どぅりんりです(^^)/
久しぶりの分かりやすく豆知識シリーズです。
今回は「サスペンションの慣らし」という話題に触れます。「エンジンの慣らし」という話は聞いたことがあるかもしれません。
サスペンションに慣らしというものが必要なのか、お話ししていきます。
結論から言うと、サスペンションの慣らし運転は必要です。
量産されるクルマのサスペンションは、少なからず誤差が生じます。
そのため、もしもサスペンションが100%の完成度であったとしても、組み付けられた状態でのマッチングが完了するまでには、ある程度の走り込みが必要。よって、サスペンションの慣らし運転は必要なのです。
特に、純正のサスペンションや社外品のサスペンションに限らず、新品からの走り始めや組み換えが発生した際には慣らしが必要です。
この根拠は、大手メーカーの「TEIN」「ショーワ」「KYB」などが推奨しているからです。
サスペンションの慣らし運転には、減衰力調整機能がないサスペンションの場合は、500km~1000kmほどは優しい運転を心がけると良いでしょう。
歩道などの段差は優しく乗り越え、突発的な強い入力はなるべく避けるよう心がけると馴染みが良くなります。
近年、多くのクルマに装着されている減衰力調整機能付きのサスペンションの場合は、減衰力調整機能は、可変ダンパーと呼ばれることもあるサスペンションで、走行シーンに応じてサスペンションの減衰力を任意に調整することができたり、クルマのシステムと連動して自動で減衰力の調整をしてくれたりします。
減衰力調整機能が付いている純正装着サスペンションの場合、コンフォートモードなど乗り心地重視の設定で、500km~1000kmほど走行しましょう。
サスペンションがよく動くモードにしておくことで、サスペンションを構成するコイルやショックアブソーバー内部の動きがスムーズになります。
同様に運転方法としては、優しい走行で、歩道などの段差は優しく乗り越えて行くように心がけましょう。
さらに理想は慣らし運転が終わったら、アライメントの調整とサスペンション取り付け部分の増し締めをしましょう。
これは、製品の精度が高くなっているとはいえ、車体とのマッチングやサスペンションの動きなどにより、取り付け部分などが緩んでしまう可能性があるからです。
日産GT-Rなどは例外的に慣らし運転が指定されている車種になりますが、多くの車種で慣らし運転が指定されることはありません。
しかし、サスペンションの大手メーカーが、そのノウハウから推奨しているのですから間違いはありません。
エンジンにせよサスペンションにせよ、「慣らし」を行うことに賛否両論ありますが、愛車を大切にしたい気持ちがあればどちらが最適か判断できるかもしれません。
Posted at 2021/11/08 17:50:02 | |
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