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2019年12月30日

トヨタでも売ることが難しかったクルマ「ヴェロッサ」

トヨタでも売ることが難しかったクルマ「ヴェロッサ」 【販売帝国トヨタでも失敗!!】トヨタでも売ることが難しかったクルマ 5選
11/23(土) 7:06配信

 現在、全国約6000店舗におよぶディーラーを持つトヨタ。「販売のトヨタ」とまで言われ、販売力は他社を圧倒している。他社であれば、あまり人気がなく販売台数が見込めない車種でも、それなりに数を売ってしまうと評されている。

 そんな強力な販売力を誇るトヨタをもってしても、過去には売れなかった残念なモデルがあった。今回は、そんなディーラーマンが売り方に困った5台にスポットを当てて、その残念さを解説していきたい。

文/片岡英明
写真/TOYOTA

■ヴェロッサ(販売期間:2001~2004年)

 バブルが弾け、大きいことはいいことだ、の時代は終わった。が、ラグジュアリー装備を満載した、立派なアッパーミドルサルーンで育っていった人たちは、コストをケチったFFのセダンは毛嫌いしている。

 そこでトヨタが開発に乗り出したのは、マークIIのメカニズムを用いた小さな高級車だ。1998年、第1弾として「プログレ」を送り出した。これに続き2001年6月には「ブレビス」を発売している。

 プログレとブレビスは、ダンナ仕様のゴージャスなセダンだった。スポーティさは薄い。刺激的な走りを求めるならアルテッツァになるが、上質ムードは希薄。そこで走りの楽しさにこだわるFR党に向けて、上質なスポーツセダンを発信する。それがチェイサーの事実上の後継モデル、ヴェロッサだ。登場したのはブレビスより1カ月遅い7月である。

 開発テーマは「人の情感に訴える」クルマだから、デザインには強いこだわりを見せた。フロントマスクは個性的だし、インテリアもスポーティさがわかりやすいデザインだ。

 パワーユニットは、マークIIと同じ2Lと2.5Lの直列6気筒DOHCエンジンを用意している。2.5Lエンジンにはパワフルなターボ搭載車も設定した。また、限定仕様のスペチアーレVR25が積むのは、ヤマハチューンのターボエンジンだ。

 トヨタの意気込みが感じられるプレミアムスポーツセダンで、マークIIよりスポーティな味わいが強い。痛快な加速を見せたし、ハンドリングも正確だった。

 だが、目論見通りに売れたワケではない。2Lエンジン搭載車ばかりが売れたのである。3兄弟のなかではもっとも販売台数は低調で、4桁に届かない。ほかの兄弟は2007年まで販売が続けられた。が、ヴェロッサだけは2004年春に販売を打ち切った。わずか2年8カ月と短命だった。

 ちょっとしたボダンの掛け違いが、明暗を分けたのである。販売終了後はドリフトマシンとして珍重されたのだが……。

最終更新:11/23(土) 7:06
ベストカーWeb


トヨタ・ヴェロッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヴェロッサ(VEROSSA)は、トヨタ自動車が生産・販売していたセダン型の乗用車。

トヨタ・ヴェロッサ
GX11#/JZX110型
販売期間 2001年7月 - 2004年3月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 1JZ-GTE型 2.5L 直6 280PS
1JZ-FSE型 2.5L 直6 200PS
1G-FE型 2.0L 直6 160PS
駆動方式 FR/4WD
変速機 4速AT/5速AT/5速MT
サスペンション ダブルウィッシュボーン
全長 4,705mm
全幅 1,760mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,380kg - 1,530kg
姉妹車 トヨタ・マークII
先代 6代目トヨタ・チェイサー[1]
5代目トヨタ・クレスタ[1]
後継 ビスタ店のネッツ店統合によりマークIIに統合

1 概要
ボディは4ドアセダンのみ。マークIIの姉妹車であり[注 1]、チェイサー/クレスタの後継車種として登場した[注 2]。ビスタ店(沖縄県では沖縄トヨタの扱い)系列で販売した[4]。

クレスタと同じ「高級パーソナルセダン」だが、車のキャラクターは全く別物となっている。チェイサー・クレスタ時代の保守的なデザインから一転し、キャッチコピーとして「感性駆動~emotional tune」を掲げ、華と情感に満ち溢れたイタリアンスタイルのデザインを採用した。

エンジンはマークIIと同様のラインナップであったが、エキゾースト系に専用チューンが施されたため、独特のエキゾーストノートを発生していた。また、限定仕様車「ヴェロッサ スペチアーレ」のVR25グレードはヤマハがチューニングを施したターボエンジンを搭載していた。

2003年にはマイナーチェンジを実施し、フロントグリルの意匠などが変更された。また、明る目の内装色をもつ特別仕様車「エクシード」(クレスタのサブネームを復活)を発売するなど、販売に梃子入れがなされたが、欧州風のクセの強い外観があまり受け入れられず、発売開始から3年も経たずして(正確には2年8か月)ビスタ店とネッツ店の統合する直前に販売終了となった。総生産台数は約24,000台。販売終了後は110系マークⅡと同じプラットフォームを持つことから、ドリフトのベース車として盛んに使用されることとなった。

2 初代 X110型(2001年-2004年)
2001年7月 - チェイサー/クレスタの後継車として発売。[注 3]
2002年4月 - 特別仕様車「20"セレチオーネV"」、「20"Lエディション"」/「20Four"Lエディション"」を発売。前者には専用色としてスーパーレッドが設定される(他、2色の設定あり)。
2003年1月 - 一部改良。同時に、特別仕様車「20"エクシード"」、「25"エクシード"」、「20Four"エクシード"」を発売。
2004年4月1日 - ビスタ店のネッツ店への統合に伴い、同年3月31日をもって販売を終了。直接後継車に相当する車種はないが、ネッツ店でのFRセダンとしてはアルテッツァがある。

3 車名の由来
イタリア語の「Vero(真実)」と「Rosso(赤)」からの造語[注 4]。

4 脚注
4.1 注
[注 1]^ 車両型式はJZX110・GX110・GX115であり、マークIIと共通[2]。
[注 2]^ 『解説』より[3]。
[注 3]^ 『解説』より[3]。
[注 4]^ 『車名の由来』より[3]。

4.2 出典
[1]^ 車両型式はJZX110・GX110・GX115であり、マークIIと共通[2]。
[2]^ 『解説』より[3]。
[3]^ 『解説』より[3]。
[4]^ 『車名の由来』より[3]。

5 参考文献
“未来へつながる軌跡 (pdf)”. トヨタ自動車75年史. トヨタ自動車. 2018年5月6日閲覧。
“ヴェロッサ”. トヨタ自動車75年史. トヨタ自動車. 2018年5月6日閲覧。
“トヨタ、新型車「ヴェロッサ」を発売 (pdf)”. トヨタ自動車75年史. トヨタ自動車 (2001年7月6日). 2018年5月6日閲覧。
“カローラなど 22車種のリコール”. toyota.jp. トヨタ自動車 (2015年). 2018年5月6日閲覧

6 関連項目
トヨタ・マークII
トヨタ・チェイサー
トヨタ・クレスタ
トヨタ・マークX

最終更新 2019年8月25日 (日) 13:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。


トヨタ・マークII
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マークII(MARK II)は、トヨタ自動車が1968年(昭和43年)から2004年(平成16年)まで製造・販売していた高級乗用車(Dセグメント)である。

1 概要
1968年に、クラウンとコロナの中間に位置する車種として登場する。モデルチェンジごとにボディーの大型化と高級化が進み、1980年代後半には姉妹車のチェイサー、クレスタとともに、「マークII三兄弟」を形成し、当時の高級車(ハイソカー)ブームの中心的存在として高い人気を集めた。また信頼性や耐久性の高さから、タクシー、ハイヤー、教習車、社用車やパトロールカーといった業務用車両や特殊車両としても使用された。2004年11月からは後継モデルがマークXとして系統を継承していた(2019年12月生産終了)。手頃なボディサイズのFR車であること、特に4代目以降のモデルはハイパワーエンジンを搭載するため、チューニングやドリフトのベースとして人気がある。

2 歴史
 2.9 9代目 X110型(2000年 - 2004年)

トヨタ・マークII(9代目)
GX11#/JZX11#型
販売期間 2000年10月 - 2004年11月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 1JZ-GE型 2.5L 直6
1JZ-FSE型 2.5L 直6
1JZ-GTE型 2.5L 直6 ターボ
1G-FE型 2.0L 直6
駆動方式 後輪駆動 / 四輪駆動
変速機 5速AT/4速AT/5速MT
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン
後:ダブルウイッシュボーン
全長 4,735mm
全幅 1,760mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,490kg
ブレーキ 4輪ディスク
データモデル 2.5 グランデG(後期型)
後継 トヨタ・マークX

マークIIとしての最終モデルとなったX110系は、それまでの4ドアハードトップから、クラウン(S170系)と共通シャシの4ドアセダンに移行した。姉妹車であったチェイサーとクレスタが廃止となる。その代わり、後継車のヴェロッサが登場。歴代で最も背の高いボディ、厚みのあるヘッドライト、テールライトが歴代の横長型から一転して縦長になるなどにより歴代で最もボリュームあるデザインといえる。室内が広くなった事が高評価される一方で、販売台数は100系以前ほどの成功を収めることはなかった。グレード名には全車「グランデ」が付けられ、旧グランデ系は、上からターボ搭載の「2.5グランデG-tb」「2.5グランデG」「2.5グランデ」「2.0グランデ」で、3.0Lは廃止された。グランデのエンブレムはこれまでの筆記体から活字体に変更された、スポーツ系のツアラーの呼称は廃止され、「グランデiR-V」と「グランデiR-S」という呼称になった。エンジンは、1G-FE(VVT-i)・1JZ-FSE(VVT-i)・1JZ-GE(VVT-i)・1JZ-GTE(VVT-i)のラインナップである。この代から2.5Lモデルに搭載された1JZエンジンがドライブバイワイヤ化された。5速MTは2.5グランデiR-Vにのみ設定。先代のスカイフックTEMSに代わりインフィニティTEMSが採用された。テレビCMにはジョージ・クルーニーが出演。

2000年10月 - フルモデルチェンジ。
2002年10月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプ・フロントグリル・リアコンビネーションランプが変更。またスポーツ系グレードは、グランデiR-V、グランデiR-Sから単に「iR-V」「iR-S」となり、新たに1G-FE搭載の廉価グレード「iR」が追加され、2.5グランデG-tbが廃止。グランデ系とiR系となった。特別仕様車として「レガリア」「35thアニバーサリー」「リミテッド」が登場した。
2004年10月[11] ー オーダーストップに伴い生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2004年11月 - 後継車「マークX」の登場にともない、販売を終了。9代目の新車登録台数の累計は18万6870台[12]マークIIは(コロナマークII名義から通算して)36年2か月の歴史に幕を閉じた。ただし、ワゴンのブリットは2007年まで継続生産・販売された。その「マークX」も2019年12月をもって生産を終了しており、通算して51年の歴史に幕を閉じる事となった。

3 ステーションワゴンモデル
3.1 マークIIクオリス(1997年 - 2002年)
3.2 マークIIブリット(2002年 - 2007年)

4 車名の由来
当時の小型セダン“コロナ”をよりスポーティに高級化した車 という開発コンセプトにより、端的にはその二次的車種という意味で“マークII”と命名、上級車志向のコロナオーナーを意識し、ジャガーMk-IIなどの英国車のモデルチェンジやグレード変更によく使われる方法からこの車名が採用された[13]。後にコロナの持つファミリーカーのイメージを払拭し、コロナから独立した車種となる。高級車としてのイメージを確立。

エンブレムはコロナと同一的コンセプト(中心から光を放つ)の意匠で、最終型まで世代ごとに デザインの変更を重ねながら用いられた。

5 取扱ディーラー
・原則トヨペット店の取扱であったが、東京地区では東京トヨタとの併売、大阪地区では大阪トヨタ(現在は名称変更で大阪トヨペット)が取扱っていた。
・X80系セダンの教習車仕様は、ハードトップのX90系へのモデルチェンジ後、教習車仕様が廃止されたチェイサー・クレスタの代替として、オート店・ビスタ店でも併売されていた

6 脚注
6.2 出典
[11]^ カーセンサーより。
[12]^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第98号11ページより。
[13]^ トヨタ博物館 マークII RT62型

7 姉妹車
トヨタ・チェイサー
トヨタ・クレスタ
トヨタ・ヴェロッサ - チェイサー・クレスタ後継車
トヨタ・クレシーダ - 輸出仕様車

8 後継車
トヨタ・マークX
トヨタ・マークIIクオリス
トヨタ・カルディナバン
トヨタ・コンフォート

9 関連項目
トヨタ・マークIIブリット-クオリスの後継車
トヨタ・クラウンコンフォート
トヨタ・コロナ-4代目までの派生元
トヨタ・クラウン-プラットフォームを共有
トヨタ・1600GT-先代車
ハイソカー
トヨタ・M型エンジン
トヨタ・G型エンジン (2代目)
ヤマハ発動機
トヨタ自動車
日産・ローレル - 競合車種

10 参考文献
・『トヨタのデザインとともに』森本眞佐男 著 山海堂 ISBN 4-381-07510-2 第6章 デザイン課からデザイン部へ P140 マークII誕生のいきさつ
・『トヨタの製品開発』安達瑛二 著 白桃書房 ISBN 978-4-561-52089-4 元トヨタ自動車の開発主査がトヨタ自動車の製品開発システムを紹介した本。開発に関与したマークⅡの三代目と四代目について開発内部の事情が詳細に記されている。

最終更新 2019年12月25日 (水) 13:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。


≪くだめぎ?≫
 チェイサー・クレスタの後継車種としての「ヴェロッサ」だが、事実上のチェイサーの後継モデルである。ビスタ店のネッツ店統合時は短期間ではあるが、「アルテッツァ」(レクサスIS)に統合されたカタチ。日本レクサス導入時の「IS」はチェイサーに合わせるかの様に拡大化された。
 「ヴェロッサ」が「マークII」に統合されたが、その後継車種「マークX」が "Final Edition"でこの12月で生産終了が時代を感じる。
ブログ一覧 | 車全般 | クルマ
Posted at 2019/12/30 16:14:11

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