりの位置が後退しないようにということだと思います。
(AJてばAlbert Justinだったのか! 子どものころ日曜学校に通ってたっぽい名前。)
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いずれもAJが(他の達人たちも)言ってきたことではありますが、グリップを外から握っている状態を意識せずとも保ち続けるのは私はできていませんでした。
いつのまにかdead gripになっちゃう。
こちら↓に「肩を挙げずに肩甲骨を寄せる(=内転させる)」という表現が出てきてハタと思い当たったのですが、私の場合上半身が遅れ気味でハンドルバーが遠くなって肩甲骨を外転させてグリップに腕を伸ばしているのかも! そういえば、フロントに荷重をかけるつもりで、うまく荷重できないしなんか上腕三頭筋長頭が疲れることがある。
そうじゃなくて、AJが"chest forward"としばしばお教えくださるように、胸骨で押していく感覚になるような姿勢を取ればいいのでゎ?! そうすればハンドルバーが近くなって結果として肩甲骨は内転するはずだし、結果として外からグリップに腕を伸ばすことになるはず!
(45秒あたりに出てきますが、まず筋トレしたがる人多いですね。)
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そういったことを意識して1290SDRに乗ってみるといい感じではないですか。
意識しなくてもdead gripにならない。疲れもさらに少ない。
SDRはハンドルが遠い印象がありましたが、ちょうどよくなりました。
-重力加速度+バイクの加速度の合成ベクトルの真上に筋力ではなくて体重で乗っている、つまり躰が遅れていないので安心感があります。
体重がフットペグやシートを介してまっすぐタイヤを路面に押し付けていて、その前後の配分を加減できる。
一度この感覚を経験すると快適なのでとくに気を付けなくても躰が勝手にこの状態をトレースし続けようとする。
ハンドルバーに引っ張られるでもなく寄りかかるでもなく持てる。
ステアがどう動きたがっているか感じやすくて右手で応えやすい。
The beast 3.0のトルクへの恐怖が減ってtruck mode, MTC off, AWM offなんてのも不安なく試せるようになりました。
非力なバイクの方が上達しやすいと思っていましたが、too muchなバイクでは躰が遅れるとたちどころに思い知らされるので、こういう訓練にはいいかも。
因果関係のより上流側に気づけると下流側のことは意識し続けなくても当然に成り行きで改善できるし、より広範囲にいい影響を及ぼせていいですな。
結果である下流側だけをを意識的になおすつもりで、それと気づかぬうちについでに上流側もなおっているような場合にくらべて、なぜかわからないけどまたできなくなってしまうようなことも少ないのではないでしょうか。
「こつ」と呼ばれるものには、より本質に近いものと、本質がうまくできると結果として表面に見えやすく現れるものが混在していて、ほとんどは結果の方なので結果をなぞろうとしてもわかっちゃいるけどそれができない状態に陥ることが多いのではないでしょうか。教えてくださる達人の多くは意識せずとも端から本質の方はできていた、いわゆる「筋の良い」「センスがある」人だったからこそ達人になった人が多くて、意識していなかったゆえに本質に近いことが陳述的に示されることは比較的少なくて、凡人は表面に現れる結果をなぞろうとしてなかなかうまくいかないことが多いのではないでしょうか。
まあただタイミングと加減のことなので小脳が学習するまでそれなりの繰り返し回数が必要なはずで、調子こいて痛い目見ないように気を付けないと。
早く雨が止んで涼しくなってクローズドコースで試したいなあ。
Posted at 2021/08/21 12:39:15 | |
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躰の使い方 | 日記
2021年08月18日
アトラス君てば、中殿筋をうまく使えてない姿勢にときどきなりますね。
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ヒトと違って背骨、とくに頸の自由度がないのに?/ないから?/なくても?こういう課題を遂行できるわけですな。
この運動を、プログラムではなくて学習できるようにいつなるか?
さらに、ハードが変更されても逆モデルを学習するようにいつなるのでしょうか?
Posted at 2021/08/18 21:19:51 | |
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躰の使い方 | 日記