2011年11月30日
スイフトスポーツのスロットルコントロール
私自身の運転技量はヘタレです。だからその程度の人間が思った事、という解釈をしてください。しかも基本ただの営業職ですからね。
スイフトスポーツの納車先で「スロコン」を付けようかと思ってるけどどう思いますか?
と聞かれました。
そんな話、単なる一営業に聞かないでくださいよ、って思いつつ。とりあえず今の電子スロットルに馴れるのが先じゃあないの?って話だけはしておきました。
ちょろちょろっとネットで見てみると、スロットルコントロールで「電子制御スロットルの反応遅れを云々する」とか、「結構良くなった」なんてことが書かれている反面「壊れた」とか「壊れやすい」などという書き込みもあるようです。
個人的にはそんな事に全く興味がないので「へー」というだけなんですが。
基本的にスイフトスポーツに対しての私の解釈は「1060kgのボディに1600ccの4発エンジンを横置きに積んでいるFFの車」と思っている、という事が出発点です。言っちゃあ悪いですが、だから基本的にはサクシードバンと基本構成は同じだな、と。
で、普段のサクシードの印象は?と聞かれれば「結構きびきび走る」になるんですよねえ。しかもATで。
という事は+100ccの余裕をもち、わりと上まで良く回るエンジンを搭載している車のアクセル反応が鈍いと言われたところで、そこまで気にする所なの?と。
もともと電子制御スロットル搭載車という事は、その前後に何がしかのデバイスを噛ませた所で、後付のパーツとの協調制御でなければ全く意味を成さないでしょう?って思ってます。どうせ補正されちゃうでしょう、と。だったらもともとの車載コンピューターのプログラムの中身に目を向けざるを得ない。
それ以前のそもそも論として。
スロットル操作に対する反応が遅いと言われるのですが。人間の反応速度ってそんなに速かったっけ?というか、CPUの演算速度ってそんなに遅くないだろう?とか。それって漫画の読みすぎというか何というか、機械のせいにしすぎというか。何かの装置を付けた所で基本は変わらないわけですから、そのおかげで激変するなんて事あんまりないよなあ、とか。
となれば、そういう「機械に対する最適操作が出来ていない理由を機械の所為にしてる」だけとも言えるんじゃあないの?とか。まあ、ここまではっきりとオーナーさんには言ってませんけど。
でまあ、そういうことを遠まわしに言ってみると「普段の軽トラックの方がアクセルの反応がいい」ときたもんです。
アクティトラックもそうですし私のサクシードバンもそうですが、やはり貨物車ですから、一番トルクのおいしい所をどこに設定するか?と聞かれれば。
そりゃあ、荷物を載せている時を標準状態としてあらかじめ想定しますよね?アクティトラックの最大積載量は350kgです。サクシードバンは450kg。
となると。
普通に考えて、それでも半分くらいは常に載っているくらいの設計はするはずだと想像します。つまりアクティトラックで175kg。サクシードバンなら225kg。
でも私も、この方も、いつもはほぼ空荷の状態です。つまりデッドウエイトが全くない状態。常にドーピングが効いているといってもいいかもしれません。
しかもアクティトラックならばエンジンの回り方も軽いですから、更に反応は良くなるでしょう。
じゃあ、スイフトスポーツ。一応乗車定員は5人となっていますが、ニュートラル状態を中間地点として前2人の後ろ1人でセッティングするかな?と考えると、おそらくそれはないと思うんですよね。スイスポだけに。想定したとしても、精々が前2人ってとこじゃあないですか?
おそらくアクセルの立ち上がりにしてもそうですし、ギア比だってそれに合わせてあるんじゃあないの?と。
そういう事を考えると、アクセルの反応遅れは果たして電子スロットルだけの所為にしてもいいものなのだろうか?と思っています。
何だかんだ言っても所詮1.6のNAですからトルクにそれほどの期待は持てません。車体が軽いのは良いにしても、エンジンがトルクマシーンと言えるほどのスペックではありませんからね。その分あらかじめ余分に踏み込むなり、早めに踏んでおくなり、回転が落ち込まないような運転を心がけるとか。
つまりは補正デバイスに頼る事を考えるよりも、操作を機械に合わせてアジャストするほうが手っ取り早いのではないか?と素人としては考えてしまうわけです。
「所詮一般道がほとんど」と、その方も口にしていました。
コーナー毎の毎回の補正操作を延々と加え続ける事を思えば、その分の労力を他の事にまわしたほうがラップタイム短縮には貢献できるでしょう。
つまりレースの場であれば、そうした補正操作をあらかじめデバイスなりで補っておくのも良いでしょうけど、相手が一般道の量産機械となれば、果たしてそこまで追い込む意味がどこまであるかとか、それをしたところでどれだけ売価に反映できるの?という話とかさ。
もちろん言い訳は幾らでも用意できます。曰く「一般車はヘタに合わせて作ってある」とか。それも無いとは言い切るつもりはありませんが、ピーキー過ぎるのも扱い難いですからねえ。
でも何だかそれって「量産型のGMは大量生産型であるが故に安物で弱い。でもガンダムは試作機で一品物だから、高価ではあるけど強い。」ていう思い込みと非常に似ているような気がします。
「だから高価で高性能なコイツを付ければ世界が変わりますよ」みたいな。
量産品で、部品価格数千円の安物と違ってコイツは何万もしますけど、その分効果は絶大です。
ってね。ホントかよ?
真面目に考えれば、絶対トルクは1600ccのそれでしかないわけですからマップを見直してトルクゾーンを見直すとか。ホイールも16インチなどという馬鹿げた大きさじゃあなくってブレーキローターの径に合わせて15(14?)インチの超軽量ホイールにするとか。それよりも、さっさと排気量を上げる事を考えた方がいいよ、って気もするんですけどね。
それより何よりヘタに手を加えていく事を考えるのなら、程度1年落ち未満の極上車をゴミにせんでも、もっと安い、捨ててもいいような車でやってくれ、と声を大にして言いたいところです。
いやマジで。
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Posted at
2011/11/30 16:22:07
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