心が洗われるような気がした

午前中、クライアント先である団地に出向いたんですよ。で、ちょっと時間があるので、敷地内通路に愛車を停め書類のチェックを。すると、停車中の愛車の斜め前方に幼児用と思われる可愛いピンクの水筒が転がっている。私、きっと若いお母さんが保育園へ送る際、急いでいて落としたんだろうと思った。けど、そのまま見て見ぬふりをしてしまい愛車の中で書類に目を通していたわけ。すると、上階から降りて来たと思われる75歳前後のご老人。水筒を画像のようにしっかりここに掛けたんですよ。

このご老人、健康そうに見えるものの、そこはご高齢。足腰が痛そうで歩行もゆっくり。なのでしゃがんで落ちている水筒を拾うのにも一苦労。でもですよ、辛そうな顔をしながらも転がっている水筒をここにこうして掛けたのです。おそらく落とし主が見やすいように、また、踏まれて汚れたりしないようにしてあげたのでしょう。

これを見て、日本人、それも高度成長期に我が国を支えてくれたご高齢の方々。捨てたもんじゃないな～とちょっと感慨深いものがあると同時に、見て見ぬふりをして拾うことのできなかった私自身、ちょっと、いや、かなり恥ずかしいなと思ったり。
今回のご老人のように、自身の身体が辛くとも、誰かが困ると思ったら行動に出る心のレスポンス。これを忘れてはならない。
それを教えてもらったことに感謝すると共に、心から反省した月曜の午前でした。