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1月18日のこのブログで売却に至る顛末を報告しました。

実はその後、手放した愛車の行く末が気になり、いろいろと情報を探っていたところ、HAA神戸のオークションを経て関東の業者に渡り、先日無事、第2のオーナーのもとへと旅立った様子。

中古車流通業界の生々しい話になってしまいますが、皆さん興味のあるところだと思いますので、思い切って報告することに致します。

朝から強い雨が降る1月14日。
5年間連れ添った愛車と別れるこの悲しみに、天も涙を流してくれるのか、と感傷に浸りつつ、最後にじっと佇んで愛車の姿を目に焼き付け、車買取業者の店舗を後にしました。

早ければ、その週のうちに業者オークションに出品するのではないかと考え、水曜日のJAA葛西や木曜日のUSS東京など、全国の出品車両を確認しましたが、それらしき車は無い。

わざわざ経費をかけて関東に出品するとは思えないので、本命は19日（土曜日）のHAA神戸。

奇しくも、この愛車を入手したのも、2007年11月のHAA神戸のオークション。

期待を胸にアクセスしたところ、あったあった、これは手放した我が愛車ではないか。
ナンバー見れば間違いなし。

はてさて、どんな落札価格になるのやらと注目していたら、115万5千円でストップ、落札。

私がこの業者に売却したのが110万円なので、その差額はたったの5万5千円。
さらに、出品料や落札料、運送料や事務手続きなどを差し引くと、こりゃあ買取業者は全く利益が出ませんでしたね。

やっぱり、どこへいっても100万円と言われた査定額は、正確だったと再認識。

さて、出品表の評価点を見ると、評価点が5、外装がA、内装もA。
5年落ちの中古車としては、異常なほど高い査定員の評価です。

私が5年前に、走行距離が7kmのこの未使用車を買った時の評価も5AAでしたから、内外装の劣化はほとんど認められなかったということです。

綺麗に乗ることだけは昔から自信がありますし、買ってすぐに掛けたG'ZOXガラスコートは、未だにしっかりと撥水してましたし、超極上のコンディションだとプロの査定員に診断され、これは嬉しかった。

じゃあ、元愛車を落札したのは誰だろうかが、次は気になります。

私のケースのようにオークション代行で個人が落札するのは滅多にないことなので、おそらくは中古車販売業者。

だとすると、きっと近いうちに販売が始まるに違いないと考え、中古車サイトを探していたら、見つけたんです。早くも1月23日に、関東の中古車店にしっかり掲載。

もちろんナンバーは判りませんが、内装の写真で一発にわかりました。



で、その売り出し金額は150+α万円です。

仕入のコストは、115万5千円に、消費税や落札料、陸送代などを加算すると、125万円+α。

つまり、中古車販売業者の利益は30万円ということになります。

在庫リスクや適正利潤を考えるとこんなものかと思いますが、実際には整備費用とか納車費用、さらには新品のマットなど、なんだかんだと見積もりに費用を上乗せして利益を増やしていきます。

さらに、オークションで直接買うと全く不要な自賠責保険料も、中古車店から購入すると車検残存期間分が必ず請求されますが、これも中古車店の貴重な収益源です。

おまけに、自動車取得税を余分に請求する悪質業者も相変わらずいるようですね。

程度は極上だし、この値段ならすぐに売れるのではと思っていましたが、これが一向に売れず、4月に突入。

いろいろ見ていると、白と黒はかなり引き合いが発生していますが、スパークリンググラファイトは、残念ながら人気が無いですねえ。

最終的にいくらで売れたのかはわかりませんが、先日サイトからは消えましたので、たぶん第2のオーナーが決まったことでしょう。

何方かわかりませんが、末永く可愛がっていただけることを祈り、元愛車と永久の別れと致しましょう。

E36時代と合わせ、合計10年間のBMW生活でした。