23日の岐阜基地航空祭には行きませんでした。天候は申し分ない日でしたよね。行けばいい写真が撮れたのかもしれませんが、早くからブルーインパルスが来ないことがアナウンスされ、目新しい機体の展示も期待できず、行く気になれませんでした。予定外だったのは、新しい輸送機のC-2の展示飛行が試みられたことでしょうか。でも何らかのトラブルがあったようで地上滑走のみで終わったようです。ま、結果的に行かなくても正解だったと。
で、その代わりと言う訳でもありませんが、90年代の岐阜基地航空祭を振り返ってみたいと思います。思えば90年代はいい時代でした・・・。毎回、必ずと言っていいくらい米軍機が来てました。ですから自衛隊機に目新しい変化がなくてもそちらで楽しめました。
95年から私もパソコンは持っていましたが、まだネットに繋ぐような時代でもなく、今ならネットで簡単に拾える航空祭の情報も口コミか雑誌に頼るしかありません。ですから、どんな機体が来るかは現地に行ってみないと分からないこともあって、毎回楽しみでした。
その頃も一眼レフカメラは持ってはいましたが、当然のことですが銀塩フィルムカメラ。今回はその頃の写真をスキャンして載せてます。
まずは、タイトル画像のF-14。D型ですね。米海軍のF-14は2006年に全機退役しましたが、その最終型がD型。可変翼機のF-14は、アニメの超時空要塞マクロスなどにも影響を与えた機体ですが、実は結構古い機種で、ベトナム戦争の参戦記録があるくらいです。でもこの地方では実機を見た人は少ないんじゃないかな? 今、フライアブルなF-14を見ようと思ったらイランに行くしかありませんが。
この時のF-14の機首のIR(赤外線)センサーには「闘魂」の文字。Fighting Spirit の直訳でしょうか?
機関砲のガス抜きスリットもD型の特徴。
マニアの方用に主脚部のアップ。
駐機時に排気ノズルの形状が左右で違うことがよくあると知ってはいましたが、この時もそうでしたね。
地上の染みはオイル漏れでしょうか?
実はここまでの写真は90年代の撮影であることは間違いありませんが、正確な年は分かりません。でもこれは写真に日付が焼きこまれてるので、96年11月16日であることがはっきりと分かります。
上のもこれも空母インディペンデンスの艦載機です。
3枚の写真を合成してみました。
お次は海兵隊のF/A-18。Fは戦闘機、Aは攻撃機。F/Aは戦闘攻撃機ってことです。現在のF/A-18の主力スーパーホーネット(略してスパホ)と呼ばれるはD型かE型。この写真のころはまだそれらの登場前で、レガシーホーネット(略してレガホ)と呼ばれるC型です。
2枚の写真を合成してくっつけました。
この頃からかつての米海軍のカラフルな塗装は鳴りを潜め、ロービジ(ロービジリティーの略)塗装に統一されて、つまらなく、そして薄汚くなって行きます。でもこの機体の垂直尾翼はややカラフル。これはおそらく、CAG機(Commander Air Group:司令指定機)だからでしょうか?
マニアの方用に、主脚部と爆弾ラックのアップ。
この年はF-14が1機とF/A-18が2機も来たんですね。もうこんなことはないのかな?
これも何年のことか分かりませんが、EA-6 プラウアーが来たこともありました。電子作戦機で4人乗りです。
ピンボケですが、米空軍のF-16。おそらく三沢基地からの飛来だったと思います。
最後にオマケ。あえて小さいサイズで。
ブルーインパルスのT-4の前で長女を抱く女房。1歳の頃ですから93年か。この長女がいまや・・・・。
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2014/11/29 23:58:39