※タイトル画像は5月29日の写真
トラちゃんが入院(6/6)し、色んな事考えた。
情は移りつつあった。
我が家に来て幸せじゃろうかとか
ストレスでなったんじゃろかとか。
まだまだ信頼関係は築けていなかった。
当日はいつもより遅くに寝て
翌朝は、いつもよりダラダラして起きた。
友人Iからラインが来た。
「寝れた?」
「うん、寝るの遅かったけど。」
今回、娘と色んな事話した。
誤飲の可能性が無いなら、井戸水が問題じゃないかとか。
で、セカンドオピニオンによると
「人間と違って猫は少々の事は大丈夫だから、それはない。」
娘だったら病院へは連れて行ってないと思う。
それを責める気もない。
お金の話なんじゃけど、現在病院代は折半してる。
だけど、今回の事が続くようなら無理だって。
それも理解できる。
ワタシの財力は他所様と比べるとかなり低い。
してやりたくても無理な状況もある。
結局、お金かぁと情けなくなる。
この日は食欲もなく、でも食べんといけんとラーメン。
病院が休みで連絡も出来ず。
ネットで“猫の治療”と打つと“どこまで”と出てきた。
皆、考える事は一緒じゃね。
徹底して治療を続ける人
苦しい思いを続けさせるより家でいつもの生活を選ぶ人。
でも、今回は急性腎不全で、前回は正常値になってて。
ここはしっかり治療して貰おう。
で、治療費は娘に負担させないと決めた。
思ったよりも疲れてたみたいで
二回に分けてお昼寝。(^-^;
で、夕方も少しだけ草むしりした。
涙が勝手に出てきた。
自分でビックリした。
だって、ここまで情が移ってるって思って無かったから。;
昼寝の部屋で昼寝して、ソファーに寝転がってる時
お天気良いとトラちゃんが仏間のタンスの上で寛いでる姿を見るのが好きで
まったりとしてるのを見てると、こっちまで幸せな気分になって。
でも、今日はいない。
それを思いだしたら涙がぽろぽろ出てきて。
夜、友人から電話が。
「どんな?トラちゃん。」
「今日は病院休みで連絡してない。
連絡無かったから急変と言うのは無いと思う。」
「あ、そーじゃったね、ごめん。」
「なんかねぇ、色々考えた。」
と、昨日から今日まで想った事を言ってみた。
「そりゃー財力あれば悩みもせんとなんぼでも出来るよ。」
でも、私等はそうじゃないけーね。
どっちを選んでも私はあんたの結論を支持するよ。」
で、泣いた事も告白した。
「えーーーー!!!ビックリ!
あんた、やまさん一筋じゃったじゃん!」
「わしも自分でびっくりしたよ。
ここまで情が移ってるとは思わなんだよ。
だってね、昨日は腹括ったつもりじゃったんよ。」
「わはは!(笑)腹はね、口では括った言うても無理。
そーやって皆、悩むんよ。
私ねぇ、母親と父親を亡くした時
自分の腕や足をもがれたような感じでね、
いつかは別れが来るんなら、人とは深く付き合わず
距離をとって付き合おうって決めたんよ。
でもね、こうやって気になって電話してね
深く付き合っちゃうんよ。」
「わはは!(笑)ありがと!」
「あんたさー、ウチの父親が無くなった後で会った時
黙って抱きしめてくれたでしょ?
覚えとる?」
「うん。」
「あん時、スッゴク嬉しくってね。
で、あんたには甘えられると思ったんよ。
じゃけー、弱みも見せよるでしょ?
で、それからず~っと甘えよる。」
「わはは!(笑)
わし、今回思ったんよ。
やまさんの時、この子は絶対に幸せにするって。」
「うん、言いよったね。」
「でね、トラちゃんも縁があって我が家に来て
いつもの風景になって。
それが無くなるとこんなに堪えるんよね。
守る対象があると強くもなるし弱くもなるね。」
「それが愛ってもんよ。
私はあんたの事愛しとる。
でも私の愛は無償じゃないけー、愛で返してね♪」
「わはは!(笑)了解!」
6月8日水曜日
朝、友人からライン。
“トラちゃんに思う、貴女を考えれば
親想う我を思いだした。
とーさんに会いたいよー。“
“ちゃんと寝たよ。
なおちゃんの親想う気持ちは凄いと思う。
わしはそこまで想わんかった。(^-^;“
“トラちゃん想っとるじゃん!一緒、仲間^^”
あんた、お母さんの時こんなに泣いたっけ?“
“いんえの。;
トラちゃんは喋れんけーね。
母はよー喋りよった。”
“笑った。”
実は、前日の夜にワタシと電話した後、お父さんの事思い出し
ワタシの今の状況がオーバーラップしたらしい。
その夜、ひっさしぶりにお父さんの夢を見たって。
朝、目覚めて“あ、久し振りに夢見たなぁ”って思っただけで
でも、通勤途中で泣いたって。
ワタシも何十年振りかで父が夢に出た時
布団の上でボロボロ涙が出た事があり
でも、哀しいとかいうのではなく
懐かしい想いで、ココロが暖かくなったんよね。
仕事終わりに病院へ。
ゲージの中のトラちゃんは、寝たまんま。
でも、声をかけると喉をゴロゴロ鳴らしてくれる。
右手には点滴の管。
エリザベスカラーも装着。
ショウガナイけどゲージは狭く
トラちゃんで半分、残りに小さなトイレと
水やご飯の器って感じ。
40分くらい居たかな?
ずっと声かけして、
「また明日来るね。」と立ち上がると
すくっとお座り体勢になり
“置いて帰るの?”と目で訴えてくる。;
「捨てたワケじゃないんよ。;
ご病気じゃけー治そ?」
血液検査の結果は変わらず。
帰りのクルマの中では涙がぽろぽろ零れてくる。
家に帰り友人に電話。
「トラちゃん変わらずじゃった。」
「えーーーー!良くなると思ってたのに!」
「うん、わしも。
今日から二種類薬を試してるって。」
「泣いたんじゃろ?」
「・・・・・うん。」
「あんたー今日のラインで
“自分がしっかりせんといけんけー
もう泣かん“って書いたじゃん。」
「勝手に涙がこぼれるんよ。;」
「いい?しっかり食べてしっかり寝て。
あんたが倒れたらいけんのんじゃけーね。」
「うん、解っとる。」
友人はご両親をしっかりと看て見送った。
周りの誰もが“私には絶対にそこまで出来ん。”と口を揃えていうくらい。
だから、今のワタシの気持ちは手に取るように理解してくれる。
「人間も動物も一緒。
いつかは皆死ぬんよ。
私もあんたも。
ここまで悩むのはトラちゃんの事、愛してるから。
いいよね、愛する対象があるって。^^
私なんてもう無いよ。
有難いと思いんちゃい。
私はご飯も食べれて眠れて。
でも、トラちゃんの事心配しとる。
でもね、あんたの事が一番心配。」
・・・・・有難くて泣く。(^-^;
「ありがと。」
6月9日(木)
仕事帰りに病院へ。
「昨日と変わらずです。」と先生が言われた。
今日案内してくださった看護師さんは
椅子を持ってきてくださり
「ゲージ開けて良いですからね。^^」
えーーーーー!
昨日の看護師さんは部屋に案内すると
そのまま出ていきんさった。;
今日の看護師さんは良く話しかけてくださる感じのいい方。^^
昨日よりもグッタリしとる。;;;
何が昨日と変わらずじゃ!←ココロの叫び
扉を開けて撫でる。
喉も鳴らさない。
ずっと触り続けた。
したらね、起き上がり出ようとするんよ。;
実はこの日、厚めのハーフケットを持ってきてた。
最初の日は、キャリーバッグに敷いとったバスタオルで
こんなん、ゲージの固さが身体に直接当たって居心地悪いじゃん!
トラちゃんが少し移動した隙に
持ってきた厚手のモノを敷く。
この日もずっと話しかけ、ずっと撫でた。
トラちゃん途中から喉を少しだけ鳴らす。
「トラちゃん、ガンバロ?
かぁかの寿命を3年あげるからね?」
本を買った。
『老猫専科』
もっと早くに読んでおけば良かったと思う。
娘は多分、最初に体調を崩した時
病院へは連れて行ってなかった。
14歳まで生きて、後は天にお任せ。
その想いを否定する気も責める気もない。
「なんでこのタイミングじゃったんかね?」と娘が言った。
ワタシは答えられなかった。
その話を友人にしたら
「そりゃー、綾子ちゃんは色んな事で手一杯。
なかなかじっくりと観察する事も出来ん。
あんたじゃけー異変に気づき
居てもたってもいられなく病院へ連れて行った。
だからこのタイミングじゃない?」
気遣いの友人はワタシの事を想って言ってくれたと思う。
病院へ連れて行く事がトラちゃんの為なのか
自己満足の為なのかワカラナイ。
ずっと同居してたら、多少なりとも信頼関係が築け
トラちゃんがどんな風に思っているか理解出来たと思う。
一度は数値が改善され、急変。
だから連れて行ったけど
狭いゲージに入れられ、独りで過ごす。
これを考えると胸が痛む。
明日、数値が下がってなかったら
もう家に連れて帰ろうと思った。
6月10日(金)
朝いつものように、やまさんが起こしに来る。
最初は布団を上げたら中に入る。
いつもの腕枕。
そしたらやまさんは、ワタシの長袖Tシャツを吸い始めた。
この子は我が家に来た時から、そういう行動は見せず
あぁ、ちゃんと親の愛情を注がれたんじゃと思ってた。
最近、ワタシ自身が不安定で
キチンとやまさんに向き合えず
ちゃんと相手をしてあげられなかった事を反省した。
仕事が終わり病院へ。
この日は最初に説明があった。
「数値が少し下がりました。
まだまだ予断は許さない状況ですが。」
「あぁ、良かったです。
今日数値が下がってなかったら
家に連れて帰ろうと思ってました。
すみません。
引き続きよろしくお願いします。」
先生はギョッとした顔をされた。
これまでの先生とのやり取りで
ワタシが先生に対して従順な飼い主と思ってた節があったから。
「最初の数値はいつ死んでもおかしくない数値だったんですよね?
別のところ(セカンドオピニオン)で聴きました。」
これにも面食らったようだった。
いつもは血液検査の用紙を貰えるのに
この日は貰えなかった。
別にプレッシャーをかけるつもりもなく
あの状況からの数値の改善は
とても有難いと思ってる。
友人へ電話。
「数値が少し下がってた。」
「良かったねー!祈りが通じたね。」
「でね、色々考えてた。
原因がワカランままじゃけー
またこうなるかもしれん。
その時に連れて行ってやれるかどうかとか。」
「答えは出んと思うよ。
悩むなと言っても無理じゃけー
しっかり悩みんちゃい。
でも、しっかり食べてしっかり寝る。^^」
6月11日(土)
仕事帰りに病院へ。
多少元気そうではある。
ご飯の器を口元に持って行くと3粒食べてくれた。
「トラちゃんごめんね。
色々ありがとね。」
ちゃんとゴロゴロと喉を鳴らしてくれ
スリスリもしてくれる。
6月12日(日)
日曜日なので病院はお昼まで。
昼前に抜けさせて貰う。
「数値がほぼ正常に戻りましたよ。」
涙が勝手に出る。;
今回、色んな想いがあって
お金の事も含め、先生に伝える。
「ご自宅での点滴等、今後の事は相談させて頂こうと思ってました。」
二日後の14日に退院できそうである。
すぐに娘と友人に報告。
娘の話が出てきてなかったけど
いつも連絡はしてました。
娘だったら病院へは連れていって無い事への後ろめたさ
また、娘も子供達の事で手一杯で
電話口ではすぐに自分の話に持っていく事等
ワタシ的にストレスでした。;
或る日の会話で
「ねーねー、いつも疲れた言うけど
わしが疲れてないと思う?」
つい口にした。(^-^;
「疲れてると思う。」
「あのね、Iさん ご両親を長い間看護してお別れを迎えてね
今のわしの状況が手に取るように解ってくれて
スッゴク救われたし有り難いと思う。」
わしはIの爪の垢を煎じて飲ますつもりで言うたら
「いいよねぇ、そういう友達。
私も早く見つけよ。」と。。。
それをIに言うと
「わはは!(笑)そりゃー、飲んどらんよ。(笑)
あんたら親子は面白いねぇ。
あやこちゃんはあっ君の事とか色々あって一杯一杯よ。
あんたは母親じゃけー甘えとるんよ。
しっかり甘やかせてやりんさい。」
何が正しくて何が間違っているか
多分、答えは出ないと思う。
只、今回痛感した事は
トラちゃんと意思疎通が出来て無かった事と
信頼関係が結ばれていなかった事。
6月13日(月)
仕事帰りに面会。
とても元気そう。^^
すぐにスリスリゴロゴロ。
「明日は迎えに来るけーね。
もうちょっと我慢してね。」
トラちゃんこの日も
“え?連れて帰ってくれんの?”
と言う目で見る。;;;
6月14日(火)
病院は休みじゃけど、退院なら対応してくださるとの事。
10時に到着。
したら、急病の飼い主さんがいらしてて
丁度、先生に呼ばれて説明を受けられてた。
急性膵炎らしく、入院を勧められてる。
「先生、もう歳ですし延命はしないって決めてるんです。」
ちゃんと決められてるんじゃね。
「これが癌で手術しても治らないと言うのなら勧めませんが
◎○ちゃんは急性膵炎で、点滴とお薬で90%は直りますよ。」
みかんがどうのとか色んな話をされてて
ワンコかな?
それが終わり呼ばれた。
「数値は全部下がりましたよ。」
「先生、この度は大変お世話になりました。
そして、途中で止めようと思ってすみませんでした。」
「僕の事はいいですよ。^^」
お薬を三種類貰う。
念の為に抗生剤・抗炎剤・食欲増進の塗り薬。
実は入院中、数値は下がっても食欲はイマイチだった。;
家に帰ると先ずは家中の点検。(^-^;
で、ご飯をあげたら少し食べた。
その後もチョコチョコ食い。
お水はまだ飲んでないけど、シッコ1回。
(その後、ちゃんと飲みました)
後は低い方のタンスの上でネンネ。
実はトラちゃんが帰って来た時
床に置いてたキャットハウスなんじゃが
やまさんがその上に乗ったりしてね。;
上に乗れないように
高い方のタンスの段差に使ってた棚の中に設置。
しかし、使ってくれず。;;;
結局、タンスの上に上がり易いように
段差を作りました。
数値は下がったけど病院ではあんまし食べずで
体力が落ちてます。;
夕方のお薬をあげたけど“ぺっ!”と吐き出す。;;;
仕方無いのでチュールと混ぜて。
二回に分けて食べました。
点滴をしてたのでトイレチェックの時
しっかりとシッコが出てました。
やまさんとトラちゃんのシッコは固まり方が違い区別出来ます。
ウンチもやまさんの方が大きく
トラちゃんはシカのウンチみたいにコロコロ。
6月15日(水)
今朝は目力もあり、ご飯の準備をしているとすぐに来た。^^
昨日のヨロヨロとは違い、足どりもしっかりとしてきてる。
トラちゃんのベッドの前スペースには
もうひとつ、ご飯と飲み水設置してます。
しばらくはにゃん達との生活に集中したいので
コメント欄は閉じさせてくださいませ。
で、皆様のところへ伺うのも もうちょい待ってね。
ご心配をおかけしました。m(_ _)m
Posted at 2022/06/15 06:59:59 | |
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