ロッソFのブログ一覧

昨年12月から長期入院していた
ジュリアスパイダー ベローチェが
ゴールデンウイークに戻ってきました。

試走行を先にアップしたので
今回は整備内容と初ドライブです



昨年夏頃から徐々にシフトのひっかかりが酷くなり
ついには1速に入らなかったり、2速やバックギアが抜けたり

ショップに相談、冬の間に多少ヤレ感のあったエンジン含め、
機関系をフル整備することにしました

館林のショップに向けて、自走は不安なので積載車でドナドナ




１月後半にエンジン下りたとの連絡もらって見に行きました。

空になったエンジンルーム


エンジンもバラバラ


エンジンは長年のダメージ、以前のオーバーホールが丁寧に行われて
なかったと思われる点もあり、予定通りフルオーバーホール。
オリジナルと違う形状だったヘッドをショップにあったオリジナル同型と交換

クランクシャフトはそのまま使用できそうとのことでしたが、一度研磨してあるのと
1/100ｍｍ単位の精度が気になる様子

ドナーエンジンからいいのが取れれば交換することになりました。

ミッションも（2年前は不具合対応メインだったので）フルオーバーホール


更にMSDが付いてた点火系をオリジナルに戻してもらうことにしました



次に足を運んだのは、エンジンの組み立てが始まった２月末

結局クランクシャフトに加えコンロッドもドナーエンジンから移植
手で回せるくらいの精度で組み上がっています


今でも補修部品が入手できる新品のピストン、スリーブ


入手困難なバルブはショップに在庫の純正品

排気側のバルブはこの時代から何と”ナトリウム封入”だそうです。

カムシャフトはレース用に作成された削り出しのデッドストック品を使用

あれとこれとそれと・・・、結局エンジンは通常のオーバーホールに加え、
シリンダーブロック以外は主要部品もほぼ全て交換、文字通り生まれ変わります。

この際なので、電磁ポンプも外しオリジナルの機械式燃料ポンプに交換
きちんと整備されたエンジンには不要とのことで、後付けされていた
電動ファンも撤去してもらうことに

行く度、整備箇所が増えていきます^^;



忘れかけてた4月中旬、翌週には走れるようになるとの連絡

車検が近いので車検取ってから試走行のスケジュールになりました

エンジンの初期慣らしまで行い車検取得

3度目の訪問が試走行、権現堂までの往復ドライブでした


その後、再度の油脂類交換と最終のキャブ調整等行い

最後に今回唯一の外観変更、何故か？”1600”しかついてなかったリアのエンブレムを
オリジナルと同じように装着してもらいました。

”Veloce”主張してます



納車日、4月末日の軽井沢はあいにくの雨

翌日も雨

翌々日やっと太陽が顔を出しました

早起きしてボディを拭き上げ、待ちに待ったメンテ後初のオープンドライブ

馴らし兼ねて浅間サンラインを行ったり来たり

道の駅で一休み


昼過ぎには日差しが暑いくらいに、朝は気温6度で震えてたのが嘘のよう


ジェラート屋さんでも一休み


オープンで走るからか、試走行時にも増して調子いい♬

3～5速使い分け、きれいな景色見ながら快適なクルージング


馴らしのリミット4000rpmまででも充分気持ちよく走ります
高地だと特に不足していた低回転トルクもまったく問題なくなりました

5速2000回転からでも加速するフレキシブルなエンジン、吸い込まれるようなシフト
多分これがポルシェシンクロ本来のシフトフィール

悩んだけど思い切ってフル整備してよかった


未だあれが欲しいこれもいいと車探ししてますが、案外最後まで乗り続けるのは
旧車の知識ないのに衝動買いした、このジュリア スパイダー ベローチェ
なのかな？！

まずは早く馴らしを終わらせないと

次に乗れるのは多分再来週、”浅間サンデーミーティング”行けるといいな(^^)v
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いただいた整備記録の写真・・・

ピストンの重量合わせ完璧です