風とのブログ一覧

今週末はCLS450の1年点検でした。
代車はCLA180、そして合わせて台風並みの大雨の中、S560（AMG　Line プラス）およびA200d（AMG Line)の街中試乗をしてきました。例によってそれぞれ簡単に印象などを。





CLA180 Shooting Brake
・セカンドカー先代Aクラスの兄弟車
・乗り心地は当然のごとく基本は先代Aクラスだが、幾分凹凸へのあたりがマイルドに感じた。
・全体的な乗り味の落ち着きも若干先代Aクラスより上のように感じたが、内装が全く同じこともあり乗り換えているのをすっかり忘れてしまうことも（笑）

S560 ４MATIC (AMG Line プラス)
・走り出して、滑らかさ＆乗り心地の良さ、これぞSクラス!!とやっぱり感動
・路面状態の悪いところも走ったが20インチタイヤを履いているとは思えないほど直接的な突き上げが無い。
・前期モデルはコンフォートモードで若干フワフワ感があったように記憶しているが後期モデルのコンフォートモードはセッティングが絶妙でフラット感も素晴らしい。




A200d
・新型Aクラスのディーゼルバージョン
・予想以上によかったのがこれ。
・エンジンのディーゼル特有のガラガラ感は4気筒ディーゼルにしては見事に軽減されている
・何より低速トルクが豊かで、前回試乗したA180よりパワフルに感じる。
・乗り味の印象は前回の試乗通り軽快で、軽めではあるが雑味の無い滑らかなハンドリングは先代をやはりかなり上回っている。
・乗り心地は確かに硬めではあるが突き上げは気になる程ではない、リアがトーションビームバージョンとは言え前回の印象通り乗り心地面も先代からブラッシュアップされている。



まとめ
今回試乗した3車種すべて好印象でした。特にSクラスはやっぱり王道、これ以上何を求めるものがある？と思わせる完璧なコンフォート性、A200dは燃費のことも考えると新型Aクラスの中では実はこれが本命では？と思えるほどの出来でした。最近のディーゼルエンジンは本当にフィーリング面も良くなりました。しかしいろんな車に乗れる機会が出来てたまには点検もいいものですね（笑）

さてCLS、初期に2-3トラブルはありましたが、最近は皆無。1年でまだ5000㎞を超えたところですが、ますます乗り味が良くなってきたように感じています。今回、S560→A200d→CLS450と順番に乗り換えて帰路についたわけですが、直前に結構長い時間A200dに乗っていたこともあってか、CLSに乗り換えると滑らかさや乗り心地、質感はSクラスにさほど負けて無いのでは？と思ってしまうほどでした（笑）。

先週末、相方の運転で初めてCLSの後席に長時間乗りましたのでその感想などを。

正直なところ、運転席、助手席の優れたコンフォート性からすれば一段階落ちる印象でした。前席での当たりに対するしなやかなさが減じ、割と後輪からのショックが入ってきます。当然それでもまったく不快ではないレベルなのですが明らかに前席からは落ちるのが感じられます。

ロードノイズも前席には及びません。あとコンフォートモード、エコモードでは前席以上に高速道路の凹凸通過後のフワフワ感を感じ、後席に乗る人のことを考えれば高速道路ではサスはスポーツ、スポーツ+にした方が酔いにくいでしょう。スポーツ+では完璧にフワ感が抑えられます。Iモードでエンジンはエコかコンフォート、サスはスポーツかスポーツ+に設定し高速道路では切り替えると良いと思います。　BMWやAudiは確か状況に応じてモードを切り替えてくれるオートモードがあったように思いますがメルセデスも是非欲しいところですね。

実はこの前席と後席の乗り心地の差は以前に現行Sクラスがデビューした時の後席試乗、前席試乗でも感じたことでもありました(後席試乗,前席試乗)。CLSのサイドビューを見て分かる通り、前席は前輪後輪車軸のほぼ中央に位置するのに対して後席は後輪の直上近く、乗り心地の差が出るのは当然の事なのでしょうね。またこれらの車種は後輪が前輪より低扁平率の大きいタイヤであることも少なからず影響しているのかも知れません。純粋な乗り心地という意味では実は後席より助手席の方がショーファードリブンの特等席と言えるのでは無いでしょうか。


なお、Aクラスのように前席でも比較的硬めの乗り心地の車、前輪と前席の位置が近いFF車の方が前席と後席の差が感じにくいように思います。前席が快適な車であればあるほど差を感じやすいのでしょうね。